晴徨雨読

晴れた日は自転車で彷徨い、雨の日は本を読む。こんな旅をしたときに始めたブログです。

金沢の一日

2006-08-10 | 旅行記

 2006.8.10(木)○     日中32度
 7:00 起床
           金沢城、金沢歴史博物館、兼六園

 KKRホテル金沢はインターネット接続可能なのでブログの書き込みと今後の計画を練る。一日インターネットやってるのも能がないので金沢城等見学に行く。なにしろ宿の真ん前なので簡単だ。隣接の兼六園は何度か訪れているが一人で訪れるとまた違った見方が出来ようというもの。それにしても連続11日の真夏日ということで、本日も暑い。真に興味のない人にとっては行以外の何でもないだろう。結構たくさんの人が訪れている、みんな退屈そうだ。おまえはどーよと言われるとつらいのだがなかなかしっかり鑑賞しているのだ。後楽園や栗林公園より気に入っているのは確か、一番気に入っているのはこれだけの曲水がありながら緋鯉や真鯉がいて麩かなんかをやってる風景が無いこと。そんな俗なものはなにもおりませんぞ。気に入らないのは、庭の手入れをしているおばさんの熊手がプラスチックなこと、伝統の竹でやれよな。

Img_0189 Img_0188  (左)日本最古の噴水、飛鳥の須弥山石はどうなるのだ。
(右)おなじみの光景                                                                                               

歴史博物館は風格のある煉瓦造りの建物で内容も盛りだくさんのものである、真剣に全部を見たら丸一日かかるであろう。私の興味あるものは貧しい農漁民や町人の暮らしに関するもので王朝貴族や武士階級に関するものはあまり興味がない。そういう意味では池田町の民俗資料館の方が充実していた。Img_0191
 宿の近くに金沢市民の台所近江町市場がある、京都の錦市場のように通り一本ではなくて、通り4,5本が市場になっており、見て歩くだけでも楽しい。食堂は観光客で混んでおり、並んで食うのは嫌いなので高くてまずい他の店に行く。並んで待つよりましである。明日も強行、準備を完全に済まし、早立ちしよう。(朝起ちとちゃうよ)
費用5,390円

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金沢に向かってひたすら走る

2006-08-10 | 旅行記

 2006.8.9(水)○◎     日中32度
 7:00 起床
 9:30 出発    芦原~小松~松任
17:20 金沢KKR着

 朝風呂を済まし朝食をとり早々にスタートする。金沢でたまっている記事を書かなくてはと気が焦る、なかなか晴徨雨読の精神にならない、だいたい再出発以降雨なんぞ降ってやしない。本日は退屈なコースなので道中の博物館、記念館など下調べをして行く。北潟湖のほとりから東方に高山がかすんで見える。Img_0174 きっと白山なんだろうが、確かめようもない。本当ならあの辺りにいるんだなあと思うと何となく寂しい。台風は東の方に去ってしまった、大事をとったと思って今日の道を頑張ろう。

 蓮如のお寺吉崎御坊を過ぎ、橋立から小松の間で、加賀小松健民自転車道という看板を見つける。海岸沿いを走っておれば加賀から走れたのだろうが仕方がない。すぐに尼御前の公園があり今回の旅で初めて海を見る。Img_0177
Img_0181 Img_0179

その後は雄大な日本海の景色独り占めで山国育ちの私にとっては感激ものであるが同じ景色ですぐに飽きてしまう。途中海塩を作る作業場があり、珍しいので写真を撮る。やがて自転車道は工事中となり県道を走ることとなる。県道といっても石川県のそれは立派な道で、京都の国道よりもずいぶん良い道である。広い歩道もあり、安全に走れるのだが段差があったり、つなぎ目があったりで疲れること甚だしい。小松の工業団地の食堂による、揚げ餃子定食700円にかき氷がサービスで大変安い。甲子園では石川代表の金沢高校が勝っており店主も上機嫌だ。最後はR8を10数キロ走り這々の体で金沢に着く。芦原の旅館の主は「金沢まで60Kmだよ」といっていたが結局8時間80Km超の最長不倒距離となる。KKR金沢ホテルは立派なホテルでインターネットも出来、たまった記事を書いているところである。

走行81Km 累計450Km 費用18,352円

コメント (1)
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さよなら萌叡生活塾

2006-08-10 | 旅行記

 2006.8.8(火)○    
 7:00 起床
            ゲストハウス便所の穴掘り
13:30 出発
17:30 芦原温泉着

 本日の作務はゲストハウスの便所の穴堀り、長期滞在の奈良の麻呂くん(ニックネーム)とでやっつけるがなかなかの重労働である。作務は一日3時間以上というのが原則であって麻呂くんなどは一日中働いている。ノルマでなく、自分で工夫して働くというのがこれほど楽しいものであるか体験できた。谷崎塾長はこの秋にでも完成と言っておられるハウスだがどうもこの調子ではあやしい、完成したら是非訪れてみたい。昼食は昨日作ったパンでサンドイッチ、大変おいしい。心残りだが後を麻呂くんに任せて、皆に見送られて出発する。Img_0147
手作りのゲストハウスImg_0148

薫製小屋とビール工房

 ★安宿大全(1)2006.8.1泊  民宿田沼 滋賀県北比良 
 宿泊料 4,500円(夕食実費) 設備 5  接客 5  その他 一棟丸借り

 ★安宿大全(2)2006.8.4~5泊  民宿田沼 福井県越前市(武生) 
 宿泊料 4,500円(朝食付き5,300円) 設備 2  接客 4  その他  近所においしいところ有り

 ★安宿大全(3)2006.8.6~7泊  萌叡生活塾 福井県福井市(美山町) 
 宿泊料 4,000円(3食付き) 設備 1  接客 判定不能  その他 一日3 時間以上の作務有り、旅館の感覚で泊まったらえらい目に遭う

 台風が3個も発生し、1個はこちらに向かいそうとのニュース、行きたかった白峰、岩間の噴泉塔をあきらめてすぐに逃げられる海沿いのコースに変更する。行けるところまで行って宿泊しようという感じでこぎ始める。県道2号線に入ったところで車が溝にはまっている、警察官も来ているが起きたての事故みたい。美山町に到着した日も製材所の材木置き場に突っ込んでいる事故を発見、このあたりスピード出し過ぎの車が多い。信号が少なく通行量も少ないせいなのかな。マナーも悪く、道を譲っても礼も言わない。左右を見ずに飛び出す車も多く、地域性なのかなと思ってこちらで気をつけて走る。
 R8の混雑を避けR364から永平寺、丸岡へ向かうこととする。永平寺の手前の峠は名前も無い峠だが坂が直線的に登っていて思わず歩いてしまった。

  ★峠列伝(7)2006年8月8日 宇坂隧道の峠 国道364号線 福井県
 困難度 4  景観 3  水場 有り  歩道 無し  その他 車通行少なし、トンネル有り、直線的なので困難

 「一筆啓上」の丸岡を過ぎ芦原温泉に向かう、ここなら宿泊も可能だろう。三国にキャンプ場もあるがやたら高そうな雰囲気なのだ。芦原湯のまち駅前で旅館を案内してもらう「予算は?」と聞かれ、まさか5,000円ともいえず1万円と見栄を張る。宿では仲居さんがストリップやら諸々の遊びを勧めてくれる。格好見たら遊ぶかどうかわかるやろ。丁寧にお断りすると態度が変わってしまった。
 夜は芦原の夏祭り湯かけ祭りで神輿にお湯をかけるのである。お祭り広場ではたくさんの夜店が出て、アトラクションなどやっている。祭りの終わりのほうに行ったので何となくもの悲しい雰囲気であったが帰り道の通りで行灯コンテストなるものをやっており、これはなかなかの力作そろいであった。Img_0171
 宿に帰り風呂に行くと男女が入れ替わっており、一人でゆっくりつかった後ふと見ると衣装棚に黒のパンティが忘れられているのだ。なかなかの勝負パンツのようで、修行僧には大変刺激的なものであった。明日は石川県入り、洗濯をして早々に眠る。
走行56Km 累計369Km 費用10,544円

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天然酵母薪釜パンを焼く

2006-08-10 | 旅行記

 2006.8.7(月)○    
 7:50 起床
            天然酵母薪釜パン作り、龍双の滝訪問

 今回の旅でひとつやりたいことはパンづくりである、さっそくその機会がやってきた。天然酵母を使ったパンを薪釜で焼く講習をうけることとなった。ほかにも鶏の解体や薫製づくり、ビールづくりなどいろいろのメニューがある。粉ふりから焼き上げまで9時間以上かかり、一日仕事である。一時発酵の合間に昨日訪れることができなかった龍双の滝とオウ穴群を見に行く。なんでもダムの計画があり、将来見ることができなくなるかもなんて威かされての結果である。Img_0142
 龍双の滝は日本の滝100選に選ばれているそうだ。先日訪れた八淵の滝もそうである。
落差は70mといったかなかなかの名瀑である。その下にオウ穴群というのがある。石や水で岩盤がえぐられてできた渓谷である。規模も小さく、上流の護岸工事のため水が濁っており、あまりたいしたものではなかった。Img_0144
 池田町は二日間に渡って訪問したわけだがなんと言っても合併しないのが嬉しい。足羽郡池田町なのだ。
 たとえば「ここどこですか?」「越前市ですよ」「武生に行きたいのですが」「武生ですよ」「越前市武生なんですか?」「武生が合併して越前市になったのですよ」、、、、
 これは武生を訪れる前の私と郵便局員さんの会話である、いったい何のこっちゃわからんでしょう。合併による地名変更で地名がその地域を表するという地名本来の役割が消えてしまったのだ。ブログの中でも新旧入り交じった使い方になっているが、まったく残念で困った現象である。池田町万歳、池田町頑張れ。
 夕刻パンが焼き上がった、釜から出すときはどきどきする。きれいな色に焼き上がりほっとするが、酵母パンはすぐには食べられない、明日を楽しみに眠ることとする。昼間は暑いが夜は寒くて窓は開けていられない。Img_0162

走行36Km 累計313Km 費用0円

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