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6難病、ips細胞で治療薬の候補物質発見

2016-09-24 | 医学
 ips細胞(人工多能性幹細胞)は様々な細胞に変化でき、無限に増やすことができる。このため、創薬分野でも期待が大きい。例えば病態を再現した細胞で、どんな薬で治療できるか、何度も試すことができるからである。
 新聞記事(読売新聞、9月23日)より
 国立研究開発法人日本医療研究開発機構の調べで、
 ips細胞(人工多能性幹細胞)を使って難病の治療開発を進めている、京都大と慶応大が、筋肉が骨に変わる「進行性骨化性線維異形成症(FOR)」など6疾患の薬の候補物質を見つけた。これらの候補物質は既存の医薬品で、他の病気の治療に使われている。しかし、難病患者に投与した場合の効果や副作用は未知数で今後、動物実験や治験で慎重に調べた上で実用化を目指す。研究者らは「自己判断での服用は絶対にやめてほしい」と呼びかけている。
 両大学は、6疾患の患者の血液などから作ったips細胞を、病気の特徴を再現した体細胞に変化させ、様々な薬の候補物質を加えて治療効果を調べた。
 ◆ips細胞を使った難病治療研究で薬の候補物質がみつかった6つの疾患
 進行性骨化性線維異形成症(FOD):筋肉が骨に変化 60~84人 候補物質:論文未発表で非公開
 軟骨無形成症:低身長 6000人 コレステロール降下剤「スタチン」
 タナトフォリック骨異形成症:低身長・呼吸不全 100人 コレステロール降下剤「スタチン」
 ペンドレッド症候群:難聴 4000人 リンパ脈管筋腫症治療剤「シロリムス」
 家族性筋萎縮性側索硬化症:全身の筋肉の衰え 数百人 特許県の関係で非公開
 肥大性心筋症:不整脈 4146人 肺高血圧症治療剤「エンドセリン受容体拮抗薬」

 曇り。夕方から雨の予想。
 今日は、久しぶりの雨が降らない日。畑の”ツルムラサキ”に花が咲きだした。花は葉の脇に穂状花序(柄のない花が花茎に付く)を出し、淡い紅色を帯びた白い花。花弁がなく、5枚の萼片もあまり開かないので花には見えない。果実は球形の液果(水分が多い果実)で、濃い紫色に熟する。
 ”ツルムラサキ”には、ツルが赤紫色の品種と緑色の品種がある。畑の”ツルムラサキ”は、食べて美味しい(と思う)緑色の品種。赤紫色の品種(赤茎種)は花が美しく観賞用に栽培されることが多い。
 栄養価が高い野菜で、近頃注目されている。熱帯アジアの原産で、紀元前から食用にされていた野菜と言う。日本には江戸時代に観葉植物として中国から伝来したが、最近に食用に用いられるようになった。食べるのは葉・茎(蕾・花も)で、新芽(わき芽)が好まれる。茹でると粘り気が出る。
 ツルムラサキ(蔓紫)
 ツルムラサキ科ツルムラサキ属
 蔓性一年生草
 熱帯アジア原産、江戸時代に中国から伝来
 日本で食用としたのは最近
 開花時期は7月~10月
 新芽だけでなく、葉・蕾・花も食べる