晴徨雨読

晴れた日は自転車で彷徨い、雨の日は本を読む。こんな旅をしたときに始めたブログです。

温暖化? 1/19

2008-01-20 | 日記・エッセイ・コラム

2008.1.19(金) 晴れ  夕方0℃

 今年2度目の寒波到来、北海道などでは零下30何度などと恐ろしい数字が出ている。かつて冬山で零下20度以下というのは経験したが、日常生活でそのような気温となるのは、どのようなものなのか想像もつかない。灯油が値上がりしている今日大変なことである。24時間炊き続けなければならないだろうし、電気に替えたって同様に出費がかさむことになるだろう。さて丹波の豪雪地帯である上林は一体どのような様子だろう。大変気になるところである。私は綾部から須知山峠を越えたところの三和町川合の出身であり、姉と兄は綾部高校に通った。雪のない時期はバスや自転車で通ったのだが、冬の季節は下宿をしていた。雪で峠が越えられないからである。上林の生徒も下宿していたそうで、多分奥上林の生徒さんなんだろうと思うが、川合と上林が豪雪地帯であったことは間違いない。上林の多雪は地図を広げてみるとすぐに理解できる。福知山や綾部は日本海との間に大江山など7,800mの山々があるが、上林は海との間に500m級の低山ばかりで、南東側に頭巾山や長老が岳の8,900m級の山が連なっている。日本海の湿気を含んだ風は低山を飛び越え上林にいたり、高い山々にあたって雪を降らせる。上林の南北の山の高度が逆だったら雪の様子は違ったものになっていただろう。さて雪の様子は、和知のあたりから目につくようになり、口上林、中上林と行くほど多くなり、山の斜面は真っ白、樹氷が美しい。日当たりの加減で、南東側は雪が残り、北西側は解けている。
Img_0316 Img_0317 じょんのび村から南を望む。
屋根や庭は日当たりが良く、解けかかっている。


 いずれにしてもこの時期の雪としては、昔と比べれば雲泥の差があるようだ。これも温暖化のせいか。温暖化して海水温が上がれば、空気中の水蒸気が増え、返って積雪が増すという説もあり一概に言えないのだが。
 温暖化については、いまや諸悪の根源のように報道され、忌み嫌われる現象なのだが、個人の力ではどうしようもない状況では、肯定的に受け止めて生活すべきと思う。綾部温泉に行くと雪の量は増え、駐車場の斜面ではそり遊びが可能である。Img_0319

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