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検証するだけむなしい鳩山一族の総資産

2012年07月07日 07時30分22秒 | 経済
<ちょっとツツけば百億単位がゴロゴロ>

 2日公開された国会議員の資産等補充報告書。鳩山由紀夫元首相(65)と邦夫元総務相(63)の兄弟がそれぞれ母親から約42億円、計84億円相当の生前贈与を受けていたことが判明したが、この程度は鳩山家にすれば“はした金”。庶民がタマげるにはまだ早い。

 生前贈与の内訳は、それぞれ現金24億円と、ブリヂストン株100万株(時価約18億円)など。2人の「ゴッドマザー」の安子氏(89)は、言わずと知れたブリヂストン創業者・石橋正二郎氏の長女。父親から受け継いだ大量のブリヂストン株を息子たちに譲り渡した格好だ。

「20年前まで安子氏は、ブリヂストンの大株主10傑に名を連ねていました。93年当時の保有株数は1240万株。その後は若干、保有数を減らしたようですが、今回、息子2人と長女の和子氏(68)に100万株ずつ渡しても、まだ手元には600万株(時価約108億円)ほど残っているはず。年間配当額は1億3200万円に上る計算です」(証券関係者)

 今回、兄弟が受け継いだのはブリヂストン株だけではない。東京・麻布にある「永坂産業」という聞きなれない会社の株式も、それぞれ2万6000株ずつ贈与を受けていた。

「この会社は東京・京橋のブリヂストン本社ビルを所有・管理し、ブリヂストンの第8位の大株主でもある。保有株数は1632万5000株。時価換算で約294億円、年間配当額は約3億6000万円に達します。生前贈与の前から鳩山兄弟は、同社株をそれぞれ7万株ずつ保有。今回の積み増しで兄弟の実効支配が強まり、この会社がブリヂストンから得ている利益の“間接所有”の度合いも高まったわけです」(財界事情通)

 我々のあずかり知らない不動産だってゴロゴロあるのだろう。ちょっと検証するだけで、すぐ百億単位の資産が出てくるのだ。この兄弟に庶民感覚を求めるほど、バカらしい話はない。

(日刊ゲンダイ2012年7月3日掲載)
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