2019.8.17(土)
暑い日が続いている。先日トライアスロンのオリンピックテストレースで暑さのためラン距離短縮のニュースがあった。
安全第一での処置で、本番でもあり得るということだったが、マラソンならともかくトライアスロンでは疑問符が残る。
なんでって、トライアスロンはもともと夏のスポーツだからだ。波が高いからスイムのコースを変更するという措置とは基本的に異なる。暑さに対処できる体を作り上げるのが選手の実力だと思うし、自ら危険を察知し、リタイアするなり順位を諦めるのが優秀な選手といえるだろう。これはオリンピックでも一般大会でも同様のことだと思う。
さて、じょんのびウオーキングを始めて3年あまり、内容的にもずいぶん進化し、究極のアンチエイジングトレーニングとして研究中である。
トレーニングとしてはじょんのびウオーキングだけですべてをまかなえるものにしたいが、やはり確実な効果をを得るためには、日常的な他のトレーニングが必要である。トレーニングと言えば筋トレと思われるだろうが、筋トレだけでは不十分と言うことを常々説いてきた。
筋肉トレーニング、骨トレーニング、メンタルトレーニングに環境トレーニングが必要である。以下は「サバイバルボディー」(スコット・カーニー著)に記載されている事項である。
「一見、人類が自然界に対して勝利を収めたように思えるが、私たちの体が強くなったわけではない。実際は正反対だ。努力しないで快適に過ごせる結果、私たちは太り、怠惰になり、どんどん不健康になっている」
「今世紀に入って肥満、糖尿病、慢性疼痛、高血圧が爆発的に増加し、おまけに痛風までふたたび増加傾向にある。無数の人びとが自己免疫疾患に苦しんでいる。関節炎、アレルギー、狼瘡からクローン病やパーキンソン病まで体が文字どおり自分で自分を攻撃する病気である。まるで、体の外部には脅威がほとんどないので、持てる力がすべて体の内部に向かって暴走しているかのようだ。」
「少なくとも半世紀、体を健康に保つ二本の柱は柱は食事と運動だというのが世間一般の常識となってきた。どちらも不可欠には違いないが、同じように重要なのに完全に見落とされている第三の柱がある。何より、環境的なトレーニングを日課に組み込めば、ほんのわずかな時間で成果を挙げられるのだ。」
サバイバルボディーについては2019.3.7参照
連日猛暑が続いている、エアコンはフル稼働で快適に過ごしている。これは我慢しなくていいのだ。充分な睡眠を得るため、快適な日常を過ごすために必要なんだから。同様に冬はと言えばストーブが大活躍し暖かく過ごしている、これもいいのだ。ただ、それだけで過ごしていればわたしたちの体はだんだん弱くなっていく。環境トレーニングの基本は温度に関するトレーニングである。サバイバルボディーに出てくるトレーニングは、氷の湖に飛び込むとか、裸でキリマンジェロに登るとか極端であるが、わたしたち一般人が出来るトレーニングはないものかと探してきた。
目的は寒さ、暑さに対応できる体の機能を取り戻すことである。寒さを感じると筋肉が運動して熱を発生させる、震えなどはその一例である。暑さを感じると汗をかいて表面温度を下げる。常に快適な環境にいると、そういう機能が低下してくる。秋の北海道に旅行に行ったとき、その強烈な寒さに驚いたが、室内は実に快適、いや暑くてTシャツ一枚で充分なのだ。「北海道人は暑がりで寒がりなのよ」宿のかみさんが言ってたことがよくわかる。
暑さ寒さに対するトレーニング、しかも我慢しないで出来るトレーニングとして温冷浴を始めた。2019年2月25日が開始日なんだが、日帰り温泉などでサウナを利用する場合はもう何年も前から行っていた。つづく