KUMIの句日記

写真と一日一句で綴るブログ。句の転載を禁じます。

冬紅葉

2019年12月18日 | 俳句
天気 晴

寒さが続かないので、風景に真冬はまだ来ない。写真の黄色い植え込みは公園の雪柳。こんなにきれいな黄葉になるとは今まで思ってもいなかった。
山吹も、今が盛りの黄色。花のときと同じだ。今日はスマホ撮影。


近くの施設の中に市の高齢者福祉課があって、夫の介護保険料の返還が生じて支払う、という銀行振り込みの書類が来た。郵便でやり取りしなくても窓口でも支払う、と書いてある。眩暈は良くならないが、昨日一日を家で過ごしたので気分転換に窓口まで行って、帰路に隣接のいつもの公園へ足を延ばしてみた。黄葉の中に、1本だけ楓の赤い色が目立った。
木々がすっかり葉を落とした池の周辺、造り滝があらわになって、ちょっとした「深山幽谷」風景。いつもの冬だと涸れてしまう水が流れている。人工で水を汲み上げている池なのだが、今年は地下水が豊富なのだろう。


午後は銀行へ。当面の相続手続きは終わった。担当してくれた女性行員さん、会うたびにマスクをしていて、顔がわからない。と少しイライラした気分でいいたら「1月から産休に入りますので、これからはこちらの〇〇へお願いします」と、他の行員を紹介された。
あら、おめでただったのね、と初めて気づいた。太り気味、としか思っていなくてごめんなさい。マスクの理由も解ってほっとした。
「おめでとうございます、お仕事、続けるのでしょ?」
「はい、保育園が4月は間に合わないので1年間は育休になってしまいますが」
「頑張ってね、大変だけど仕事は辞めないでね」と励ます気分になった。今日唯一、笑顔になれた時間だった。

父の忌やかつと日の照る冬紅葉  KUMI



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書かなかった救急車騒動・・11日の話

2019年12月17日 | 俳句
天気 雨のち曇

写真は、14日に泊まった旅館近くの河口湖。富士山は見えるものの薄雲の拡がる寒い朝で、遊びに行った訳ではないので河口湖大橋を渡って帰路についてしまった。

さて、11日の夜、ひどい眩暈で動けなくなって救急車を呼ぶ破目になった。救急車に同乗したことは、仕事上何度かあるものの自分が世話になったのは、長い人生で初めてのこと。いつもの病院へ電話をてタクシーを呼んで行こう、と思っていたが、立つと眩暈で足元がふらつき、一人ではとても家を出てエレベーターに乗る自信がなくなった。スマホでお隣の奥さんに電話するとすぐに来てくれて、
「救急車呼びましょう、父親のとき、二度呼んだことがあるし、その方が安心です。大丈夫」と。まだ40代、介護の仕事をしているのでテキパキしている。タクシーを呼ぶ元気も出なくてしゃがみ込んでいたので、お任せすることにした。
病院まで付き添っていただいた。有難うございます。
もしかして脳梗塞だったら・・という心配が浮かんできた。私の年齢くらいの父が新宿駅で倒れ、軽い脳梗塞で10日ほど入院したことも、頭をよぎった。指先の痺れを頚椎の異常のせいだと思っていたけれど・・と。

結果、色々検査して、脳梗塞の心配はないと解った。ひとまず安堵。三半規管の異常だという。後日、耳鼻科の検査を受けた方がいいが、救急外来から紹介する訳にはいかないのでかかりつけ医に相談して紹介状をもらうよう・・と言われて「放免」された。病院に居る間に、少し眩暈も良くなってきた。何しろ納骨を2日後に控えているので、入院なんかになったら大変なこと。ほっとした。が・・眩暈はずっと続いている。

数年前、耳鼻科で検査したときはメヌエル氏病ではない、と言われた。
昨日ネットで調べたら、三半規管に耳石が入りこんでの症状、とあった。ストレスも関係するらしい。でも、眩暈持ちは随分昔からのことで、ただ、これほどひどい症状が続くことはなかったのだ。ネットの解説で原因に思い当たる節があった。寝る時に同じ方ばかり向いて寝ていると、耳石が溜まりやすくなるのだという。
ペースメーカーを入れて3ヶ月は器械が定着するまで左を下にして寝ることが禁止されていた。その後も、左を下にするとコードが攣れるので気になって、あまり寝返りを打たない癖がついた。おまけに最近は、左肩が痛くてとても左を下にしては寝られない。そうでなくても、朝には肩の痛みで目が覚める。
でも、原因が解って良かった。ストレスはだんだん減っていくと思う。改善するための「体操」が動画で出ていたので、簡単なので続けてみよう。

冬うらら甲斐のとんびは湖の上  KUMI
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富士山に見守られて

2019年12月16日 | 俳句
四十九日は20日なのだが、仕事を持つ若い人たちのために少し早い14日の土曜日に済ませた。
わが家から車で、渋滞なしなら1時間半の富士山の麓。義父が自分の寿命を知っていたらしく、亡くなる半月前くらいに「ここを買え」と言ったので仕方なく買ったようなところなのだ。今は高速道で簡単に行くことが出来るが、東富士道路の出来る前は、峠道を越えるのでそう近くはなかった。
とにかくこの時期には珍しい暖かな、でも富士山の素晴らしく綺麗な日になった。上の写真は、霊園から。下は、東富士有料道路の車窓から。


無論日帰りで十分に間に合うが、済ませてから、河口湖畔の温泉で一泊してお清めをした。その宿の窓からも大きな富士山が見えて、遠くに小さく見える富士に慣れている身には、富士山を堪能した納骨となった。宿からの夕富士の頂上も、ちょっとアップして撮るとこんなに近かった。


私はずっと体調が悪くて、送迎をしてくれた友人夫婦に感謝感謝しかない。昨日は昼頃に帰宅し、裏の部屋に置いてあった小さな仏壇を居間に移して友人に頼んで設置した。義父母と、海で事故に遭った義弟の位牌があり、夫は毎朝水を替えて手を合わせていた。私は、夫の留守の時を除くと彼岸と命日などのほかはあまり熱心に手を合わせることもなかった。
三人の位牌と夫の位牌と。夫は元の家族のところへ戻り、私は一人残されたような感覚になった。享年は父59歳母54歳弟29歳。夫が抜群に高齢だから、今は奇妙な家族だ。
私の周りは、夫婦して真言宗の家なので、納骨は四十九日が常識になっている。もっと早い家もあるようだ。いつまでも遺骨が手許にあると気持のがなかなか切り替わらない・・と言うのは本当のようだ。毎日夫に何かを言おうとすると、涙が溢れるので、出来るだけ何も語らなかった。さてこれからは・・何か愚痴を言ったら、三人の家族にも聞かれているような気分になりそうだ。
友人に「パートナーロスにならないでね」と言われた。その余裕は、今のところないようだ。とにかく、回復しない眩暈と腕の痛みを何とかしたい。片付けねばならない亡後の手続きなど、まだ色々残ったままだ。

富士燦と枯れゆく野山従へて  KUMI
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15日までお休みします

2019年12月12日 | 暮らしのつぶやき
四十九日法要と、納骨など色々ありますので、お休みします。
夫との最後のお別れとなります。墓地は、夫の父親が決めた、写真の富士山の麓にあります。
体調は良くないのですが助けてくれる人たちが居ますので無事に済ませたいと思っています。
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癒しの庭

2019年12月11日 | 俳句
天気 晴のち曇

なぜか、やはり綺麗に撮れなかった葉牡丹。スマホで見ると綺麗なのに・・
昨日の菊と同じ家の門の左右に植えてある。今日、通りかかったらたまたまそのお宅の奥様が塀の外で樹木の手入れをなさっていた。庭に居るのは見かけたけれど、訪問客でもないのに庭まで声を掛けるのは憚られて、話をしたことがない。
「いつも、楽しませていただいています、ありがとうございます」と、深々と頭を下げた。
「いえいえ、もう花も終わりになってしまって」
「菊がきれいですねえ」
「たいした菊でもありません。なぜか、今年は今頃になってサツキやツツジが咲きます」
「天候不順のせいでしょうか」
など、少し植物談義をして、これからも楽しませていただきます、と別れた。
道路の角の家なので、外から見える位置に小さな池もあり、鯉が泳いでいるから小さな子供たちがよく覗き込んでいる。庭のない暮らしには、通るのが楽しみなとっても有難い庭だ。

午後、三度目の鍼治療に。効果はまだ顕著ではない。でも、マッサージがとっても気持良い。今日確信したことは、眩暈の原因は頚椎にあるのではないか、ということだった。若い鍼灸師さん、他に原因がなければそうかも・・と同じ意見だった。今日は首筋にも鍼を打ってくれた。終わって外へ出ると体が軽くなっていた。・・のだが、帰宅すると、まだまだ眩暈はいつも通り。ともかく納骨が済むまで頑張ろう。

マスクして手足の長き鍼灸師  KUMI
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