晴徨雨読

晴れた日は自転車で彷徨い、雨の日は本を読む。こんな旅をしたときに始めたブログです。

大栗峠三角道の謎-7 8/15

2019-08-15 | あなしら上林

2019.8.15(木)台風10号

 大栗峠の謎は数多くあるのだが、「なぜ多くの道が大栗峠に集まっているのか?」「京街道は大栗峠からどう進んでいるのか?」というのが大きな謎である。前者は一応まとまった答が見つかったので、別途まとめてみようと思っているが、後者は大栗峠を訪れるだけでは解決しない問題なのでまだ緒に就いていないのだが、今回の発見で少しめどが立ってきた感がある。
P1010731
地蔵さまはすべてを知って、クスクス笑っておられるようだ
 大きな謎を解くヒントとなるべく小さな謎の多くが今回の発見で解けることとなった。
 ・峠の石室と地蔵さまの謎
 ・横倒しにされた石標の謎
 ・峠の四角い平地の謎
 ・峠の三角道の謎
 ・「右弓削 左京道」道標の謎(未解決)
 ・
消えた五体の地蔵さまの謎(未解決)
 ・六地蔵瓦の謎
 ・上粟野道茶店の謎(未確定)
 ・大栗峠地名の謎

倒れていた石標は立てられた、ここが本来の大栗峠だと思われる。

 しかしまあ、当初は三角道は無く、石標の位置が旧峠だったという単純な発見だけでこれほど多くの謎が解けるとは思ってもいなかった。今後も石室の石材の調査や地蔵さま等の銘文の再確認、「右弓削 左京道」の捜索、六地蔵の瓦の調査など多くの課題が残っている。
 だけど一番思うことは、「わたしの謎解きは、つじつまが合うというだけで確証があるものではない、大栗峠を愛する人それぞれが謎解きをしながら峠を訪れてくれたら素晴らしいなあ」ということである。おわり

 


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする