晴徨雨読

晴れた日は自転車で彷徨い、雨の日は本を読む。こんな旅をしたときに始めたブログです。

台風は去ったけど 9/5

2011-09-06 | 日記・エッセイ・コラム

2011.9.5(月)曇、雨

 台風12号による被害が三重、和歌山、奈良から報道されている。死者、行方不明者が100名を越えるような大災害で、誠に気の毒な状態である。2006年12月に自転車旅行で通ったところであり、(2006.12.10~18あたり参照)ニュースの映像にも見覚えのあるところがあって心が痛む。
 ここ上林では幸い雨、風ともたいしたことなく、大風に対する備えもしっかりするようになって被害は無いに等しい感じである。
 我が家の被害はユーカリが倒れたこと、庭木が数本傾いたこと、鉢がいくつか倒れたことぐらいだ。Img_3634 Img_3636
このユーカリだけはもう何度も倒れている。とにかく強風が吹くと倒れるわけである。オーストラリアのどんなところに生えているのか分からないのだが、生育は旺盛であっという間に枝が広がり、葉が茂る。何度も剪定するのだがすぐに葉が茂ってしまう。枝も横にぐんぐん伸びるのだが、幹は案外細く、根はまるで張ってこない。環境の違う所で育つということが如何に大変かと云うことだ。
 しかしこのユーカリ、とても良い香りがするし、決して美しいということではないのだが珍しいというか、特異というか結構いいのだ。いつも見ているからなんとも思わない景色なんだが、ある時バスに乗っていて我が家のユーカリを見て、うーむなかなかのもんだなあと感じた。問題は植えた場所が最悪の場所であること、つまり最も風当たりが強く、場所的にも狭いところ、そして上部には電線が走っていることである。
 というわけで、今回徹底的に救済することとし、脇に杉丸太を埋め込み支柱とすることにし、上部の伸びは芯を止めて防ぐこととした。
 本来は竹で三つ叉の支柱にするのが普通だろうけど、ユーカリの場合永久に支柱が必要なこと、周りに支柱を立てるスペースが無いこと等の理由で一本の杉丸太を隣に埋め込むことにした。Img_3637 Img_3645
 
ビフォアアフター。


 ホールディガーでユーカリの側を掘ってゆく、普通の木だと根が邪魔になって掘れないのだがユーカリの場合は簡単で遂に心強い支柱が完成。最初からやっておけばいいことを、今回の台風でやっと出来ることとなった。なんとも陽気な台風後始末で被災地の方々には申し訳ない気がする。

【作業日誌 9/5】
ユーカリ支柱、櫨、白樺の支柱

今日のじょん:朝の5時頃から猿の鳴き声がする。隣の栗を狙っているらしい。パジャマのまま追うと山に逃げていくが、家に入ると又しても大騒ぎ、根負けして放っておき、じょんと散歩の時偵察に行く。なんとまあ生きんがためとはいえ悲惨な状況となっている。まだ熟れていないイガを、木を揺すって落とし食い散らかしている。ほとんど全滅状態だ。Img_3640 Img_3642
 

栗の害もひどいが、猪の害も相当だ。

コメント
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