KUMIの句日記

写真と一日一句で綴るブログ。句の転載を禁じます。

久々の夕富士

2020年08月10日 | 俳句
天気 晴 36℃

久々にぼんやりと富士山が見えた。梅雨が明けてから初めてのこと。夕焼け、とまではいかないが空も久々に見えた。今週は猛暑日が続くらしい。元気でも出かける気にはなれない。

昨日は何とか体調も悪くはなく過ごしていたのに、夜、寝ようとしたら突然、尋常ではない目まいに襲われた。昨年末に救急車騒動を起こしたときよりも酷かったかも・・布団へ入っても地球の自転が一時間になったような重力がかかってくるし・・もし、これが続いたら救急車を呼ぶ元気もないと思った。

ともあれ、生きて朝になった。昨夜、珍しくソファに座ったまま本を読んでいたのが良くなかったのかもしれない。頚椎がまた重くなっているなあ、と思いつつ、屈んだ状態を長く続けたのが良くなかった? まだ昨夜の続きの体調で頭が重いので、家に籠った。甲子園で高校野球の交流戦(春選抜大会の出場校の)の中継があって、それを眺めて救われた。

午後、昨日階下に越してきた人が挨拶に来た。若い夫婦で、10ヶ月くらいの可愛い赤ちゃんを抱いている。マスクをしていて顔が解らないのが残念。もっとも、玄関へ出た私もマスクだからお互い様。今日唯一の、ことばを交わす人、になった。
お菓子をいただいた。定番のお菓子ではあるけれど、誰でも食べられるものだ。どんな人が居るのか解らないご近所挨拶にはこれが一番。


階下は、一年半も空き家になっていた。古いマンションながら駅に近いので、改修工事後にはすぐに売れると思ったらなかなか決まらず、階下が無人の冬はとても寒かった。

今日は本を読む元気もなかった。夜眠れなかった分を昼寝したので眠くならないかもしれないし・・テレビ欄をよく見たら官藤サンのドラマがあるので見てみようかな。

夏痩せて闇に眩暈と格闘す  KUMI
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茄子と茗荷

2020年08月09日 | 料理
天気 曇がちのち晴

午前の早い時刻に買い物に行くことにした。曇っていてまだ暑さが来ない9時半ごろ。
スーパーへ行く前にいつもの道を少し外れ、百日紅の並木を写真にしよう、と思った。今年は7月に殆ど日照がなかったので、百日紅の花は勢いがない。雨の少ない年なら、もう厭、というほど咲くのに。やっと、綺麗に見える枝をパチリ。
この花、中国から渡来したらしいが、お寺さんの庭に古木があって、樹齢700年を越えている、と聞いたことがある。今年は咲いているやら・・

スーパーの地下食品売り場は早くから開いているが、一階のドラッグストアとか2階から上の衣料品などは10時開店。なので、10時前は空いている。日曜の昼前や夕刻は混み合うので、食料だけならこの時刻が良い。
地元の野菜を売る店もまだ開店していないので、今日は会津の野菜をゲット。小ぶりの茄子が8個と、小さな茗荷がたくさん。計、税込み400円余、という安さ。


朝、茄子の味噌汁を食べたいと思ったら切らせていた。大好きなので茄子の季節には必ず冷蔵庫に用意してあるのに・・

小ぶりなので、私がちょっと使うのにはちょうど良い。大きいと、味噌汁に1個使ったら「茄子の味噌煮」になってしまう。茄子の味噌汁には茗荷が欠かせない。
さっそく、昼には即席の漬物。茄子のヘタを残して6等分くらいに割る。塩もみするので、皮は半分くらい剥いた方が良い。


で、塩をたっぷり振って、しんなりするまで軽く雑巾絞りにする。それを小口切。それだけでも十分に美味しいけれど、昼にはまだ目まいもあまりしないので、野菜を切る元気があり、茗荷と新生姜をみじん切にした。そちらはポリ袋に入れて梅干しを作ったとき一緒に漬けた赤紫蘇を細かく切って入れ、揉んでおく。去年から梅干しは作らなくなったので、一昨年の赤紫蘇だ。梅酢があればそれが一番良いけれど、もう使ってしまった・・
それと茄子を合わせて


これだけあれば、私のご飯一膳分には十分のおかずになる。
でも、これでは栄養が・・と、昨夜の残りの鶏肉と南瓜の煮物で簡単昼食。
明日の朝は、茄子と茗荷の味噌汁が食べられる。夏にいちばん好きな味噌汁の具、会津の佐藤さん(袋に書いてあった生産者)、ありがとうございました、美味しくいただいています。

煮て焼いて漬けて秋茄子食べ尽くす  KUMI

(註・動詞ばかりの句は、本当は句ではありません)
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まさか・・彼岸花

2020年08月08日 | 俳句
天気 晴のち曇

朝のうち、ハガキを投函に行ったついでに道の向こう側へ水引草の写真でも・・と行ってみたが適当な花がなかった。でも露草が咲ていた。最近は露草が少なくなった気がする。
立ち上がったら、その近くになんと、ヒガンバナが・・



びっくり仰天。4本のうち2本はもう枯れている。つまりは、梅雨明けすぐに咲いたことになる。7月は気温の高い日が少なかったので、長雨を秋の長雨と間違えた彼岸花?この花はとっても正確に秋の彼岸前後に咲くのに。花によっては9月10日くらいに咲くものもあるが、8月の初めとはいくらなんでも早すぎ。
何だか不吉な感じがした。自然界が壊れた?もしかして、他の彼岸花も・・と思ったが、わが家の出入り口の花はまだ咲いていなかった。この花だけが季節を間違えたのだと思いたい。

向こう1週間の天気予報を見たら、ずっと猛暑日になるようだ。コロナ籠りから梅雨籠り、そして猛暑籠り。止まらない感染拡大、コロナはいつどこで罹るか解らなくなっているけれど、熱中症は防げるのだから自粛自粛。

ひかりなき眼の人ばかり街灼くる  KUMI  
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熱中症注意アラートそしてクマゼミ

2020年08月07日 | 俳句
天気 晴 36℃

写真は、36℃の空。日差しは強いのに午後3時ごろの空は何とも気持の悪い濁りよう。
スマホが、午前中から警報を鳴らす。今年は東京では「熱中症警戒アラート」として試行しているのだそうだ。気温だけではなく、湿度なども総合しての警戒情報なので気象予報士は「科学的な根拠で出されています、真剣に警戒してください」と。

朝目覚めると、クマゼミが鳴いている。このところ毎年何度かは聞く声なので子孫をつないでいるのだ。いつ頃から東京へやってきた?本来ならば箱根の西にしか居なかった蝉のはずなのに・・シャシャシャシャシャ、と忙しなくて、一匹だけでも気になる。鳴きだしたみんみんに頑張れ、と言いたくなった。
もしかしたら、都心の日比谷公園とか代々木公園にはもう、たくさん鳴いているのだろうか。この時期に行ったことがないので知らない。初めて聞いたのは中学生のときに四国へ住んだ夏。それまで住んでいた房総の田舎では聞かなかった蝉にびっくりした。母は「イライラする声だねえ」と。
外来種ではないけれど、何だか、東京に毎年増えていく阪神タイガースファンと広島カープファンのように、東京に拡大していくのかも、と思うと・・ これ以上は書きません。

暑い話はお終い。サギソウの涼しい写真は、4年前のもの。亡姉の後始末に忙しかったのに、この時期、昭和記念公園の「サギソウ祭」へ行っていたのだ。






強風の日で、撮影に苦労したことを思い出した。小さな花はすぐ揺れてなかなか捉えられない。以前は毎年のように行ったけれど、なかなか良い写真にはならない。難しい花。
今年は中止のようだ。小さな花の展示にカメラマンが集まるから「密」は避けられない、ということだろう。でも、花を絶やす訳にはいかないので、ボランティアの人たちは頑張ってくれている、と信じたい。
行く機会が作れれば、展示ではなく自生して咲く場所は知っている。見に行きたい。見ているだけで涼しくなれる。

空もまた病みたる色を猛暑の日  KUMI
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八月六日広島忌

2020年08月06日 | 俳句
天気 晴

日本もわが家も、8月は忌日ばかり。
写真は、一昨年の5月に広島へ行ったときのもの。夫との最後の新幹線の旅になった。いつも、原爆記念日の式典をテレビで見るたびに夫が「広島は行っていないんだよなあ」と。出張やら旅行やらで私よりも全国くまなく行っているのに、中国地方はなぜか広島だけ、行ったことがなかったようだ。私は、20歳の時と退職する前と、2回行っていた。
ならば元気なうちに・・と、旅行会社で海外旅行用に積み立てていたクーポンの残りがあったので、それを全部使うことにした。もう海外なんて行く元気はなかった。広島へ着いた日に平和公記念公園近辺を歩いた。原爆資料館は工事中で、半分くらいしか見ることが出来なかったが。
広島と長崎は、日本人なら一度は行くべき地、と私は思う。今は修学旅行で行くことが多いのだろう、5月の連休明けのその日も、学生服の団体がたくさん歩いていた。あまり戦争など理解できない年齢、でも行っておけば大人になってから必ず平和について考える源になるだろうと思う。


さて、今日は病院で検査の日。膠原病の検査、「念のために」とドクターは言ったけれど、少しも体調が戻らないのでやはりどこかがかなり悪いのかも・・と、検査が近くなると考えてしまったり。
朝からあまりにも暑いので、徒歩15分の病院へタクシーを呼んでしまった。病院の入り口の手前には今、こんな貼り紙がある。


先月出来たPCR検査センター、病院の敷地を借りてこのあたりの市の医師会の協力で作られたもの。最近知ったことは、費用が東京都からも国からも出ていないのだという。感染者との接触で感染が疑われることになったら、保健所へ連絡してここへ来れば良いようだ。家から歩いて行けるので安心。万一感染したかも、という時に自家用車がないとタクシーを呼ぶのもバスで行くのも憚られる。動ける体力があるなら歩いて行けるのが有難い。
そんなことにならないよう、何とか元気を保たなくては。

さて、検査の結果はお盆休みが間に入ってしまったので先になる。そういえば、心臓の手術をしたのも5年前の同じ頃だった。何にしても8月は厭な月。

八月六日人も木も濃き影を持ち  KUMI
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