KUMIの句日記

写真と一日一句で綴るブログ。句の転載を禁じます。

寒戻る

2021年02月23日 | 俳句
天気 晴 強風

午後、整体治療で隣駅まで。写真はその駅の南北を貫くコンコース。昨日の汗ばむような陽気への、吹き返しの冷たい北風が吹き抜ける。JRの駅に私鉄が乗り入れているので乗降客も結構多くて、祝日とありすれ違う人の殆どは若い世代だった。写真は、人波の途切れたときに撮った。変に近づいて撮ったら、怪しまれる。

東京のコロナ感染確認者の40~50%が20代・30代というのが解る。たまに通る高齢者は、きっと不要不急の買い物客なのだろう。
ガラガラの電車の中も、ほぼ、若い人ばかりだった。
不要不急の外出は控えて、と言われても、もうそんな言葉に見向きもしない若者ばかりになったようだ。いつになっても、今の政府に収束なんか出来ませんねえ。ましてや終息なんていつのことになるやら。
アメリカの死者数が50万人を越えたという。驚愕の数字だ。
去年、ニューヨークに溢れかえった柩の映像を見て、いつか東京も?と恐怖を覚えたことがあった。
それを思えば、人々が街を闊歩する今の東京は平和なもの・・でも、その犠牲が我々高齢者、という被害者意識を、どうも私は振り払えないでいる。私の知る限りの高齢者は、都知事の言うように「不要不急の外出は控えて」暮らしている。

警官の自転車傾ぐ春北風(ならひ)   KUMI
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季節外れの陽気に・・

2021年02月22日 | 俳句
天気 晴 20℃

写真は、公園に咲き始めていて山茱萸(サンシュユ)
病院の帰路に、遠回りして公園を歩いてきた。

10日前の検査の結果を聞くための診察通院。
結果を聞くのは不安だが、とにかく外へ出られる、というのが楽しみで・・妙な話。今日と明日は出られるが、明後日からはどうしよう。毎日、何かにかこつけて出かけるジイサンが居るのだが、どうしても必要な用事のあの手この手を考えているようだ。役所の手続きには出してくれる。でもねえ、嘘は付きたくないし・・

さて、検査の結果はこの前と同じく経過観察。良くも悪くもなっていない、ということで。次回は6月になった。
今日は、予約時間ちょうどに診察、という運の良さだった。私の前に説明に時間のかかる入院やら手術やら、という患者が居るとどうしても待たされるが、今日は居なかったらしい。終わって会計を済ませて、昼食は間に合わないと断ってあるので、時間がたっぷり。院内のいつものカフェでゆったりと食べることが出来た。
帰路は、この前と同じく遠回り・・公園の前を通るバスに乗って。2ヶ月先の陽気、という予報通り、春先に着る少し厚めの木綿のジャケットでも暑くて、結局は持ち歩くことになってしまった。
公園に1本ある河津桜は散り始めていた。


カメラがあれば・・でも、通院のついでの散歩では無理なこと。週末には家族連れでにぎわう広場も、週日の昼間はこんな風景だから、感染とはまったく縁のない場所だ。


でも、現在の禁止令の出る前も、外出は15分以内、と決められていてここへ行くのもダメ、と言われていた。公園までは片道15分近くかかる。なぜ?ここでのコロナ感染は、一人で歩く限り起きようもない。と思って、出かけたついでに歩きに行っていたのだが・・「隠れた行為」は落ち着かないもの。

結局は、今までのように職員の「見て見ぬふり」をあてにして行動するしかないだろう。堂々と行きたい、と交渉すれば突然のように禁止令の出たときに言われた「破ったら14日間は自室隔離とします」と告げられるのは解っている。職員も、自分たちの知らない所で入居者が禁止を破って「事故」になったことにしたいのだと、最近は思う。そんなこんなを考えると交渉することでまた、血圧が上昇し過呼吸になるだけかもしれない。

何だかねえ、もう少し頑張って、居宅生活をしていた方が良かったのかなあ・・と、考えてはならないことを考えることもある。家事があんなに辛くて逃げだしたのに。

話は飛ぶけれど・・先日買った、マスクサポーター、というマスクのインナーを今日初めて使った。結論からいうと、とっても快適だった。第一に、今日の初夏のような汗ばむ陽気でも、眼鏡が全く曇らなかった。それに、口の周りに十分な空間が出来て、息苦しくなる私には必要なだけの「空気」がマスク内にあるので、とても楽だった。長いお喋りや大声には無理だろう。ドクターと話す程度は、支障もなかった。
眼鏡が曇って困る人にはお勧め出来る。ただ、私の顔には合ったけれど、顔が小さすぎたり大き過ぎたり、という場合にはどうかしらん?

囀りの林の奥へ移りけり  KUMI
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思い出の河津桜

2021年02月21日 | 俳句
天気 晴 20℃

朝、河津桜が満開、とニュースで映していた。今年は桜祭は中止とか。しかし、桜は満開で、人もそれなりに出ているようだった。
7年前に行ったときのことを思い出した。まったく今と同じ時期の日曜日、こちらから直通の下田行「踊り子号」の往復チケットを販売していたのだ。新宿や東京駅での乗り換えなし。休日に車で日帰り、はとても出来ないし、電車ならビール飲みながらでも行ける、と夫も乗り気になって。
ところが・・いつもの年なら絶対に満開になっているはずの川沿いの桜は、ところどころで五分咲きくらいのもの。海からの強風が冷たくて、おまけに土手の遊歩道は人混みが原宿の竹下通りみたい・・天気もあまり晴れず、写真は不作だった。




ということで、何も河津に行かなくても・・というような写真が少ししか撮れなかった。桜を見に行く旅には、運不運はつきもの。でも、咲いている時期の長い河津桜、この年は本当に運がなかったようだ。

さて、昨日のショック状態から一晩過ごし、少しは元気を出さねば、と思っていたのに、今日は最悪の体調だった。久々に血圧が上がり、午前中に入浴のつもりが、ドクターストップならぬ「ナースストップ」。気温の異常な上昇と、明日からの禁止令延長ショックの影響だろう。
午後になって、ようやく少し落ち着いたので入浴。夕方には正常に戻った。でも、眩暈と頚椎の痛みは変らない。
気象病には、気圧と気温の急激な変化は大敵だ。食事を同じテーブルで摂るお姉さまの一人も、今日はダメだわ~~と悲鳴を上げていた。
運動不足は寿命を短くする一要素なのだそうだ。
明日は病院へ行く。目まいが良くなっていたら、また公園周りで帰宅しよう。

餡パンの酒種匂ふ春の昼  KUMI
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雛飾り・そして大ショック

2021年02月20日 | 俳句
天気 晴

写真は、施設の玄関に飾られた七段飾りのお雛様。
あまりにも立派なので、ここの運営会社も金があるのかと思っていたら、職員の女性が家から持ってきたのだという。あらまあ、凄い家のお嬢さまでもないと、こんなに立派なものは揃えられません。


などと、お雛さまに浮かれていたら、とんでもないことになっていた。
2週間延期になっていて明日で終わりの筈の面会・外出禁止令が1ヶ月も延長になった、と。都の緊急事態宣言がどうなろうと関係ないようだ。


部屋へ帰ったら配られた今月の請求書と一緒に入っていて、掲示板に貼り紙もなかったし、全く知らなかった。読んだ途端に、ショックで過呼吸になってしまい、床にへたり込んだ。
感想は、もう言いません。とにかくショックが大き過ぎ。私だけではないとか、元々外へ出られない人がいるのだから諦めなさい、とか、人さまとの比較はしたくない、されたくない。私の暮らしは私のもの。
というショック状態。

黒猫の横切る林木の芽風  KUMI
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春の先駆け

2021年02月19日 | 俳句
天気 晴 

写真は、黄梅(オウバイ・迎春花)。去年は見に行かなかったが、お寺さんの境内と、ご近所の家の塀と、咲く所を二か所知っている。春いちばんに咲くので「迎春花」と言うのだそうだ。梅の方が早い? でも梅は樹木なので、分けて考えるのだろうか。10年以上前に撮ったもの。枝垂れ咲くので、膝くらいの高さの撮影となり結構苦労している。
今年は春が早いらしい。でも、安定した春の陽気になるのは何時のことやら・・去年も満開の桜に雪が積もったし。

朝、用のない日は1階の廊下とラウンジと食堂をグルグルと2000歩あるく。9時ごろ、事務所内で朝の引継ぎと打ち合わせをいているので殆ど誰も居ない。
外はまだ、駅へ向かう人がちらほらと。そんな人たちをレースのカーテン越しに眺めて。


真っすぐ歩ける距離が短いので目まいはしてくるし何とも情けない気分。あと3日で禁止令は解けるはず・・と言い聞かせながら。

不思議に思うこと。誰も歩く人が居ない。1階のラウンジにはリハビリ用のバーが備えてあるので、少しでも歩ける人は、ここでリハビリをして機能を保たねばならない筈。でも、歩行訓練をしている人を見たことがない。車椅子で食堂へ来る人でも、掴まり立ちの出来る人も居る。認知症の人でも、歩けるうちに訓練しておかなくてはどんどん歩けなくなる・・
と思っても、誰も居ない。入居費用の中にリハビリ機能まではないので、介護保険の対象になっている人は、外部の介護士や理学療法士に依頼は出来る。そうしている人も居るけれど、この場所を使っている人は見たことがない。不思議・・
コロナのない頃は、家族と外へ散歩に出たり、家族の付き添いでのリハビリが出来たらしい。でも今は家族の立ち入り禁止なので、何とか、専門家に依頼してでも機能低下を防がないと・・

と、私が心配することではないけれど、心配になってしまう。ケアマネさんは施設の外出禁止令での雑用で忙しそう。支援機能が低下している。要介護ではない私は私で、自分の機能低下防止は自分で考えるしかない。
あと2日。怖いので延期の有無は聴けない。何も言わないから「解除」になるのだろう。東京の感染確認者数は減ってはいるものの300人台で下げ止まり。このあたりはもう10万人に1人ペースなのだから、いいでしょ。

春めくや心病むひと歩を早め  KUMI
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