KUMIの句日記

写真と一日一句で綴るブログ。句の転載を禁じます。

眠気覚まし

2019年05月25日 | 暮らしのつぶやき
天気 晴 暑い

昨日よりも暑くて、湿度がないので我慢出来るものの・・
いつものことながら、家に居ると午後2時前ごろから眠くなる。今日は暑いので余計にだるい。うっかりソファに座ったまま眠り始めてしまい、今日も、コーヒーを飲んで何とか本格的な昼寝を回避した。
先日、通院の途中に寄った隣駅の地下で、陶磁器の雑器の安売りの催しがあった。通りがかりにこの猫ちゃんが眼にとまり、眠気覚ましのコーヒーにいいかな、と衝動買い。いつも使っているマグカップはカフェのもらい物で、そろそろ飽きてきていた。
で、翌日さっそくコーヒーを淹れて猫ちゃんと楽しく飲もう、と思ったら・・あら、猫の後足が目の前に見えるだけ。


そりゃそうでしょ、カップを手にする時には左手で飲む。買う時には右手に持って猫ちゃんを目の前にして、気に入ったのだから・・
意識して、慣れない右手で持つようになってしまった。

眠気の覚めてきた頃に、ズシン、とくる眼の覚めるような地震があった。このあたりは震度2強くらい?
震源に近い千葉では4以上あったらしい。もう1時間早かったらコーヒーは不要だったかも。

カーテンの白さ眩しむ昼寝ざめ KUMI
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皐月(さつき)咲く

2019年05月24日 | 暮らしのつぶやき
天気 晴 暑い

一昨日から季節外れの暑さが来て、それでも昨日まではまだ心地良かった。何しろ、4月に異常なくらいの冷たい日が多かったし、5月の晴天続きは有難い・・はずが、今日は暑すぎる。これがまだ三日くらいは続くという。今の時期から「熱中症に注意」と言われても・・

散歩に出よう、と洗濯を終えて久々にカメラを持ち家を出たものの、暑すぎてとても公園まで行く気分にはなれなくなった。家の周りをちょっと歩いて、用足しをして帰ってしまった。サツキがかなり咲き始めた。この花、なぜか「市の花」なので市道にはあちこちに植えてあって、手入れの良い所は結構見栄えがする。
サツキとツツジの違いが判らない、という人は多い。花としては同じツツジ科だからどちらも同じ。いちばん手っ取り早い見分けは、サツキはツツジの花期が終わってから咲く。だから、南関東で5月半ばに咲いているのは殆どサツキ、と思えば良い。

サツキも咲いたし、旧暦では皐月に入っても良い暑さなのに、暦で確かめたら、まだ「卯月」だった。旧暦では4月20日なのだ。
心地よい気温の日が少ないまま、梅雨=五月雨になってしまいそうだ。

消防車続くパトカー街薄暑  KUMI
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吟行句会・生田ばら園

2019年05月23日 | 俳句
昨日の話です。

日曜に向島まで吟行句会へ行き、何とか無事に帰れたので晴天でもあるし、と夏・秋恒例のばら園吟行へ行くことにした。向島とはちがい、電車に乗ること20分余りで最寄り駅だから、体力も使わない。以前は駅から歩いた上り坂のコースも、今はタクシーにしている。

とにかく私の一番好きな天候なのだ。少し暑いとはいえ湿度が少なく、日向に居ても私は暑さを感じない。
前日のメイストームのあとなので、薔薇の花は惨めに傷めつけられていた。豪雨で首から折れていたり、無論、花びらが土の上に山ほど散っていたり。到着した10時過ぎころは痛ましい光景だった。
ボランティアの人たちが支えているばら園、見苦しい花は伐り捨てて、だんだん整備されていった。








写真はほどほどにして・・薔薇の句はとっても苦手で、なるべくなら他の素材でつくるようにしていた。昨日は、普通に「美しいばら園」ではないので、何だか薔薇の句が出来そうな気がしてきた。ところが、なかなか作れない。結果、薔薇の句を7句出して、その殆どがボツだった。
まだまだリハビリが必要? それとも、私の脳力が落ちた? 
去年の秋には薔薇の句はあまり作らなかった。でもその時に作った句で、自分では気に入っていたのが

  プリンセスミチコ秋日に映ゆる薔薇  KUMI

句会ではみごとにボツでした。翌春には退位される皇后さまのことを思って作ったので、、自分で気に入った句。仲間に肯定されなくても捨てきれない。思い切って結社誌へ投句、主宰の選をあおいだ。結果は、主宰にはとってもらえた。・・そのことを、プリンセスミチコの花の前で思い出した。
やはり、薔薇の句は苦手、と思うことにした。見るだけが楽しい花のようだ。

生くる身をちくと刺したる薔薇の棘  KUMI
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メイストーム

2019年05月21日 | 暮らしのつぶやき
天気 大雨のち曇

風を伴った大雨で、スマホの大雨警報が何度も鳴る。メイストーム、ということばを思い出した。こちらは海沿いではないので強風は吹かなかったものの、雨はかなり降り続いた。わが市のあたりは水の害には殆ど縁のない地域。窪地になている場所でも、住宅浸水の話は聞いたことがない。土砂崩れの発生する山もない。
有難いことだ。ベランダに降りこむ雨を見ながら、一日家に籠った。

ベランダの、もう処分したくなってきたパンジーとキンギョソウ、雨が降りこんだらまた元気になってしまった。雨が小降りになったときにパチリ。


都心や海沿いではかなりの風も吹いたようだ。雨の交差点の映像をTVで見ていると、かなりの人の傘が風に「おちょこ」になっている。それを中継している人が「ひっくり返ってしまう傘が、あちこちに」と言っている。ひっくり返る、って傘が風に飛ばされて道にひっくり返っているみたいな表現だ。
「おちょこになる」とひとこと言えば、私にはすぐに光景が見えてくるのに・・今はそんな言い方はしないのかしらん?
と思って辞書をひいてみた。出ています。良かった、今でも使えることばなのだ。でも、若い人には有用しないのかしらん?

武蔵野を洗ひゆきたる緑雨かな  KUMI
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初学の頃の句

2019年05月20日 | 俳句
天気 一時雨 晴たり曇ったり

写真は、〇ブンイレブンで買ったおやつのサブレ。東京の西の外れにある日の出町の牧場の牛乳を使っていて、かたちは写真の牛乳瓶と同じもの。東京にも酪農はある。八王子市には大規模のオートメ化した酪農家があるのだそうだ。東京といっても、私にとってビル街ばかりの「東京」は、むしろ別世界だ。たま~に行って疲れて帰る場所。
地域限定のサブレ、ミルクの味がたっぷりとして美味しい。

朝から天気が落ち着かなくて、昨日の疲れもあって、出かけずに色々と。
探し物をしていたら、俳句を始めたばかりの頃の句会の記録が出てきた。仲間が手書きで作ってコピーした1年分の記録だ。1997年、とあるから、私はまだ2年目くらい? 名簿も出てきた。メンバーで今も別の句会を共にしているのはこれを作ってくれた私よりも若い男性だけだ。物故された人、他の結社で活躍している人、今も結社は同じだが句会では出逢わなくなった人、俳句をやめてしまった人、などなど。
懐かしかった。

当時は翌月の句会のために兼題が出た。兼題席題苦手の私でも、1ヶ月の余裕があったから作れたのだろう。句会のあとでは即興の席題句会もあって、そちらは大変な苦労をした覚えがある。
この後、この初心者向け句会は別の吟行句会へ発展した。

当時の句から抜粋

(蓑虫)枝打ちて蓑虫ともに束ねけり  KUMI

(硯洗)硯洗ふ悪筆は父譲りにて

(夕立)ジーンズの裾にまつはる夕立かな

(梅干)日の匂ひして梅干の乾きけり

(梅雨)母校にもルーズソックス梅雨晴間

(蝸牛)その塀を越ゆれば墓地ぞかたつむり

(竹の秋)竹の秋市長の家の長屋門

(熊鍋)熊鍋と知らずに箸のすすみけり

何とも、初々しい句が多い。と同時に、今とあんまり変わらないなあ、と、進化のなさを感じた。平凡な句しか作れないのは今と同じ。

今も長屋門は残っているが、当時は、そこの主は市長だったことを思い出した。今は資料館になっている。竹藪もまだ健在だ。

工事夫のひらく弁当夏つばめ  KUMI
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