芳賀明夫の思いつくままに

フィジーから帰国して

キチガイー大臣

2006年04月11日 | Weblog
狐の国の隣にはパンダの国がありました。
狐の国の王たちは、その昔、パンダの国の東北部を占領して、大勢の狐たちをそこに送り込み、前から住んでいたパンダたちを追い払い、そこに住ませました。
パンダたちは仲間割れしていたので、狐たちはそれをいいことにそこに一大帝国を築き上げました。
狐たちは、そこに汽車を走らせ、新しい立派な首都を作りました。
パンダたちは悔しがって、米の一杯採れる大きな国に助けを求め、狐を追い払ってもらいました。
米の国の王様や、ライオンの国の王様たちはパンダに協力して、鉄腕アトムもびっくりするような大量破壊兵器を使って、狐たちを蹴散らしました。
狐たちは、すっかりへこたれて、米の国の王様の言うことは何でも聞くのでした。 
狐の国の首のところには、サトウキビがたくさん採れる島があります。
米の国の王様は砂糖も米も自分の国で採れるから、それを食べればいいと言って、砂糖の畑を潰して、基地をたくさん作りました。
狐の国の大臣たちは、灰色の長髪に狐目の首相をはじめ、金融相も総務相も外相も農水相もみんな、キチガイーという首輪をつけられて、米の国の王様に首根っこを掴まえられているのでした。