新イタリアの誘惑

ヨーロッパ・イタリアを中心とした芸術、風景。時々日本。

ケルンの街歩き④ 中世の素朴な木の彫像が印象的な聖マルティン教会

2019-07-19 | ドイツ・ケルン

 ホテル近くまで戻ってきた。今度の教会は聖マルティン教会。10世紀に建てられたもので、その規模は今までの2つの教会より大きく、そばを流れるライン川の対岸からもよく目立つ建物だ。鐘楼の周りに八角形の塔がついている変わった形をしている。

 内部は比較的広いイメージ。すっきりとしている。

 死せるキリストを見守る「ピエタ」の構図だが、素朴な感じ。でも、中世の作品と思われるが、衣服の色彩が残っているのは素晴らしい。

 こちらはキリスト磔刑図。

 その傍らにあった祈るマリア像に、悲しみを秘めた思いがあふれている。

 ここにも現代的なステンドグラス。第2次世界大戦の空襲で破壊されたために1985年に再建された教会だけに、思いっきり新しい。

 聖ゲレオン教会のステンドグラスもここも同じ作者のもののように見える。

 わーお、とっても素朴。

今回は3つのロマネスク教会を巡ったが、ケルンにはもっといくつかのロマネスク教会があり、それぞれに特色を持っているという。

 この後ケルン市庁舎に寄った。ここにも外壁に特徴的な彫像がみられる。

 みんな髭もじゃの老人たち。

 教皇のような帽子や洒落たボタンなど、なかなかスタイリッシュ。

 これからイベントでもあるのか、髪飾りをしたお嬢さんがスタンバイ中だった。

 

 

 

 


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