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ジカウイルス作製に成功、ワクチン開発にも期待

2016-03-09 | 医学
 国立感染症研究所の田島茂主任研究官らのチームは、中南米などで流行が拡大している感染症「ジカ熱」の原因となるジカウイルス(クローンウイルス)の作製に成功した(2月23日の報道)。感染研によると、ジカウイルスの作製は世界初と言う。このウイルスを利用すれば、ジカウイルスと近い日本脳炎・黄熱のウイルスに対するワクチンと同じ作り方で、ジカ熱のワクチンを作ることが可能、との事。
 過去にアフリカで流行したジカ熱のウイルスから遺伝子(RNA:リボ核酸)を取り出し、人工的に増やしたり情報の一部を書き換える。これを大腸菌に注入し、大腸菌で数を増やし、哺乳類の培養細胞に入れる手法でウイルスを作製した。培養した細胞に入れることで、ジカ熱ウイルスと同じ性質を持つクローンが作製される。中南米で流行しているジカ熱ウイルスを再現し、今後ワクチン開発への活用が期待される。
 ◆ジカウイルス(英: Zika virus)
 ジカウイルスは、フラビウイルス科に属する+鎖のRNAウイルスの1種。
 1947年、ウガンダにあるジカ森のアカゲザルから初めて分離された。

 曇り。夕方から雨か雪の予報。気温も低い。
 ”クリスマスローズ”が咲いていた。花は下向きに咲き、上からは花びら(花弁)しか見えない。・・クリスマスローズの花びら(花弁)に見えるのは萼(がく)・・花びらは退化して小さな蜜腺(ネクタリー)となり、おしべの付け根を囲むような形で小さく残っている。花の中心は雌しべ、その外に雄しべ・蜜腺・萼となる。
 ”クリスマスローズ”と呼ぶのは、クリスマスの頃に開花する「ヘレボルス・ニゲル」だけを指した呼称である。日本の園芸市場では、クリスマスの頃ではなく春に開花する「レンテン・ローズ」と呼ばれる「ヘレボルス・オリエンタリス」なども「クリスマス・ローズ」の名前で出回る。
 レンテンローズは、レント(Lent:受難節、復活祭(イースター)までの40日間)の頃、2月頃~3月頃に咲く。この種を元にして他種とで作られた園芸種はオリエンタル・ハイブリッドと呼ばれる。日本の気候に合い良く育つので広く普及している
 クリスマスローズ
 別名:雪起こし(ゆきおこし)
 キンポウゲ科ヘレボラス属
 多年草
 原産地はヨーロッパ、西アジア
 日本には明治の初めに入り、薬草として栽培
 開花期は12月~4月