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骨を作る細胞が重要、感染から体を守るために

2016-09-04 | 健康・病気
 敗血症は細菌感染により引き起こされる全身に及ぶ炎症状態。発症早期には体を守るために免疫細胞から炎症性サイトカインが大量に放出されるが、その時期を過ぎると新たな感染症にかかり易くなる。炎症によって骨髄内の骨芽細胞が障害を受け、敗血症後に生じる免疫細胞数減少の要因であることが判明した。
 東京大学大学院医学系研究科免疫学分野の寺島明日香研究員(当時)と、岡本 一男助教(当時)、高柳広教授らの研究グループは、敗血症のモデルマウスを用いて、急性炎症反応によって免疫抑制状態が生じるメカニズムを検討した。
 その結果、敗血症モデルマウスでは急激に骨量が減少しており、骨髄におけるリンパ球の初期分化が障害されていることを見出した。骨を作る役割を持つ骨芽細胞は、免疫細胞分化に重要な”サイトカインの一つであるインターロイキン7”を産生し、T細胞やB細胞のもととなるリンパ球共通前駆細胞を維持することが分かった。敗血症では、感染症の防御に重要なリンパ球を維持する骨芽細胞が減少するため、免疫力低下につながる。
 ◆骨芽細胞
 骨芽細胞は全身性炎症の新たな治療標的として期待される。
 骨組織の表面に存在し、新しい骨をつくる働きをもつ細胞。古くなった骨を吸収する破骨細胞とともに、骨の代謝において重要な役割を果たす。

 曇り、霧雨がチョット降った。気温は高くない(最高気温30℃以下)が蒸し暑い。
 畑に植えた”タマスダレ”の花が咲始めた。昨年植えた球根が咲いたのだ・・嬉しい。花は質素で、一つの花茎に一つの花が咲き、純白の六弁花。花は1日~3日位で萎む程短命であるが、花茎を次々と伸ばして咲かせる。葉は細長く葱の様である。名(タマスダレ:玉簾)の由来は、白い綺麗な花を”玉”に、葉の集合を”簾”に例えたと言う。
 因みに、有毒植物である。葉や鱗茎にリコリン(アルカロイド成分)が含まれ、誤食すると嘔吐・痙攣をおこす。注意を!。
 タマスダレ(玉簾 、珠簾)
  (ゼフィランサス・カンジダ)
 別名:ゼフィランサス、カンジダ、Rain lily(レインリリー)
   レインリリーは、雨のあとに一斉に咲き始めるから
 ヒガンバナ科タマスダレ属(ゼフィランサス属)
 半耐寒性常緑多年草(球根植物)
 原産地はペルー、明治の初めに渡来したとされる
 開花時期は8月~10月
 花は6弁化、花色は白色
 花径は数cm
 1本の花茎に1つの花を付ける