KUMIの句日記

写真と一日一句で綴るブログ。句の転載を禁じます。

稲妻

2012年08月17日 | 俳句
天気 晴 夕方一時雷雨

いつまで続く残暑、という毎日だ。午後遅くにはあちこちで発生した雷雨の一部が来て稲妻が凄かった。雨はあまり降らず、がっかり。
我が家から良く見える秩父や奥多摩の山の方が真っ暗になり、雷雨が来ているな、と解る。(都心の方角は建物の陰でよく見えない)
雷鳴とともに稲妻が空いちめんに広がり・・つまりは我が家の窓いちめんに広がって、慌ててカーテンを引いた。正直、怖い。子供の頃よりは少し恐怖感もなくなったかもしれないが、とにかく雷様は怖い。田舎暮らしや山などで何度も怖い思いをしているせいかもしれない。

主宰の作品で私の好きなものに、
   この世にて稲妻に慣れ旅に慣れ 杏子
という句がある。この句の色紙もいただいている。
初心の頃、秋に新潟で鍛錬吟行があって、そのとき信濃川の屋形船に乗った。すさまじい驟雨の中で稲妻と雷鳴に取り囲まれてしまい、私は船の中で震えていた。俳句どころではない。
「あら、雷が怖いの?」と主宰は涼しい顔。
本当に雷が好きなようだ。どの句集にも稲妻・稲光の句が多い。

ちなみに、雷・雷鳴などは夏の季語だが、稲妻・稲光は秋の季語になっている。稲の育つ頃に多いから稲妻と言うらしい。

稲妻の関東平野席捲す  KUMI
コメント (2)
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