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インフルエンザワクチンをタバコの葉で、1ヵ月で製造

2016-03-13 | 医学
 インフルエンザワクチンの製造は、一般に鶏卵を使ってウイルスを培養する。この方法では半年かかる。昆虫の細胞などを使って培養する方法もあるが、製造に3ヵ月程かかる。
 田辺三菱製薬はタバコの葉を使って作るインフルエンザワクチンを開発した。2018~19年度にも実用化すると言う。タバコに特定の遺伝子を組み込み、抵抗力をつけるために必要な成分を作らせる。タバコは成長が早く、葉の収量も多い。葉を刈り取って精製して1ヵ月の短期間でワクチンを作る。米国・カナダで安全性や有効性を確かめる第2段階の治験がほぼ終了し、年内にも進む見通し、との事。年毎に流行する型が変わる季節性インフルに素早く対応できる。ウイルスを使わないため、投与時の感染リスクも抑えられると見ている。
 タバコの葉を使った手法は、致死率の高い強毒性の鳥インフル、中国などで感染が相次いだ「H7」と呼ぶ新型インフルのワクチンの治験も進行中。インフル以外でも重篤な下痢などを引き起こすロタウイルス、狂犬病ウイルスなどのワクチンも開発している。

 雲が多いが晴れ。風はなく穏やか。
 ”フクジュソウ”が咲いている。春を告げる花の代表であり、春がやって来た。新春を祝う花でもあり、元日草(がんじつそう)とか朔日草(ついたちそう)と呼ばれる。南天(難転)の実と福寿草(招福+長寿)の花とで、”難を転じて福となす”の縁起ものである。
 江戸時代からの古典園芸植物で、多数の園芸品種が作られている。根・茎には毒(アドニンという成分)があり、新芽頃のフキノトウと間違って食べないように。
 フクジュソウ(福寿草)
 別名:元日草(がんじつそう)、朔日草(ついたちそう)
 キンポウゲ科フクジュソウ属
 多年草
 開花時期は2月~4月
 花色は基本的に黄色(黄金色)、花径は数cm
 園芸種では花色に白・紅・橙があり、八重咲き・菊咲き・三段咲きがある