2019.10.8(火)雨
BORN TO RUN(走るために生まれた)
Chrisopher McDougall著
NHK出版2010年2月25日第1刷発行 府立図書館借本
分厚い本だが多くの人に読まれた形跡がある。
わたしの提唱する寿命延ウォーキングは「裸足で歩くことが人類のホメオスタシスを高める」というコンセプトで、靴、靴下を捨て地下足袋とサンダルで歩いている。そんなことを言ってる者はいないだろうと思っていたら、なんとランニングの世界にとっくにいたのである。それもウルトラランニングの世界に。
裸足で(厳密には素足の地下足袋歩行)野山やゴーロ(河原)を歩くと、膝はいつも曲がっているし、スピードを増すとつま先着地となる。これはウオーキングの原則とは正反対の行為なのだ。実践でそのことに気付いたのだが、そのことを裏付ける理論とか研究がないか探していた。本書は将にぴったりの理論で、「靴が人間の歩行を歪めてしまった」というわたしの考えと同様に、「ランニングシューズは、人間の足を襲う史上最大の破壊勢力かもしれない」と言っている。
このゴーロがわたしのランニングコース、裸足に近い形で走るのは熟練が要る。
そして人類がその進化の大部分をやってきた行為が狩りであるとして、人類は走り続けてきた(持久狩猟)としている。それがタイトルのボーンツーランなのだが、わたしは同様に狩猟採集の時代を想像したが生活の主は歩行で走行は従であると考えている。ボーンツーウオーキングである。
さて裸足で走る人がこれだけこき下ろす靴というものが、なぜ一般的なのか?これは大きな課題である。ローマオリンピックで裸足で走って金を獲ったアベベが東京でなぜ靴を履いたか。傾斜も凸凹も無いアスファルト道路こそが謎を解くキーかなと思っている。
本書について、これらの説明では何のことか解らないかもしれないが、人類の進化に興味ある方は一読されてもよろしいかと思う。
【今日の”のび”】NO.5
「じょん」の童話の推敲に時間がかかり、ブログの更新が出来なかった。のびの記事も書けなくて申し訳ない。昨日完成し応募したので、今日から頑張って投稿しようかと思う。
さてのびも今日で18日目、少しずつ慣れてきてはいるが、まだまだ借りてきた犬状態。時々固まっているがじょんもよく固まってたなあ。
どちらも固まり状態、左は病院だからしゃーないか。