
旧古河邸のバラ
2013/05/08
ぽかぽか春庭日常茶飯事典>無料ですごすゴールデンウイーク2013(4)みどりの日自転車散歩
みどりの日は、恒例の「無料で庭園・公園めぐり」です。この日都立公園は、無料になります。
普段、有料であっても、150円とか250円という入場料金で、家計圧迫するというほどの値段ではないのですが、なにしろ無料が大好きなので、毎年この日は自転車で都内を駈け巡り、無料のお庭でしばし休憩。
2013年のみどりの日も、旧古河庭園、六義園、小石川植物園をめぐりました。
交通費も無料の自転車散歩ですが、東京を走るには、ひとつ問題があります。東京は河岸段丘によってできた台地と低地が複雑に入り組んだ地形をしているので、とにかく坂が多い。上り坂を自転車を押して上がる体力がなくなったら、このみどりの日散歩もできなくなるのか。そのころ、アシスト電動自転車が今よりぐんとお安くなっていることを期待します。
そして、私の希望は、自転車を漕ぐことによって発電し、その電力を蓄電して上り坂などをアシストする自己発電電動自転車を開発してほしいってこと。自転車のライトは自転車が走ることによって電気がつく仕掛けですが、それをもっと発達させることができるんじゃないかしら。
スポーツジムなどで、据え置きの自転車こいでいたり、腕を両脇から寄せる運動をしているのを見るたびに、そのエネルギーを無駄に発散させずに、発電したらいいのに、とシロート考えで思うのです。靴に簡単な発電機をつけて、歩く一歩ごとに発電するとか。
渋谷の交差点で大勢の人が歩いているのを見ても、あの歩道の下に発電できる何かを敷いておいて、人が踏みしめるたびに発電したら、信号や街灯の電気くらいまかなえるんじゃないかと思います。火力や原子力にたよらない社会のために、さまざまな方法で発電できるようにしていきたい。
てなこと空想しながら自転車を漕いで、最初に入ったのは旧古河庭園。この庭園も、3番目に入った小石川植物園も、東京の台地と低地を組み合わせた庭園、植物園です。
五月の連休中、旧古河庭園はいつも薔薇見物で賑わいます。薔薇庭園としては、調布の神代植物園の薔薇園のほうが大規模ですが、古河庭園は、なんといってもコンドル設計の旧古河邸が、背後にどんと控えているので、薔薇も一段とゴージャスに見えます。
ただ今年は、どこの植物園や庭園でも、薔薇も藤も例年より10日以上早く盛りとなったので、連休中は見頃を過ぎてしまっていたのが残念。古河庭園の薔薇、いくつかはきれいな花をつけていました。


六義園も、ツツジは盛りを過ぎていました。ツツジの花見にはちょっと残念な園内でしたが、女性二人の芸人さんが江戸太神楽の大道芸をやっていたので見物。コマの綱渡りや唐傘の上にボールや茶碗、枡などを回す伝統芸を披露していました。
白山通りを千石方面へ向かう途中、ビストロスクアールという洋食屋でサービスランチ千円。黒鯛とわかめの炊き合わせとビーフ煮込みと温野菜のワンプレート盛り合わせとパン。
小石川植物園に到着したのは午後3時。4時半閉園まで90分の散歩です。こちらのツツジもほとんどが終わり。遅咲きの平戸ツツジ八重大紫がまだ咲いていました。

でも、ハンカチの木はまあまあ見られたし、インドで筆記媒体として使われた多羅葉のはっぱ。その花も見ることができました。
ハンカチの木

多羅葉の花

タラヨウの葉への落書き。紙が発明される前、この葉に文字を書いていた古い歴史があることを知っていたのやら知らないでただ落書きしたのやら。


ツツジ以外でも、さまざまな花が花盛り。

たにうつぎ

檜扇アヤメ

セイシカ(聖紫花)


アメリカヒトツバタゴ
高台の茶店でみたらし団子と柏餅を買って、ベンチを探しながらぷらぷらと。どのベンチも今日は二人連れや家族連れがいっぱい。大地の下に広がる日本庭園へ降りました。 日本で最初の医科大学の建物、「東京大学小石川博物館」の建物前のつつじの脇に座るのがお気に入りのスポットなのですが、こちらも本日は3組のカップルが寝そべってお昼寝中。池の前のベンチでお団子と柏餅を食べました。
日が傾いて園内すいてきたので、さきほどのお気に入りスポットの場所があき、セルフタイマーで一枚ぱちり。

今日もこころ楽しく一日をすごすことができました。ランチ千円とお団子300円合計1300円の行楽費。
半分の750円の貯金箱に入れておいて、お金が貯まったら、のちほど「東北の産物を買う費用」にします。今、一家でクドカンの「あまちゃん」を録画して見ているので、三陸海岸のウニ丼食べたい。
<つづく>