晴徨雨読

晴れた日は自転車で彷徨い、雨の日は本を読む。こんな旅をしたときに始めたブログです。

仁和寺の法師 玉岩地蔵(1) 9/9

2011-09-10 | 上林界隈(AKB)

2011.9.9(金)曇

 タイトルは仁和寺だが内容は日吉町訪問のことである。日吉の郷土資料館で「写真でふりかえる南丹市」展をやっており、19日が最終なので行ってみる。本当はマンガン鉱についての写真が見たいのだが、展示内容の予告ではそれらしいものはない。それでも街角写真の片隅にそれらしいものが写ってないか目を皿のようにして見るがそれもなかった。実は今日の目的は日吉町内69箇所のマンガン坑跡の住所を知りたいことだ。Img_3726 Img_3686
随分立派な資料館なんだけど、、、。


 資料館の展示の中には産業関連では筏流しや山林伐採、鮎漁やかきの出荷などばかりで、マンガンのマの字も出てこない。資料館販売の図書など見ても何もなく、やむなく職員さんに尋ねることとした。
「マンガン坑のあった場所を知りたいのですが、、、」と聞くと、「エッ」と言っていぶかしそう。「やばいなあ、こりゃあマンガンから説明せなあかんなあ」と心の中でつぶやいていたら、「そういう資料はありません」と素っ気ない返事。
 本当に無いのかも知れないが、私はこの女性はマンガンのことなど何も知らなくて、面倒な仕事が嫌なだけでそう答えた様に思えた。私は日本中あちこちの博物館、資料館を訪ねたが、そこの職員さん、司書の方、研究者の方など驚くほど親切な方ばかりであった。電話で問い合わせただけで、参考資料など沢山郵送してくださった方もおられた。
 私の求める資料が無いとしても、もう少し他の方法を探ったり、再調査などをする仕草だけでも欲しかった。横でニヤニヤしている上司らしき男性も気にくわない。なんとも気分の悪い郷土資料館であった。日吉町の図書館の職員さんが随分親切だっただけに残念だ。
 スプリング日吉で昼食をとり、木住(こうずみ)川に向かう。木住トンネルの500mほど手前右手に笛吹神社なる神社がある。神社由来では、「秦川勝がこの地の大欅を使って広隆寺を建て、大山住尊を祀った。大山住尊は住吉大明神で農(田)の神さまであり、神楽の笛を吹く役であった云々」とある。
 大山住は大山祇(おおやまづみ)のことかと思うのだが、そうなると住吉社とは関係なさそうだが、単に住の字だけでこのように乱暴な由来となったのだろうか。私は神さまについてはとんと不案内なのだが、住吉神は農の神さまというより、海の神さまだろう。まして笛の役などというのも怪しげな話である。Img_3698 Img_3696 Img_3695
 




 笛吹の由来は他のところにあろうかと思うが、山梨県の笛吹川は水晶や砂金、信玄の隠し金山なんて臭いもするし、岩手県の笛吹川は正真正銘の鉄の産地で、橋野高炉など日本の近代的製鉄のはしりでもある。つづく

【作業日誌 9/9】
九条ネギ植えつけ
草刈り(7-10)いつまでやってんねん。

今日のじょん:おか~が帰ってきたの図。車の音がしてから車庫に入れるまでこのスタイルで尻尾振ってる。カーテンと立てずでこうやらないと見えないのだ。おもろいやろ。Img_3674

コメント
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