新イタリアの誘惑

ヨーロッパ・イタリアを中心とした芸術、風景。時々日本。

モンサンミッシェル③ 島内を歩き始める。オムレツの店からグランド・リュを通って修道院へ

2020-06-20 | フランス・モンサンミシェル

 島に入った。唯一の入口は前哨門。そこから「王の門」を抜ける。門には跳ね橋がついており、ここで敵の侵入を防ぐ仕組みになっていた。

 すぐに派手な赤いテントが見えてきた。ああ、ここが名物の特大オムレツで有名なレストラン「ラ・メール・プラール」だ。1888年創業という伝統の店。

 ちょっと覗いてみよう。すんなりと調理場まで入れてしまった。

 2人の女性がボールに沢山の卵を割り入れてかき混ぜている。

 トントントンと、かき混ぜる時の軽快なリズムが調理場中に響き渡る。ふと、川崎大師に行った時の、店先で飴を切るリズムを思い出してしまった。

 そこを過ぎるとメインストリート。グランド・リュとは「大きな通り」という意味だが、実際は人のすれ違いにも気を使うような狭い通り。

 ちょうど団体さんが入って来たので、かなりの混雑具合になってしまった。両側には土産物店、ホテル、レストランなどが軒を連ねている。

 途中、城壁の外を見ることが出来る小広場があった。

 そこから見る周辺は、砂州の広がり。

 干潮の時間帯だったので、海水はかなり沖合まで引いていて、

 いくつかの小さな流れが筋を描いていた。

 遠くに島が見える。3キロ沖合のあの島はトンブレーヌ岩というところだそうだ。

 振り向けば修道院が険しい崖の上にそそり立っている。

 その影が水面にくっきりと映り込んでいた。

 

 

 


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« モンサンミッシェル② 聖堂~... | トップ | モンサンミッシェル④ 長い階... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

フランス・モンサンミシェル」カテゴリの最新記事