2007.11.30(金) 曇り
石油製品の値上げがすさまじく、冬を迎えるに当たって新聞やテレビで燃料に関する記事やニュースが目立ってきた。北海道や東北のように冬が厳しく長い地方では灯油の値上げは死活問題である。薪ストーブと燃料が話題の中心である。昨日の新聞には私がストーブを発注した京阪エンジニアリングさんが大きく取り扱われていた。またNHKでは薪に代わる燃料としてペーパーログを紹介していた。
薪ストーブは大体1mmまでの鋼製の卵形の国産ストーブで値段は数千円のものと外国製で鋳鉄のもの、値段は数十万円と極端な差のある二つの流れがある。一番経済的なのは鋼製のものを中に煉瓦をいれるなど改造して使用するみたいだが、初心者にはメンテの面で無理がありそうだ。最も大切なのは煙突で、燃焼効率や安全性を考えると少々お金が掛かってもいい製品としっかりした業者を選ぶべきでしょう。それにしてもストーブとは値段の差が大きいものである。ちなみに私の場合ストーブは20万余り、煙突等の資材と施工費50万円弱、がかかっており、そのうえ屋根の部分の煙突工事に少し建築費が入っているという状況である。ストーブの導入で70万円弱となると、もうこれは燃料経費の節約とはいえない。つまりインテリアとして、あるいはストーブのある暮らしを楽しむという贅沢を加味しないとやってられない。
発注済みのストーブ
都市部で薪ストーブを使っている人や、山を持たない人は薪も買うことになる。北海道などでは年間6万円ぐらいかかると話しておられた。そうなるといくら高くても灯油の方がいいんじゃないのと思う。やはり金銭的なものだけでははかれない何かを求めているのだろう。
私の場合燃料は田舎の山から切り出せばいい。ただ杉はいくらでもあるが、広葉樹は少ない。今の季節は紅葉しているので、針葉樹と広葉樹の区別がつきやすい。先日田舎に帰ったとき山に入ってみたが、竹ばかりでがっかりである。それでも奥に入れば少しはありそうなので、冬には伐採を始めようと思っている。
黄色い部分が広葉樹、緑は竹と針葉樹
今話題になっているペーパーログは、新聞紙を利用して燃料とするものである。水に浸した新聞紙を圧縮、水切りをして乾燥させると薪と併用して燃やせる燃料となる。その作製器がテレビで放映され、たちまち売り切れ、一ヶ月待ちの状況である。値段も5,6千円のものだから、買おうかなと思ったが、造りとしては単純なものなので自分で作製することとする。
それまでは、森林組合からもらったり、建築資材の余りをもらったり、何とかなりそうだ。
こういうところは針葉樹ばかりなので、広葉樹が不足した際は薪を買うことになるが、一応購入先の下調べもしておくことが大切だ。京阪エンジニアリングさんで数社紹介してもらう。
森林組合で頂く端材、軽トラ一杯でこのくらい。