2019.10.11(金)曇り 大栗峠三角道の謎-7は2019.8.15
大栗峠の石室の石が現在の峠にあった大岩であること、旧峠に直接到達する志古田道がなかったかどうかを目で確認したいものと思っていたが、所用が多くて出かけられなかった。ようやく実現したが、台風19号の前日と言うことと同行の工忠君の都合で13時からの山行となった。工忠君がまだ行ったことが無いというのでシデ山経由で大栗峠を目指したが、日没と台風の影響で峠まで行けるか心配だった。
かみおりと 13:05出発
三の滝 13:17
やすみと 13:42 15分休憩
みと 14:05
シデ山 14:45
大栗峠 15:10 13分休憩
尾根分岐 15:43
やすみと 16:10
かみおりと 16:32着
全行程 3:27 休憩除くと 2:59
おりとの滝、みと、シデ山山頂
空模様を気にしながら全速力で歩いたが、みとでポツリと降ってきた。合羽を着るがたいした降りにはならなくてガスが濃くなってきた。シデ山山頂の景色もまるで視界が効かなくて、足下しか見えない。大栗峠もガスの中で幻想的な雰囲気たっぷりだ。
焦る気持ちを抑えて、石室をじっくり観察する。チャートの白い岩塊なのだが、明らかに人の手で砕かれた感がする。ただ花崗岩のように溝を切ってくさびで割るという方法ではなく、大きな槌で叩いて割ったもののようだ。チャートは溝や穴がきれるような岩質ではない。層に沿ってきれいに割れるようで、表面はきれいな平面になっている。シデ山頂上の写真を見てもわかるように、チャートの岩塊は稜線上にいくつも見られるが、自然の状態で大栗峠の石室のように小さな岩塊となっているものは見当たらない。従ってこの石室の石は人工的に割られた石と判断して良いだろう。つづく