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蜜入りリンゴのおいしさは香りに

2016-03-22 | 食・レシピ
 蜜入りのリンゴは「甘くておいしい」と人気があるが、糖の量や甘味度は蜜無しリンゴと差はなく、おいしく感じる理由は香りにあることを明らかにした。
 中央農業総合研究センター・農研機構・小川香料株式会社・青森県産業技術センターによる、プレスリリースから(3月17日)。
 「ふじ」・「こうとく」の蜜入り・蜜無しリンゴについて、メタボローム解析を行う。リンゴの香気成分と味を示す成分である呈味成分を分析した結果、蜜入り果ではエチルエステル類とメチルエステル類が増加していることが分かった。エチルエステル類はフルーティ、フローラル、スイートな香りを示すことが知られており、メチルエステル類はエチルエステル類と共存すると、香りに広がりを与えることが報告されています。これらのことから、エチルエステル類が、蜜入り果の好ましさを高める成分である、と言える。
 官能評価にて香りの強さを比較すると、蜜入り果の香りは蜜無し果より高くなる。次に、香りを感じないように鼻をつまんで試食すると、味の強さに蜜の有無による差はなかった。香りを感じられる条件で試食すると、蜜入り果はフルーティ、フローラル、スイートな、パイナップルに似た風味が強く、蜜無しより好ましいという評価になった。
 ◆用語
 エチルエステル類:エタノールと脂肪酸が縮合(エステル結合)して生成する化合物。揮発しやすく、フルーティ、フローラル、スイートな香りを呈する。
 メタボローム解析:広義には生体内の細胞や組織に存在する全代謝物質(メタボローム)の反応経路や動態を解析する研究手法。ここでは狭義に、あらかじめ分析対象成分を絞り込むことなしに、検出された水溶性・揮発性成分のすべてを対象に実施した分析を指す。

 天気は晴れ、雲が多い。朝日が綺麗だった。

 鉢植えの”セイヨウサクラソウ(西洋桜草)”の花が咲いている。早春の花が少ない時期に咲くので、春到来の花として人気がある。一般に”プリムラ(Primula)”と呼ばれる。”プリムラ”は、世界で600種以上あると言われる程に種類が豊富。これは、”プリムラ・マラコイデス(Primula malacoides) 。
 原産地は中国(雲南省・四川省)で、イギリスで品種改良されたものが、日本へ明治末期~大正初期に渡来した。
 因みに、葉っぱには弱い毒(プリミン)があり、皮膚の弱い方はかぶれる可能性がある・・ご注意。
 セイヨウサクラソウ(西洋桜草)
 別名:乙女桜(おとめざくら)、プリムラ・マラコイデス(Primula malacoides)
 サクラソウ科サクラソウ(プリムラ)属
 日本では半耐寒性一年草(二年草)
 原産地は中国、イギリスで品種改良
 開花時期は2月~4月
 花は、径1.5cm~8cm、 花色は白・赤・ピンク