ミラノ中央駅は ここに到着する電車すべてが終点となる終着駅の形式をとっている
ローマやヴェネツィアなど イタリア国内の主要駅も同様だ
24番線まであり ホームは大きなドーム型の屋根で終われる
リバティ様式とアールデコ様式の混合した 鋼鉄のドームは
ムッソリーニ時代に完成したものだ
半円形の空間には 毎日人々がこの地に到着し
またこの地から 旅立ってゆく
それが日常の人 だけではない
人生の大きな分岐点 となる人も含まれる
駅はドラマの出発点であり また終着点でもある
全長341m 66000㎡の駅構内で
出会いと別れの感慨が 日々繰り返され
そんな悲喜こもごもの思いを 飲み込みながら
ミラノ中央駅はいつしか 歴史を紡ぎ続けて行く
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