戻り掛けにもう1度砂州を眺めると、あ、小さなものが動いている。そうだ、何組かのグループが引き潮の時間帯を利用して砂浜を歩いて渡っているようだ。
そうしたツアーも催されていることは聞いていた。今は歩けるが、それが満潮になったら砂浜は完全に海に没してしまい全く様相を一変させる。
かつて巡礼にためにモンサンミッシェルを訪れた人たちの中には、急激な満ち潮の事を知らずに島に渡ろうとして、遭難してしまったケースが数知れずあったという。
途中レストランに寄って軽い食事を摂った。
テーブルからすぐ上に、修道院と尖塔がそびえていて壮観だ。
ここにも長い階段を見つけた。こうした光景は、やはりモンサンミッシェル自体が高い岩山であることを思い起こさせる。
出入り口付近に聖母像が飾ってあるのを見つけた。
改めて砂州の遠景を眺めながら戻ってくる。
今の時間は引き潮の時間帯。はるか対岸まで歩いて渡れそうな状態だ。
そういえば、広島・宮島の厳島神社の鳥居へも歩いて往復したことを思い出した。モンサンミッシェルと宮島が友好都市になっているのも、こうした地形的な類似性の縁なのだろう。
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