日本共産党箕面市会議員 名手ひろきのブログ

日本共産党箕面市会議員の名手ひろき(宏樹)のブログです。

文教常任委員会で静岡県掛川市を行政視察

2007年01月25日 00時26分08秒 | ノンジャンル
1月24日(水)~25日(木)
 文教常任委員会視察で、静岡県掛川市で、生涯学習事業と幼保再編事業について担当課に説明をうけ、現場をみてきました。
 生涯学習事業は、7期28年、昭和52年(1977年)~平成17年(2005年)まで市長をつとめてこられた榛村市長のもとで、生涯学習運動・街づくり運動・市民そものもとしてすすめられてきた事業です。昨年、大東町、大須賀町を合併して新掛川市ができて、市長が戸塚市長にかわるまで、3次にわたる生涯学習10か年計画を推進し掛川市の総合計画そのものの取り組みでした。市民との対話集会にはじまり、掛川学、生涯学習センター、市立総合病院、新幹線掛川駅、東名高速掛川インターチエンジ、掛川城天守閣復元、新市庁舎・情報発信基地、全国規模の生涯学習シンポジウム・サミットなど。「掛川市生涯学習まちづくり土地条例」のように、地権者の80%の合意で特別計画区域として土地活用に制限をかけてゆくなど生涯学習=「学び、人生を豊かにしてゆく」が、土地活用街づくりあらゆる分野に理念として貫かれてきた街づくりでした。
  
 
 2日目は、幼保再編事業。市内26ある幼稚園・保育園のうち、計画に入らなかった私立5園をのぞく21園を幼稚園と保育園を一体的に整備する新たに建設する6つの幼保園と2つの幼稚園の8園に再編しようというもの。すでに平成6年から検討委員会が設置され平成12年に「8園構想」がまとまる。現在、公設公営と公設民営の2園の幼保園が開園され19年4月は3園目の公設民営園ができ、平成20年までに3園の公設民営園を開園させ、平成21年度以降、2園の公設公営幼稚園を整備する計画がすすんでいる。結局、200人から300人規模の民営園が5園、市立園が3園に再編されることになる。保育所の民営化と幼保一元園化を、老朽化した施設を閉園にし、新施設を建設しながら一度にすすめるようなものであるが、計画的にすすめているとはいえ、入所直前や再編のときにあたる保護者からは様々な意見がでるといいます。民間法人の同意と共同、用地の確保などよくできたものだなあと感心するばかりでした。
 

 掛川市は、人口は箕面と同様12万人であるが、面積は箕面の5倍以上、箕面と同様、南アルプスの南端で山の部分が多い。掛川インターを中心に工業団地を誘致し、組み立て工場が集中していた