これは一体なんだ!
一瞬、宇宙空間に打ち上げる最新スペースシャトルの内部ではないか‥と思わせるようなメカニカルな光景。
しかし、これは間違いなく階段。上方の光に照らされて、階段の螺旋部分が回転している形だ。 ここは阪急梅田駅から10分ほど東に歩いた場所にある15階建てのテナントビルにある螺旋階段。
横に目を移すと、手すりが見事な曲線を描く。
その一段一段がゆったりとアールを形成して行く。
フラッシュを使って見ると、手すりの曲線がはっきりと認識できる。
でもやっぱりノーフラッシュの方がこの階段の奥深さを一層強く受け止めることが出来るように思う。
上の階から見下ろすと、人の像が黒い塊となって見える。
これは佐藤忠良作の彫像「マント」。元々忠良作品は好きなので、思いがけない場所で出会えたことにも感謝だった。
そのビルに行く途中で見かけたのは、階段がとても目立つビル。
まるで階段を見せるために建てたのかと思ってしまった。もちろんこっちの勝手な思い込みですが・・・。