フランス西部、大西洋岸に城砦のような修道院がそびえる。モンサンミシェル。8世紀の司教が大天使(サンミシェル)のお告げを聴いて建立を始めたというこの修道院は、何度もの改修を経て今も孤高の存在としてそそり立っている。
その入口には大階段が待ち受ける。
総階段数90段。ここを上って初めてチケット売り場に到達する。
入場ゲートを過ぎてもまた階段。外観のあの高々とした雄姿は、こうした高低差によって生み出されているということが実感される。
さらに高いところに行くには、また階段が待ち受ける。
修道院内は迷宮のように入り組んでいる。歩き回っているうちに偶然、建物と建物との間にも長い階段があるのを発見した。
また、島に入る時には気付かなかったが、帰りがけに入口付近にある複数の階段と、入場門の上に掲げられている聖母像の姿を見つけることが出来た。
島から陸地側に戻り、全景をとらえられる場所で改めてモンサンミシェルを眺めた。静かに暮れ行く夕景。
ライトアップされた夜景。
そして翌朝の荘厳なる朝日。
ツアーなどで日帰りしてしまえば、こんな感動的な光景には巡り合えない。ぜひ、泊りがけでこの自然の神秘を目の当たりにすることをお勧めしたい。
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