2019.1.27(日)曇り
西日本は暖冬とさけばれている今年、初めての積雪となった。26日から近畿地方の多い所で60cmと言われていてビビっていたのだが、幸い少なくて済み今朝の様子で5cm程度か。
じょんの様子を見れば5cmぐらい。
雪が積もると獣たちの動向がよくわかるのだが、昨日妙な足跡を発見した。朝の9時半ごろである。薪小屋の横からドッグランあたりまで続いているのだが、鹿イノシシではない。歩幅はじょんぐらいだが足跡は犬のものでは無い。よく見ると指が長くて5本あるようだ。まるでイエティ(雪男)の足跡を思わせる。
用事を済ませてからじっくり観察する。実は何年も前から一種類だけ得体の知れない動物が居ることは気づいているのだ。大きさはじょんぐらい、キツネでも無くアナグマでも無い、ハクビシンでもなければタヌキでも無い。形状は犬とそっくりで尻尾は細くて、色は薄い茶色。先日もかみさんが「キツネをみたで」と言っていたが、聞くと尻尾が細いという。御存じのとおりキツネの尻尾は見事なくらいふさふさとしている。
この動物、わたしは二度ばかり目撃している。一度は夜中に庭のセンサライトが点いて、窓から覗いてみると複数の犬状の動物がうろうろしている。もう一度は里に極近い山中で1匹のこの動物に出会った。ドキリとしたが、おとなしくすごすごと逃げてしまった。このときははっきりと目撃したのだが、やはり犬に近く、尻尾は細く、薄い茶色。だから怪しげな足跡を見るとこいつかなと思うのだが、今回の足跡は確実に別物だろう。定規をあてて写真を撮り、足跡を追ってみる。
薪小屋の横をとおりとなりの家の裏山に続いている。しかしその途中で決定的な証拠を見つけた。熟した柚子がこの前まではそのまま地面に落ちていたが、どうやらそれを食べているようだ。
山から出てきて、柚子を食べて我が家に来たらしい。
以前に柚子が熟したのを待って猿の一団が木に群がっていることがあった。若い実は酸っぱくて食べられないが熟したらどうやら食べられるようだ。つまりあの足跡はニホンザルのものではぐれ猿が早朝にやってきたものらしい。納得。