
ケーブルカーを降りてすぐにアヌンツィアータ教会に入った。この教会はドゥオモにも負けないほどの豪華な装飾で、前回びっくりした思い出がある。

列柱が白く、天井は黄金という対比がはっきりとしていて目を奪われる。

天井画も色彩豊かだ。

これは別の礼拝堂の天井画。

高さも十分あって開放的な造りになっている。

この教会の1つの特徴は、祭壇が絵ではなくて彫像によって構成されていること。

天使が聖母を天に導くところだろうか。

こちらの天使は悠然と空を飛んでいる。

キリストの道行。こうした像によって物語を表現した祭壇は、ヴェネツィアのサンモイゼ教会などで見たことがあるが、数は少ないと思う。

ジェノヴァ駅に戻った。

駅前にはコロンブスの像が建っている。コロンブスはここジェノヴァ出身だ。

街中にはコロンブスの生家が18世紀に復元されている。

12世紀に築かれた城塞、ソプラーナ門のすぐ近くにあった。街歩きの際に掲載し忘れたので、ここに収容しておこう。
さあ、今回の旅の主目的の1つであるサルディーニャに向かおう。港のターミナルでは、もう乗船受付が始まっていた。フェリーのすぐ近くに改札口があると思っていたが、改札後荷物を引いて結構歩いてフェリーに行き、船の後ろにある乗船口から乗ることになる。

コウモリマークの付いたフェリーが見えてきた。

船は相当大きく、自分の座席がどこにあるのかを確認するだけでも相当時間がかかった。というのは座席が指定席だと思っていたのに、実際はゾーン指定で椅子席のあるゾーンであればどこに座っても良いというシステムになっていた。それをなかなか教えてもらえなかった。

どうにか席も決まり、出発前に甲板でジェノヴァの街を海側から眺めようとデッキに上った。さすがに街は大きい。

雲行きはおかしいが、遠くの高層ビルの奥に、かすかに夕焼け空がのぞいている。

雲がきれいだ。

夕闇の中でいよいよ出港。明日目覚めればサルディーニャだ。
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