芳賀明夫の思いつくままに

フィジーから帰国して

虎と獅子と狐

2006年04月09日 | Weblog
むかし、むかし、米がいっぱいとれるところに虎の王様がいました。
王様はやぶにらみでした。
王様は、米よりも火をつけると燃える液体が好きでしたから、米を無視して、その火のつく水を求めて世界中に旅をしていました。
王様の家来たちもその水が好きでした。
その家来たちが、ある日、二つの大きい河に囲まれているところにその水がいっぱいあることを調べてきました。
しかし、そこにはジャッカルという王様がいたので、まず、そのジャッカルたちを退治しなければなりませんでした。
王様は、実は一人で退治するのは怖いから、大勢の助っ人を捜しに出かけました。
まず最初にジャッカルたちを昔支配していたライオンの国の、豚児という王様に会いました。
豚児はすぐ助っ人を申し出ました。
王様の住んでいる国とは海を挟んで、向かいの小さい国に泉があり、そこにいる狐は、王様の言うことをよく聞くので、ジャッカル退治を一緒にするように狐に言いつけました。
狐はすぐ手伝いますと返事をしました。