日本共産党 前箕面市会議員 名手ひろきのブログ

日本共産党 
前箕面市会議員の名手ひろき(宏樹)のブログです。

彩都と箕面新町で平成60年までにあわせて749億円もの市財政の投入

2009年02月24日 02時16分20秒 | ノンジャンル

09年2月9日 彩都・森町地域整備特別委員会がおこなわれました。
彩都・箕面森町地域整備特別委員会で名手宏樹が発言 その3
  09年2月9日

大規模開発長期財政計画
彩都と箕面新町で平成60年までにあわせて749億円もの市財政の投入 
うち平成20年までにまだ7億円しかでていないこれから740億円こえる。
[人口が予定どおり住み着けば、税金が入り、平成36年ごろ採算がとれる]というが、開発は見直さざるを得なくなっている。住民が住み着かなければ計画倒れだ。 
仮に採算がとれる平成36年まででも2つの開発だけで、280億円の市財政をつぎ込むことになる。「財政が大変」と緊急プランで市民の暮らしサービスを削りながら、なぜ、大型開発をやる続けるのか!
 

小中一貫校の見なおしの中味は?  11億円削減 
1期89億
(国府8.6億円、44億円起債、3.5億円起債、一般財源12.7億円)
2期 (一般財源1.4億円)
3期 (一般財源2.4億円)
            H20年から22年  第1期事業 総事業費43.8億円事業

 国文4号線の工事概要  トンネル1つ、橋3つ?・・ 
  総事業費 43億+21億円  総事業費64億円
                      借金  起債4.9億、と2.3億
                    一般財源 11.5億円と10億円 計22.5億円
             H21年から事業開始   

今後H60年までの市の財政投入額と現在までの投入額は、  
彩都432.3億円  H20年現在  2億円    
「H36年で収支みあう」179億 支出累計
今後の財政出動   21年度は1.2億円  
その後H48 年・・長期にわたって10億円を超える
 
 箕面森町317.7億円 H20年 現在4.9億円   
 「H34年で収支みあう」100億 支出累計
   今後の財政出動  H21年度 2.2億円
            その後5億円から10億円 つづく
 
   H60年まで彩都・箕面森町あわせて
749億円うち未だ7億円しかでていない
          これから700億円こえる  

人口貼り付きとの関連 
彩都は H38年3600戸 1万1千人になるという計画
        箕面森町は 2900戸 9600人になるという計画

  財政収支試算 公債費関係資料  
「緊急プラン(素案)」財政収支試算の公債費関係資料
H21年~25年公債費元利償還金の推計
 
   すでにやってしまった箕面新都心  
H21年 7.2億、22年7.2億、23年7億、H24年5.8億、H25年 4.3億円
          収支があうのは   H59年になってから

   小野原西開発は 借金償還だけで 
「緊急プラン(素案)」財政収支試算の公債費関係資料
H21年~25年公債費元利償還金の推計
H21年6千700万円、22年7千800万円、23年9千600万円、24年1億、
H25年も1億円


箕面森町 開発は今からでも見直し、農業観光振興のまちづくりへ

2009年02月17日 01時29分57秒 | 地方政治
09年2月9日 彩都・森町地域整備特別委員会がおこなわれました。
彩都・箕面森町地域整備特別委員会で名手宏樹が発言 その2
  09年2月9日

箕面森町(水と緑の健康都市)
余野川ダム 「河川整備計画」からはずすよう声をあげるべき
 H20年 7月11日改定 近畿整備局 整備計画案に「実施時期を検討する」とある
 08年(H20)12月18日 新聞報道では「橋本知事は・・兵庫県と調整したうえ、河川整備計画に盛り込まないように国に回答する見通し」「ダム整備を実施した場合、周辺の神崎川と安威川など追加で29億円が必要になることが判明したため、これまでの方針を変更した」とある。府も「整備計画に盛り込まないように国に回答する見通し」としている。 
 箕面市の立場も「河川整備計画」からはずすよう明確にすべきです。

 今後の計画進行では、第2区域の開発 「市取り付け道路」の問題があります。 
「H21年夏ころ開発許可 造成工事着手」としているが、 
道路の幅員、位置、規模はどうか?「H20 7月 骨格案固まる」道路どこまでつくる予定でしょうか?  この第2区域は豊田通商の区域であるが、開発に公的資金の投入になってないか? 「全体の街づくりは2900戸の街」といっていたが、計画との関係は?

 地域振興 「道の駅整備」とある。ダム建設は「30年先」「当面実施しない」、消えたから「道の駅」も「なくなった」では済まない。ダム建設と一体の道の駅にこだわらず、国の農村総合整備事業なども活用し、茨木・見山の里など農業振興施設など参考にすべきだ。
 止々美小中学校跡施設利用では地域振興施設づくりをすすめ自然観察施設など設置すべき。調整はどこまですすんでいるのか?

 ダム建設計画で地域を振り回してきたのは国の責任、国の責任で地域整備とともに、それだけでなく 地域の力を引き出す農業観光振興の街づくりをすすめるべきだ。

 日本共産党は、06年3月31日発表した「水と緑の健康都市開発への提言」のなかで「大規模開発を誘致し、そのインパクトで地域振興を図るといった考え方も見直すべき」「基本は、第一次産業、観光」「炭を中心とした林業と観光農業」「栗ひろい、椎茸狩り等観光農業用地として確保、観光は農業だけではありません。クヌギがたくさんあればカブトムシなども。千里中央から15分程度で到達できるため、基盤整備をすれば、里山が立派な観光資源になります。野生の鹿、オオタカなど動物層も豊かです。野鳥観察などに興味を持つ市民が多くなっていますが、止々呂美地区全体を自然観察ゾーンのような位置づけ。林業や観光農業を進めるための組織が必要 都市民が自然とふれあえるような形態を導入すべきです。全体として一定の経済効果、雇用効果が発揮できます。そのような取り組みを通じて、地域の山林と自然が守られます。」と農業観光振興の街づくりを提案しています。




彩都・森町地域整備特別委員会で名手宏樹が「いまからでも見直し中止を」発と言

2009年02月15日 02時12分10秒 | ノンジャンル
09年2月9日 彩都・森町地域整備特別委員会がおこなわれました。
彩都・森町地域整備特別委員会で名手宏樹が発言 その1  09年2月9日
彩都開発 
事業の採算について
箕面市も参加する「彩都建設推進協議会」でその方針に「研究機関と地域が共に発展」とあるが・・・・
 すでに住宅地はマンション中心、企業研究施設予定地区もマンション開発に、製造施設の建設可能になるよう用途地域の見直しも検討されています。すでに街づくりのコンセプトが破綻しています。
 08年4月一般新聞でも「都市機構が彩都・東部の開発撤退、中部地区の見通し立たず 住宅需要見込めず」と大きく報道しました。その後も「彩都中部地域を低価格で販売」と赤字拡大の無責任な開発継続をすすめようとしています。無駄な開発は見直し中止を声を上げるべきです。



 ガーデンモール彩都、彩都西駅の中心のショッピングセンターの「100均の店」、「デスカウント酒店」「コンビ」に、「ハンバーガー店」など開店して1、2年で閉店、撤退もおこなわれた。
H20年,閣議決定に基づきUR・都市機構は2013年(H25)工事完了させ、2014年(H26)から18年事業完了手続き、東部地区の事業中止 中部地区も「事業着手予定なし」とも報道されました。
それでも箕面市域のみ開発がすすめられているが、この開発をすべて進めるのでしょうか? この事業の主な財源は、区画整理で確保した保留地の処分金です。宅地需要の激減で、当初計画と比べて保留地処分の土地価格の下落はしている。 
処分価格平均11万4千円・㎡・・・当初予定価格 24万円・㎡の半分に値下がり、これでは多額の欠損金が出て、将来の国民の税金で処理することになる。 

 欠損金を最小限にすべし 予定の西部地区382億円の事業予定額を区画整理完了に必要な範囲に 
 最小限に圧縮させる必要がある URも年内に事業計画見なおし作業

赤字を拡大する事業の中止を明確にする
西部地域も企業誘致をみなおし、宅地需要に応える街づくり策を検討
地方自治体の関連道路滋養も計画縮小にあわせて中止に
国言いなりに無謀な開発を進めてきた、大阪府、周辺市、箕面市も責任はあるが、
見通しの無いニュータウン事業を進めてきた最大の責任は国  国が「閣議決定」で事業からの撤退をすすめるなら地方自治体への財政支援で責任を取るべき
市としても協議会の場で、あらゆる場で また国へきっぱり発言すべき


箕面市国民健康保険運営協議会で国保料の総額3億円の値上げを答申に盛り込む方針を決める

2009年02月04日 00時59分40秒 | 地方政治
2月4日(水) 
箕面市国民健康保険運営協議会で国保料の総額3億円の値上げを答申に盛り込む方針を決める
 倉田市長は、「箕面市緊急プラン(素案)」にもとづいて08年12月の国保運営協議会において「赤字の解消」を諮問し、「保険料の取立ての強化、保険料の見直し(値上げ)、福祉減免などの見直し」を迫っています。
 名手宏樹は、運営協議会委員の一人として、「国保制度は、所得の低い方が多く加入している、社会保障の最後のセイフテーネット、国保料の値上げをするべきでない」との立場で意見を述べ続けてきました。

国保会計への繰り出し金を減らし、
「赤字の解消」のため保険料が大幅値上げ・・・
 
 箕面市では、この2年間5億円の繰り入れを国保会計におこない、保険料を値上げせず、据え置かれてきましたが、「緊急プラン」には「一般会計からの繰り出しの抑制」とあり、4億円に減らされます。さらに24億円近い「累積赤字」を「解消させよう」というのですから、これまで他市にくらべて比較的安く押さえられてきた国保料が大幅に値上げになります。

 国保運営協議会の検討資料では「年間3億円の赤字の解消のために1万円の保険料の値上げ」、「6億円の赤字解消には2万円の保険料値上げ」など国保料金の大幅値上げ案が検討されていましたが、4日の運営協議会では、年間3億円の値上げが運営協議会委員の多数の賛成で方針化されました。

一人当たり年間保険料1万円値上げでは、
大阪府内で28番目から7番目に

 1万円の値上げが行われれば、保険料は、平成19年度時で、一人当たりの保険料で87,831円(府内33市中28番目)から97,831円(7番目)の保険料に値上がりすることになります。

「中低所得者」に配慮した箕面市独自の2段階料率は当面維持
障害者、子ども軽減は一部見なおし

 これまで年間400万円までの「低所得世帯」に所得割料率を6.4%これをこえる世帯は9.1%と「低所得者」に比較的緩やかに設定していた「2段階料率」の廃止も検討に上っていましたが「中所得者への大幅値上げの配慮か」ら「当面維持」としました。

総額3億円値上げ時の一人世帯の保険料の値上げは・・・ 
 例えば年間所得450万円で「3億円保険料アップ試算」で年間保険料が現在33万9千円から41万円3千円へ7万3千円の値上げになります。

総額3億円の値上げで4人モデル世帯では年間6万9千円の値上げ!
 市の値上げのモデル世帯の試算では、4人世帯で総所得400万円世帯で「3億円保険料アップ試算」で年間保険料が現在42万8千円から49万1千円へ6万4千円の値上になります。



 また、箕面市独自の障害者減免(減免率を半分に縮小)や年齢軽減(22歳から18歳に)も見直そうとしており、障害者減免や子どもいる世帯の保険料の減免制度も改悪します。


 年収200万円世帯は最低限度の生活すら困難 
 例えば年収208万円3人世帯の国保料は、現在でも年間27万7千円これが3億円アップの場合30万7千円に3万円アップに、年収の13.3%から14.7%に上がり、これに介護保険料も上乗せになります。
 3人世帯で年収200万円といえば、月16.6万円で生活保護基準以下と考えられます。年約250万円でも月20万8千円、生活保護基準以下の暮らし、これに医療費も3割自己負担・・・ 憲法が保障した「最低限度の生活を営む権利」が奪われています。

「収納納対策の95%へ府内トップへ」と取り立て強化
 箕面市では収納率は平成19年度で90%(府内33市中12番目)ですが、これを「93%から95%(1位)にする」としていっそうの厳しい取立て対策「収納対策を強化する」としています。

「払いたくても払えない」 安心して医療にかかれない
 こうしたことが合わさって行われると保険料は大幅に値上がりし、払いたくても払えない滞納者がいっそう増え、保険財政は悪化の悪循環になります。結果として皆保険制度はくずれ、市民が安心して医療にかかれず、命すらおびやかされます。

早期発見、早期治療に逆行の健診の有料化は見送り、補助事業を守る
 保険・予防事業での人間ドック補助や肺がん・乳がん検診、学童う歯対策は全額無料で行っていたものを一部自己負担・有料化も検討のされていましたが、「予防事業が大事」と意見が相次ぎ、現行制度が守られました。
 病気の早期発見・早期治療による医療給費の抑制を進めようとする動きに逆行する動きは止められました。

国保は社会保障としての最後のセイフテイーネット、
国・府・市の財源で支え命まもる市政こそ

 そもそも国民健康保険は、他の公的医療保険に該当しない、入れない人々すべてが加入する社会保障、最後のセイフテイーネットです。国民健康保険法1条には「社会保障及び国民保健の向上に寄与することを目的とする」とあり、保険料を負担できない人への対応をも検討し、実践するのが社会保障の理念です。保険料の負担できない人への保障を行うことが求められているのです。実質的に皆保険に近づける政策的対応が必要なのです、保険から排除された人への政策的対応がもとめられるのです。

異常に高すぎる国保料の原因は・・・
国保財政の構造上の問題

・国保加入者の過半数が無職者 退職者  平均受給額5万円以下(国民年金生活者)
・加入者の平均所得の急激な低下 91年度270万円から05年度168万円になりました。
   健康保険加入者の370万円の半分の所得です。
・「構造改革」による非正規労働者の増加 
  労働者の3分の1 (本来 組合保険・政管保険)
  15年間の国保加入者の急速な国保加入者の急速な平均所得の低下
・収納率の低い自治体への補助金カット 06年度では839市町村 総額309億円がカットされました。
・高い保険料が滞納者をうむ、滞納分が保険料へ上乗せ 保険料がさらに上がる悪循環
・一連の税制「改革」が保険料の大幅引き上げ
  「扶養控除者の縮小」「老年控除の廃止」「公的年金控除の縮小」「定率減税の廃止」
 全国の自治体の3分の1で保険料の値上げがすすめられています。小手先の施策では解決できません。保険料の値上げでは解決できません。国庫負担の大幅な増額で値上げの悪循環を断ち切ることが根本です。
 国保財政を健全にする大元は、国の、医療への負担・地方への交付金を増やすことです。さらに市も一般財源でしっかり支え、市民の命を守る市政こそ求められているのです。

●箕面市国保運営協議会とその後の動きの予想日程  あくまで予想です。
08年12月24日第2回 
  倉田市長 「赤字の解消」を諮問し、「保険料の取立ての強化、保険料の見直し(値上げ)、福祉減免などの見直し」諮問 緊急プラン素案説明 市独自制度説明
09年1月15日 3回 資料提出要望など
  1月28日 1:30 4回 協議事項意見集約 滞納対策、広報・PRなど協議
  2月4日 1:30 5回 協議事項意見集約 国保料、減免制度、保険事業など協議 
       この間、事務局で総額3億円の値上げ案を中心に答申書作成
  2月19日 1;30 第6回 答申書で値上げ答申を確認、市長に提出
   「値上げ答申」をうけての市長が値上げへの政策判断・・・
2月20日からはじまる2月3月市議会で議会での本格的な議論
     
  3月議会で、国保料値上げなどの条例「改正」案の提案 可決?
  8?月 国保の本算定で値上げの納付書が被保険者に送られる?