天気 曇のち雨
コロナの暗い話ばかりなので、明るいチューリップ、去年の今頃の公園で。
今年はどうなっているのだろう?今日、天気が良ければ整体治療の帰路に遠回りしてバスで帰り、公園前で下りればここを通って帰れた。しかし、強風の雨模様・・おまけに、気圧低下中で整体治療に行ったのに体調も低下してきた。ただ、先週と今日と頚椎を念入りに治療してもらったので、大分頸は軽くなった。
さて、昨日の続きのような「歯」の話。
私は入れ歯の経験がないので、入れ歯使用にマナーとかあるかどうか解らない。ただ、人さまに堂々と見せるものではない、とは思ってきた。両親とも総入れ歯だったけれど、こっそり隠していてたまに洗面所で見かけると、私はギャッと叫んだものだ。
食事を共にするお姉さま3人のうち、いちばん若い(といっても90歳に近いかも)人が、総入れ歯で苦労している。彼女の食事は、ご飯以外、すべて「刻み食」、すなわちミキサーで粉砕した状態なので、たとえば肉じゃがは「じゃがいものポタージュ」状態だ。入れ歯は不要の気もするけれど、経験がないので何とも言えない。
そんな彼女、食事前に入れ歯をなぜか介護士さんに嵌めてもらっている。自分では旨く嵌められないらしい。そんな人も居るんだ、と思ったがそれもよく解らないこと。
それは見ないことにしていれば問題ない。ところが最近、食事の途中で、入れ歯が邪魔になるのか、外すことがある。見ないようにしている。外した歯は、持参のケースに入れるので、ほっとする。
ところが・・彼女、最近は外した「歯」を、そのまま皿小鉢と並べトレーに載せるのだ。(食事は、トレーに載せて運ばれて配膳、そのまま食べる)私がちょっと自分の箸先から視線を前へ移してしまうと、そこに彼女の「歯」がある。
初めて見たときは吐き気がした。以後、「どうぞ外しませんように」と祈っていた。見たくないので、じっと自分の皿や茶碗ばかり見ることに。食事が終わったら椅子を斜めにし、遠くを眺めてお茶を飲む。とにかく、歯だけは見たくない。
彼女は食べ終わると、トレーの上の「歯」をやおら自分の湯呑に入れてジャブジャブ・・それが終わると「入れ歯ケース」へ。私はほっとして前を向く。
毎日ではないが、最近それが増えてきて、う~ん、吐き気までする私の方が変? でも、入れ歯って、外すのもこっそり人目を避けてするのではないの?
お口直しの写真。
と、考えていたら、今日の昼食から、私がまた「席替え」になった。近々新入所者があるので、少し入れ替えをしたとのこと。私の席は、エレベーターに近くて、車椅子か歩行器を使う人優先なので、その関係らしい。
ほっとした。体臭と同じで「あなたの入れ歯をみたくない」など、とても本人に言えるものではない。入れ歯のことがなければ、何も問題はない人なのに。
筍の濡れたる土のまま売らる KUMI