晴徨雨読

晴れた日は自転車で彷徨い、雨の日は本を読む。こんな旅をしたときに始めたブログです。

進化する猿 4/17

2015-04-17 | 違いのわからん農学士

2015.4.17(金)晴れ

 今年になって何度も猿が襲来しているが、今までと違うことがある。集団で来る場合必ず斥候がきて、様子を窺い本隊が来るのだが、これは従来からの様子。問題はその後、ウィッウィッと騒がしくやってくるのが従来の姿であって、この独特の声には寝ていても気付くし、じょんなど敏感に感知する。それが今年あたりにはまるで音無しの構えでやってくるのだ。だから気付くのは倉庫の屋根を歩く音とか、林の中の枝を踏みしだく音などだ。こういう音はそう気付くものではない、だから目の前にやってくるまで判らないのだ。
 今朝もそうである、じょんと散歩していると2軒先の家の前に妙な人影、いや猿影がある。振り向いて我々に驚き、山に向かって逃げていったが実に静かなので、はぐれ猿かなと思っていた。山の方まで行ってみるといるわいるわ、集団でいる。この位置にいるということは、じょんのびの周囲も通り過ぎているはずだ。それが何の気配もしていないのが恐怖なのだ。そういえばシイタケの原木が2本倒れており、出来の悪いシイタケが着いていたのがすっかり無くなっている。それなのにじょんも私たちも気付かなかったのは、いかに隠密に襲っていたかということだ。

いつまでも気になるじょん
 問題は、今まで賑やかですぐに人に見つかっていた猿が、忍び寄ることにより見つかりにくくなっているというふうに進化していることだ。たまたま静かに侵入した際に人に見つからなかったことを憶え、集団内で統率されているのだろう。

集団できてやがった。
 例えばこの辺りの猿は府道を渡る事は無いようだが、少し上に行くと府道に張られた電線を伝って横断しているのを見つけた。奥上林に行くと堂々と道を渡っている。このように進化しながら人の社会に侵入してきている。やがて上林も猿の惑星状態になりそうだ。

コメント
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