句会・大久保

天気　曇

大久保の俳句会館での定例の句会。
曇天ながら昨日と同じくらいの気候だろう、と思ってコートは軽いものにした。ところが、思いのほか風が寒かった。まだまだ春寒し・・
と思ったら大久保駅から会館への途中、路地に咲く白木蓮が満開で散り始めていた。

会館の東側の通りの向こうに、枝垂桜の咲くのも見えた。まだ少し時間があったのですぐそばまで行ってみた。

　

今春初めての枝垂桜。市街地化している新宿の路地にも、こういう花木を残しているのがいかにも日本、と思う。

今日は出席8人と郵便による投句が二人。
色々と話し合い、批評し合うのにはちょうど良い人数だ。このところ句作低迷の私だが、そんな時こそ仲間の素晴らしい句に出逢えると刺激になる。

今日の句に使われていた季語。
木の芽・桜・霞・つちふる・白鳥帰る・春暖炉・月おぼろ・卒業・啓蟄・彼岸　などなど。
　
彼岸西風人は水辺をめぐりけり　　　KUMI（20086作）

開花直前

天気　曇

白木蓮が大分咲いただろう、と見に行った。
白木蓮の咲く公園の、池のそばに若い桜の木がある。その桜が、このあたりでは一番早く咲く。公園の他の老木はまだまだなのに、その桜だけ秒読み段階のつぼみの色だった。あと三日くらいで咲きそう。暗かったのでブレ写真ですねえ。

木蓮は・・かなり咲いたものの、今日は曇天なので色が綺麗ではない。というか、青い空が背景にないと写真にしても面白くない花。




辛夷も咲き始めた。


すみれも咲き始めていた。この公園へ行く谷戸の道の両側の土手にたくさん咲くので、これからが楽しみだ。


帰宅して、家の入口の反対側通路にある日向水木は？と思って見に行ったら、なんと、あっという間に咲き揃ってしまった。


春の花の歩みは早くて、ちょっと焦ってしまう。

土佐水木日向水木と道照らす　　KUMI（2008年作）

春の雨

天気　曇のち小雨

朝9時からの太極拳の日。昨日に続いての朝早くからの行動は、朝の遅い私にはちょっと辛い。
会場へ行く途中の交差点、向こう側に鮮やかな菜の花を見て、まさに目が醒めた思いだった。
昨日、句会場が和室だったので、腰痛と腿痛のある私には辛いものがあり、昨夜は湯上りに貼り薬をペタペタと。今日は太極拳を出来るかな？と危ぶんだけれど、何とかなるものだ。ただ、無理に低い姿勢は出来ないので手抜きばかり。

椿も、ようやく咲き揃ってきた。敷地内（マンションの）に椿の木が色々とあって、絞りの花がいちばん見事かもしれない。雨が降ってきたので傘の中からスマホで撮ってみた。

見上げたら、辛夷の大分咲いていた。家の周りだけでもあれこれと花が咲いて、うきうきする季節だ。
ただ、今週末はまた寒さが戻るかも、という予報だ。暑さ寒さも彼岸の終わるまで、ということなのだろう。

重さうに飛ぶ初蝶でありにけり　　KUMI（2012年作）

武蔵野探勝句会・池上梅園

天気　晴

虚子一行の探勝会を辿る吟行、前2ヶ月を都合悪くて休んでしまった。
今日は池上、ということで我が家からはかなり遠いけれど、集合時間の10時に間に合わなくても何とかなる場所、頑張って出かけた。
虚子一行は昭和11年3月に行っている。二・二六事件のあった直後で、まだ戒厳令下だったという。池上の料理旅館での句会、そんな時でも句会を開催出来たのだ。
ちなみに、わが父はそのとき警視庁の丸の内署に勤めていたから、大変だったようだ（無論、私は生まれていない）

料理旅館はもうなくて教会になっていたそうだ。私は間に合わず、本門寺を通って梅園へ。
本門寺は長い石段を登ったところに大きな山門、その向こうに広い境内と本堂。実に立派なお寺で、でも日蓮宗にはあまり縁がないのでお参りだけはしたけれど。

そこを下って、本門寺の墓地の崖の下にある梅園へ。もう殆どが散ってしまい、多摩とは違って季節のはやさを感じた。我が家の方はまだかなり咲いている。

園内の和室を一軒借りての句会。池に面していてなかなかの風情だった。

茶室のある庭のベンチでゆっくり句作。春の日差しが気持よくて、目の前の土筆にちょっとびっくり。

久しぶりに天候に恵まれて、春の息吹を感じた。
でも、往きも帰りも電車の中では居眠りばかり出て。

車中とて座れば春眠なる魔物　　KUMI　　（今日の句です）

一気に春

天気　晴

1ヶ月以上も先の陽気になってしまい、戸惑った。
昨日はちょっと厭な気分になることがあり、しかも天気も陰鬱で塞いだ気分だった。再発・転移の恐れを抱えた病気、免疫力の落ちるようなことは普段から避けて暮らしている。でも、外からくるこのは避けようもない。

ということで、そんな時は花を見て気分転換が何よりだ。
午前中は、先日、まだ蕾だった白木蓮を見に。南の木はかなり咲いていて眩しかった。




帰路の都営住宅脇の椿も、かなり咲いてきた。とてもやさしい色の花だ。


近くの家で初めて逢った猫ちゃん。飼い猫のようで、玄関の前からこちらを眺めている。人を恐れないけれど近づいてくることもしない。これ以上の位置からだとよそ様の庭に入ることになるので、道路からパチリ。
帰宅して写真を見てびっくり。笑ったような模様の顔だ。


午後は、リハビリの前にちょっとだけ、医院のそばの殿ヶ谷戸庭園に寄ってみた。カタクリが咲いているかな？と。咲いていた。でも・・今年は花が少ない。
なので、何とか撮れたのはこの一枚だけだった。


まだまだ咲くとは思うけれど、去年ほどには咲かないような・・
カタクリの花は毎年同じ株が咲く訳ではなく、何年かして咲くのだそうだ。なので、去年はちょうどたくさん咲く年だったのだろう。

ということで、去年の写真の再掲。


重さうに飛ぶ初蝶でありにけり　　KUMI(2012年作)