歩けば楽し

楽しさを歩いて発見

  思い出を歩いて発掘

   健康を歩いて増進

トリクロサンなど殺菌剤の抗菌石鹸、米で「効果に根拠ない」と販売禁止

2016-09-06 | 健康・病気
 米食品医薬品局(FDA:Food and Drug Administration)は、抗菌作用のあるトリクロサンなど19種類の殺菌剤を含む抗菌せっけんやボディーソープなどを販売禁止にすると発表(9月2日)。通常の石鹸より殺菌効果があるという根拠がなく、長期使用の安全性も検証されていないとしている。
 規制対象となったのは、トリクロサン、トリクロカルバンなど殺菌剤を含む石鹸・ハンドソープ・ボディーソープなど(含むのには、歯磨き・ガムもある)。トリクロサンは殺菌効果などをうたう液体抗菌製品の93%に含まれており、2000種以上が販売されていると言う。日本では1990年代に病原性大腸菌O157の被害が広がると抗菌剤に注目が集まり、トリクロサンが配合された薬用せっけんなども広く使われるようになった。
 FDA医薬品部のジャネット・ウッドコック(Janet Woodcock)氏は、「抗菌せっけんには細菌増殖を防ぐ効果があると消費者は考えているかも知れないが、通常の石鹸と水で洗うよりも有効であることを裏付ける科学的根拠はない」と明言した。その上で「殺菌剤が長期的には益より害になる可能性を示したデータもある」と説明した。FDAは2013年、衛生製品メーカーに、トリクロサンなどの有効性と安全性のデータを提出するよう要請し、販売規制の是非を検討してきた。
 今回の規制対象に消毒液や医療機関向けの製品は含まれていない。FDAは通常の石鹸と水による手洗いを推奨しており、石鹸がない環境ではアルコール消毒液(アルコール濃度60%以上)の使用を勧めている。

 朝日が綺麗だ(5時24分撮影)。雲が多く、日の光で染められている。

 散歩で見つけた”キカラスウリ”の花。”ノブドウ”と一緒に塀に絡み付いている。実はまだ見えない。
 名(キカラスウリ:黄烏瓜)は、花が”カラスウリ(烏瓜)”に似ており、果実が黄色に熟するから。”カラスウリ”の実は赤く熟し、”キカラスウリ”はやや大きな黄色の実となる。両者の花は、5裂花で花弁の先が糸状であるが、”カラスウリ”は花弁先端が分かれず、”キカラスウリ”は花弁先端が2つに分かれている。
 キカラスウリ(黄烏瓜)
 ウリ科カラスウリ属
 蔓性の多年草
 雌雄異株
 開花時期は7月~9月
 花は径5~10cm位で白色。花冠は数枚に裂け、その先は糸状となっている
 雌花はつぼみの段階で子房を持つ(雄花は持たない)
 秋に黄色に実が熟す(果実長径8cm~9cm、短径数cm)
 同じ仲間(同属)のカラスウリ(烏瓜・唐朱瓜)と花はとても良く似ており、
 カラスウリは赤い実(果実長径数cm、短径3.5cm位)がなる