新イタリアの誘惑

ヨーロッパ・イタリアを中心とした芸術、風景。時々日本。

まるでレース編みのように繊細なドゥオモファザードの装飾にみとれる--サッサリ

2017-09-09 | サッサリ・サルディーニャ

サッサリのドゥオモはホテルの近く。一旦ホテルに戻ってからドゥオモに向かった。
 狭い細道を通ってゆく。

 道の上に両側の家を結ぶ橋のようなものが渡してある。

 途中の駐車場の広場に聖母子像の塔が立っていた。

 ドゥオモの鐘楼が見えてきた。

 ぐるりと回って正面に。このドゥオモの正式名称はサン・ニコラ大聖堂。
 12世紀に建設が開始されたが13世紀に鐘楼が、15世紀にファザード改修が行われるなどして、ロマネスクやゴシック、バロックなど色々な建築様式は混在した建物になっている。
 正面のファザードはスペインバロック。非常に細やかな装飾が複雑に組み合わされている。

 鐘楼はロマネスク様式だ。堂々とそびえている。

 正面最上部の装飾は、中心に守護聖人の聖ニコラを配し、周囲に細かい浮彫を巡らせてる。

 その下の部分も、まるでレース編みのように丁寧に細工がされている。この設計者はミラノの建築家バルダッサッレ・ロメーロ。

 中に入ると、まずステンドグラスが目についた。

 主祭壇は、中央に聖母の絵があり、高い祭壇が造られている。

 天井にはキリスト磔刑の絵。明快な構図で、テーマとは逆に涼やかさを覚えるような感覚だった。

 別の礼拝堂の天井にもフレスコ画がある。

 これは聖人たちが並ぶ祭壇。保存が良いのか、新しいもののようにも見えた。

 そんな風にドゥオモの中を見ているうちに、何か特別な催し物が始まった。その、とても素敵なサプライズは、次回のお楽しみ!

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