KUMIの句日記

写真と一日一句で綴るブログ。句の転載を禁じます。

飛花落花

2021年04月03日 | 俳句
天気 晴
 
散歩には出ることが出来るのでとっても有難い。って、「感染予防しながらの散歩」は不要不急ではない、高齢者の健康のために絶対欠かせない行動だ。 
散るころの桜もまた良いもの。上の写真は市道に散ったソメイヨシノ。車のあまり通らない道の端は、雪のようだ。
 
以前住んでいたマンションのすぐ近くの市の公園へ行ってみた。大木の大島桜が花を散らせている。葉っぱも盛んになってきて、この柔らかい葉が塩漬けになって桜餅の葉になる。向こうの白い花は、花水木。

花びらがソメイヨシノよりも大きい。

 
という午後のひととき、散歩の途中で人に出会うことにするほかはない。


また、外出禁止になりそうな東京の感染の拡大だから。ワクチンもいつになるやら。とにかく、一日でも命を永らえるように頑張らなくては。
 
田中邦衛さんが亡くなった。88歳で「老衰」と発表された。
大好きだった「北の国から」の五郎さん。ご冥福をお祈りします。
でも、88歳で老衰って・・
ここには、100歳近くても衰え知らずの男性が居る。杖をついてはいるが、ほぼ元気。でも思った。老衰はとても穏やかな人生の終わり方に思える。それが何歳になるのか、人それぞれなのは当然のことだろう。北欧のある国では80歳を越えて大きな病気になっても積極的な治療をしないそうだ。その人の寿命に委ねるということだ。
「老衰」という昔懐かしいような当たり前の人生の終わり方に憧れる。

手のひらに載せ花屑の日の温み  KUMI  
コメント (8)
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