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膵臓がんは検診で早期発見難しく、4割が他の臓器などに転移してる

2016-09-26 | 健康・病気
 膵臓(すいぞう)は胃の後ろあり、膵がんが発生しても早い時期に症状が出難い。自覚症状が出たときには進行し、既に手遅れの状態であることが珍しくない。
 国立がん研究センターは、2014年の新規がん患者に関する分析結果を公表した(9月26日)。
 がん治療の拠点となる全国421施設から67万人分の診療情報の提供を受けた。集計は毎年で、今回が8回目。これまでは患者数の多い胃・大腸・肝臓などを対象としていたが、新たに食道や膵臓なども加え、「0期~Ⅳ期」で示す進行度や治療内容を調べた。
 がんのステージは、ステージ0からⅠ→Ⅱ→Ⅲ→Ⅳで、ステージⅣが最も進行している。
 ステージの判定は以下の3つの基準を元に分類される。
   1、がんの大きさ(広がり)
   2、リンパ節への転移の有無
   3、他の臓器への転移
  ステージ0
  がん細胞が粘膜内(上皮細胞内)に留まっており、リンパ節に転移していない
  ステージI
  がんの腫瘍が少し広がっているが筋肉の層までで留まっており、リンパ節に転移はしていない
  ステージⅡ
  リンパ節に転移はしていないが、筋肉の層を超えて少し浸潤(広がること)している。または、がんの腫瘍は広がっていないが、リンパ節に少し転移している
  ステージⅢ
  がんの腫瘍が浸潤しており、リンパ節転移もみられる
  ステージⅣ
  がんがはじめにできた原発部位を超えて、離れた他の臓器へ転移している
 患者数が最も多かった大腸がんは、早期に当たる0・Ⅰ期が計35%を占めた。
 食道がん・前立腺がんは0・Ⅰ期が半数程度。子宮頸がんは0・Ⅰ期で計75%を占めた。子宮頸がんはがんのできる部位が比較的発見しやすく、市区町村が検診を実施していることなどもあり、早期発見が多いとみられる。
 肺がんはⅠ期(40%)が最も多かったが、他の臓器へ転移したⅣ期も32%だった。Ⅳ期の患者は抗がん剤などの薬物治療のみが多かった。
 膵臓がんの患者は発見時に、ステージが最も進んだⅣ期だった人が43%だった。進行始めの0・Ⅰ期は計12%だった。
 ◆膵がんの「10年相対生存率」
 全症例で4.9%、すべてのがんの中で一番低い
 ステージⅠ:29.6%
 ステージⅡ:11.2%
 ステージⅢ:3.1%
 ステージⅣ:0.9%  手術ができた患者は11.1%となっている

 今日の天気は曇り、時々雨。湿度が高く蒸し暑い。
 お家横の小さな庭で”フウセントウワタ”の花と丸い実を見つけた。丸い実はとげとげがあり、とても独特(ユニーク)だ。とげとげ、と言って柔らかい突起様で鋭くない。風船の様な実が面白く、切花や生け花等に使われる。 秋が深まると、実が割れて冠毛が付いたタネが飛散する。
 花は葉腋から曲がりくねった花柄を出し、反り返った花弁をもつ乳白色の花が集まって、垂れ下がる様に下向きに咲く。紫色の副花冠には蜜が多いのか蟻が寄ってくる。
 フウセントウワタ(風船唐綿)
 別名:風船玉の木(ふうせんだまのき)
 学名:Gomphocarpus physocarpus
 ガガイモ科フウセントウワタ属
 原産地は南アフリカ
 多年草
  熱帯の産なので、1年草・多年草・亜低木・低木・落葉小低木・常緑低木と表現が多様
 開花時期は8月~9月、結実時期は9月~10月
 花は複雑な構造、花弁は強く後方に曲がっていて、さらに反り返っている
 花の中心部は副花冠で、5つの袋状の裂片から成り、花弁から伸びている
 花弁は白色で副花冠は表面がピンクまたは紫色となっている
 果実
 風船形をした果実が人気、切花や生け花等に使われる
 風船形をした果実には、風船葛がある