KUMIの句日記

写真と一日一句で綴るブログ。句の転載を禁じます。

美容師の指名料

2021年07月21日 | 俳句
天気 晴 

朝、カーテンを開いたら綺麗な巻雲が。秋を思わせるような爽やかな空に見えた。が、無論今日も高温注意。
隣の山梨では37.5℃という。だから美味しい葡萄とワインが出来る訳で。乾いた空気での高温は、私は嫌いではないが、体温より高い気温はゴメンだ。20年くらい前、一度だけ、上野公園へ吟行に行った日に39℃という当時としてはとんでもない気温を体験した。
駅前で倒れそうになり、慌てて見知らぬレストランへ飛び込んだけれど・・今なら体温を越える気温の予報が出たら外へは行かない。

当日は無理かな、と思いつつ朝、美容院へ電話。先日体調悪くて予約を断ってから、もう10日以上になる。ボサボサの髪が気になって仕方がない。今日がダメなら他の日に・・と思ったら午後の予約がとれた。
ようやく美容院へも自由に行ける。ワクチン様様だ。
この美容院は大手のチェーン店で美容師の「指名料」なるものを払っていることは解っていた。でもカットと洗髪だけの料金は前の店よりも安いし、洗髪台もとても楽だし、500円くらいはいいか・・と。30歳前後と思われる男性の美容師もことば遣いがきっちりしているし、男性の方が余計なことを訊いてこない分気が楽だ。と思い、今回もHさんを指名、次回の予約もHさんにした。すると、受付で、
「来月から、ご指名料が1000円になりますがよろしいでしょうか」と。
え~~っ   と叫びたくなったけれど、そこは慎ましい年寄りでゴザイマス。欧米なら、サービスにチップは付き物、料金の1~2割が常識。でもここは日本だ。ちょっと高額過ぎやしませんか。でも・・
「はい、いいですよ」とにこやかに(マスクの中で口元は引きつっていたけれど)答えた。
別に指名しなくても無論カットはしてもらえるけれど、一瞬、店内の他の美容師が目に入った。長髪で金髪のちょっと変なイメージの男性美容師、甲高い声で芸能人のゴシップを話す女性美容師・・など。やっぱり、黒髪の誠実そうなHさんになら1000円出してもいいか・・
と、何やら、ホストクラブの品定めのような。
個人の美容院も近くにあるが、年配の店主はいかにも話好きのようで、老人ホーム入居者、と知ったら噂話の餌食になりそう。あまり世間話の好きではない私にはこれで良いのだ、としよう。もう、今の暮らしではお金の贅沢な使い道はないのだし。

帰りは、いつものカフェでケーキセットを。西の空が見える入り口あたりの席、西日は暑いけれど、風があって今日は体も軽かった。


西日背に押して重たきカフェのドア  KUMI
コメント (6)
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