哀れ、老木

天気　晴

今日は、昨日と違って蒸し暑くなり、さすがの私も暑さを感じた。
写真は、オブジェではない。弱ってきた桜の老木を蔦が覆っている光景。公園へ行く途中にある。遠くから見ると人工的に見えるが、自然のなせる風景だ。実際の木は、こうなっている。望遠のカメラでは撮れないので近くからスマホで撮った。


ここは桜並木になっていてこの地へ越して来た頃はみごとに花を咲かせると、道路を覆うほどだった。それが古木となり、ここには消防署が移転してくる予定なので、老木の数本は伐られる運命にある。今更手入れをするのも無駄なので、ほったらかし。多分、戦後すぐくらいに植えたと思われるので樹齢は70年以上だろう。
ソメイヨシノの樹齢は短いから、仕方ないと思うものの・・老いたら蔦にがんじがらめのこの姿、通るたびに何だか哀れで仕方がない。それにしても、蔦の生命力には驚くしかない。

句が出来ないことを嘆いていても、参加している月一回のネット句会には休まない努力をしている。席題苦手・・なので、題が出て、身近に経験できるものなら有難い。ところが、今回の題は「麦」「繭」麦は何とかなるものの、繭なんて、どうしたらいいの？創作の句など作る器用さがないので、困る。
子供の頃、といっても小学校へ上がるころまでの家で、近所の養蚕を見たことはある。桑の葉を食べる、あの蚕の姿と音が何とも気味悪くて、蚕小屋には近づかないことにしていた。
困った、困った。締め切りまであと4日。
ともあれ、今日は眺めたことのある今頃の麦畑の風景を思い浮かべて幾つか作ってみたものの・・上州の麦畑の風景を思い浮かべると、こんな句ばかりがどんどん出来てしまった。
これは駄句、句会には出せません。

麦の秋空広々と赤城山　　KUMI