ペルージャはウンブリア州の州都。この州の都市は大部分が丘の上に建設されている。敵からの防御のためと、昔から悩まされてきた感染症マラリアを媒介する蚊から遠ざかることも1つの大きな要素になっていた。
従って市内至る所に坂道がある。その1つがこの坂道階段。上の道とはトンネルで交差する道だ。
しかも、道は直線ではなく左右に曲がりながら続いて行く。
高いほうの道に上って、下の道を見下ろしてみた。階段は小刻みにリズムを打っているように見える。
中心広場にやってきた。11月4日広場。中央に大きな噴水を持ち、丁寧な装飾も施されている。後方の大きな建物は市庁舎だ。
近づいて行くと、多くの礼服を着た人たちが出てきた。そして庁舎の出口から一組のカップル。そこへライスシャワーが浴びせかけられた。
そんな中で新婚カップルは熱いキッス。ああ、いいなあ~。どうぞお幸せに!
もう1つの街へ。ウンブリア州の隣り、マルケ州に位置するウルビーノ。ここも急坂だらけだった。バスで到着するとすぐにエレベーターがあり、それを上って市街地のある地区に進んだ。街歩きはほぼすべて急坂と階段との対決。疲れ果てて階段の写真を撮ることさえ忘れてしまった。
辛うじて押さえていたのがこの坂道写真。右のイタリア国旗が下がった家が、実は「聖母の画家」ラファエロの生家だ。ラファエロはこの地ウルビーノで生まれ育ち、のちにフィレンツェに出て画家として大成した。
その道を上って高台に行くと、見晴らしの良い場所があった。そこには思いもかけず素晴らしい光景が待ち構えていた。ルネサンス時代の理想都市と称されたウルビーノ中心部の景観。噂にたがわぬ見事なものだった。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます