次は内陣のステンドグラス。(ステンドグラスに興味のない人には飽きてしまったでしょうが、もう1回だけお付き合いをお願いします) 主祭壇の後方にあるバレンティン・ブーシェの作品は、「聖ステファノの石打ち」の光景が描かれている。
聖ステファノは初期キリスト教の使徒で、古いユダヤ教を批判したために石打ちの刑にあって死去。キリスト教徒最初の殉教者となった。メッスの守護聖人になっていて、サンテティエンヌというこの大聖堂の名前は聖ステファノの事を差している。
従ってこの大聖堂の主祭壇ステンドグラスにその姿が描かれるのも当然ということだろう。サンテティエンヌ大聖堂という名前は、フランス・ブールジュなどにもあるのでご注意を。
その場面のアップがこちら(すみません。ブレブレになってしまってよくわからないかもしれません)。左から2番目のところに座り込んでいるのが聖ステファノ。頭上に見えるのが「キリストの手」だという。
別のステンドグラスにもう少しわかりやすい聖ステファノがいました。左側の人物。向かい合っているのは聖パウロ。
こちらは聖人たちの行列。1列に8人ずつ3段になってズラリと並んでいる。
こちらも聖人たち。16世紀のウインドウだ。
せめて最後はもう少しすっきりした画像を見せしよう。こちらは14世紀の貴重なバラ窓の作品だ。
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