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北米・中国などの都市でCO2濃度が高い、衛星「いぶき」観測で判明

2016-09-27 | 環境
 環境省・国立環境研究所・宇宙航空研究開発機構(JAXA)が、日本の温室効果ガス観測技術衛星「いぶき」のデータを基にした推計で、世界の都市の二酸化炭素(CO2)濃度を比較した(9月)。
 二酸化炭素(CO2)は温室効果ガスの一つであり、最も温室効果の寄与が大きい気体である。発生源は植物の呼吸や、森林火災、海洋による排出等の「自然起源」加え、産業革命以降は大規模な火力発電所や大都市における化石燃料消費に起因する「人為起源」のものが増加している。二酸化炭素(CO2)の大気中濃度は、1万年前より産業革命前まではほぼ一定で280ppmであったが、現在では400ppmを突破している。
 分析グループは、「いぶき」が2009年6月から14年12月までの間に観測したデータを基に、世界の主な都市とその周辺の人為的に排出されるCO2濃度を約100キロ四方ごとに推計、推計値を出した。
 観測期間の対象都市の最大値は中国の北京周辺の濃度が6.2ppmと目立って高かった。米国ロサンゼルスは同3.5ppm、ピッツバークは2.1ppm、中央アジアのウズベキスタンは2.8ppm、メキシコのアカプルコが2.7ppm、インドのコルカタは2.1ppmだった。また東京は0.5ppmと低かった。
 これらの結果から分析グループは、北京やロスについては人口密集地や近くに火力発電所があることなどが大きな要因とみている。その他の都市も油・ガス田開発などを含めた活発な産業活動によるとみている。東京が低かったのは他の地域で作られた電力を使用していることが起因しているとみられる。
 ◆いぶき
 「いぶき」は世界初の温室効果ガス観測専用の衛星。
 2つの観測センサー(センサ)を搭載し、 太陽電池パネル(パドル)を広げると、全長は約14メートル。
 地表で反射した太陽光が大気中のCO2分子に吸収される原理を使ってCO2濃度を計測する。2009年1月に打ち上げられ、現在も観測を続けている。

 朝は時々雨の曇り、昼近くから晴れ。
 畑の”モロヘイア”を見たら、花が数輪咲いていた。”モロヘイア”は、若い茎葉を食用とする野菜で、ほとんど癖がない。茹でたり刻んだりすると粘りがでる。古くからインド・地中海沿岸では食べられおり、全体的に栄養価が極めて高く「野菜の王様」とも言われる。でも、種と莢(さや)に強心作用のある成分(ストロファンチジン)があり、言わば毒がある。食品安全委員会報告では、 収穫~つぼみのモロヘイヤの葉や茎には毒が含まれていないとされている。これより、花が咲き始めたら葉の収穫が終わり、となるのかな。
 ”モロヘイヤ”はアラビア語語源「王様の野菜」からとか。和名はタイワンツナソ(台湾綱麻)。
 モロヘイヤ
 和名:台湾綱麻(たいわんつなそ)
   日本食品標準成分表にはモロヘイヤと載っている。
 シナノキ科ツナソ属
 一年草
 原産地はインド
 若い茎葉を食用とする。史上最強の緑黄色野菜と言われる程栄養豊富かつ栄養バランスが良い。
 日本では80年代に健康緑黄色野菜として導入された。
 開花時期は8月~10月
 ストロファンチジンがモロヘイヤに含まれるのは、
  種・種の莢(サヤ)・発芽からしばらくまでの若葉