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2016年度日本学士院賞に森氏ら9人に、森氏は恩賜賞も受賞

2016-03-17 | 学問
 日本学士院は、優れた業績を挙げた研究者に贈る日本学士院賞の2016年度受賞者を発表した(3月14日)。細胞内の小胞体と呼ばれる小器官で壊れたタンパク質を修復する仕組みを解明した森和俊京都大教授ら9人。森氏には恩賜賞も贈られる。日本学士院エジンバラ公賞には、松岡信名古屋大教授が選ばれた。
 ○日本学士院賞・恩賜賞
 森和俊(57歳):京都大教授。分子生物学:細胞内の小胞体と呼ばれる小器官で壊れたタンパク質を修復する仕組みを解明。
 ○日本学士院賞
 森田浩介(59歳):九州大教授。物理学:原子番号113番の新元素を発見し元素の名称と記号の命名権を得た。
 河岡義裕(60歳):東京大教授。ウイルス学:インフルエンザウイルスを人工合成する技術を開発。
 河内良弘(87歳):京都大名誉教授。東洋史学:満州語辞書を完成。
 宮本憲一(86歳):大阪市立大名誉教授。環境経済学:戦後日本の公害史を分析研究。
 西田栄介(62歳):京都大教授。細胞生物学:細胞の増殖や分化を制御する酵素を発見。
 井上博允(73歳):東京大名誉教授。機械工学:感覚と知能を持つロボットの基盤技術の開拓を先導。
 北川進(64歳):京都大教授。錯体化学:有機分子と金属イオンを組み合わせた多孔性金属錯体材料を開発。
 三品昌美(68歳):立命館大教授。分子脳科学:脳の神経細胞間で情報を伝えるシナプスと記憶や学習の関係を研究。
 ○日本学士院エジンバラ公賞
 松岡信(60歳):名古屋大教授。作物遺伝育種:植物成長ホルモンと作物収量の関係を研究。

 天気は晴れ。気温は高く4月並みかな。
 擁壁の上から”オウバイ”が垂れ下がり、花が満開に咲いている。名(オウバイ:黄梅)に梅と付くが、梅(バラ科サクラ属)ではなくジャスミン(モクセイ科ジャスミン属)の仲間である。ジャスミン属ではあるが花に香りはない。
 名の由来は、黄色の花が梅に似る、咲く時期が梅と同じ頃、からと言う。花・姿が良く似ているものに、ウンナンオウバイ(雲南黄梅)とかオウバイモドキと呼ばれるのがあるが、これらは常緑樹・・オウバイは落葉樹。
 オウバイ(黄梅)
 モクセイ科ソケイ(ジャスミン)属
 落葉性半つる性低木
 中国北部原産、15世紀末に渡来していた記録がある
 開花時期は2月~4月、花期には葉はまだ出ない
 花色は明るい黄色、花径は2.5cm位
 花には一重と八重がある