日本共産党 前箕面市会議員 名手ひろきのブログ

日本共産党 
前箕面市会議員の名手ひろき(宏樹)のブログです。

年の瀬を迎えて街のあちこちに窮状に追い込まれている状況

2017年12月26日 22時35分00秒 | 地域活動
12月26日(火)

 箕面市でクリスマスの夜に心痛む事件がおこり、市内から、全国からたくさんのご意見がよせられています。改めて虐待への対策や気づいて動ける行政、地域の対応をどうつくるかが問われています。


 今朝は、足の悪いご主人の老健施設に入居の奥さんへの見舞いに、車で同行し、その足でご主人さんの生活援護室で生活相談をして来ました。ご主人にはよろこんでいただきましたが、生活不安は続きます。

 役所に帰ると、以前私が立ち会って生活保護の受給されていた方が、昨日、急死されたと知人から連絡があり、親族や市の保護担当へ連絡やら残念な連絡のやり取りでした。

 そして夕方には、お金がなくて年が越せないと相談まであり、年の瀬を迎えて狭い街のあちこちからの窮状に追い込まれている市民の方々の状況をひしひしと感じる1日です。


箕面市でも就学援助が、今年、3月から入学前の新入生にも支給がされるようになります

2017年12月14日 22時32分00秒 | 市議会
12月14日(木)
箕面市でも就学援助が、今年、3月から入学前の新入生にも支給がされるようになります

 学用品だけでなく、クラブ活動、生徒会費、PTA会費にも拡充をもとめる
  児童就学援助事業  417万円
    給付費
  生徒就学援助事業  460万円
    給付費 

Q,予算の趣旨・中味? H29年度、H30年3月末までに就学援助を給付するためのもの。
    H29年度予算の残金に上乗せして。 3月から就学援助の支給をしようとするもの。
Q,小中の認定人数と率は? H28年度  1417人  12.3% 
Q、これまで7月支給だった。もっと早く、せめて4月初めにと要望してきた。前年度の3月に支給するのには、その年の所得証明ができない壁があった。何をもって就学援助対象と判定できるように変えた、変えられたのか?
    H29年3月支給にあたっては、H28年、前年の申請の収入照明で確定   前年度の所得照明で判定が可能になった。
    
Q、こう変えた根拠はなにか?  
    国の通達で「3月支給がのぞましい」となった。H29年3月の通達。
Q,昨年度、額が2万円から4万円へ倍額になった。これも国の通達だったのか?
    H28年にでていた通達だった。
Q、3月支給するために 新小学校1年生への徹底はどうする?
  申請が漏れる方がないように徹底はどうするのか? 
    1月の入学前説明会で徹底、欠席者への徹底をする。 
Q,就学援助が必要な家庭が説明会にでられない場合もあるので特に配慮して案内することが必要ではないか?
    他の入学説明や資料も必要なので、しっかり徹底する。
Q、クラブ活動などにも支援が必要ではないか?文科省の要保護世帯・就学援助の就学援助の費目は?学用品、校外学習費だけでなくクラブ活動費、生徒会費、PTA会費なども援助費目にあるのではないか?
    要保護は生活保護世帯で、箕面市では、それを超える準要保護世帯は対象外としている。

意見要望
 要保護は、「生活保護世帯となる」との解釈だが、生活保護の1.0倍は、(生活保護水準より少し高いと考えられる世帯)準要保護として箕面市では給食費を就学援助をしている。私たちは、この給食費援助も1.2倍、通常の就学援助基準まで引きあげるよう求めてきたが、せめて、この生活保護の1.0倍には、クラブ活動、児童 生徒会活動費、PTA会費などの支給の拡充をすべきだ。


野球部の打球に対する防球ネット対策と学校施設の補修をもとめる

2017年12月14日 01時08分00秒 | 市議会
12月13日(水)

 野球部の打球に対する防球ネット対策と学校施設の補修をもとめる


  部活動支援事業 253万7千円
Q,事業の中身は?軟式化対策か? 
    2中、3中の野球部の放つ打球が他の生徒へ当たらないよう可動式ネットを設置する。3メートル程度のもの
Q,硬式との打球の飛び方の違いはあるか?  打球の飛距離と衝撃は、硬式に比べ緩和される。
Q,なぜ2校か?今後、他校でも対策するのか?
    今後バックグランドネット補修など5中以外の全学校ですすめる。
Q,当初予算か?2中で言えば、北側、道路沿いなどネットなど破れの補修はどうする? 
    あとの施設、維持管理事業でおこなう。



  中学校施設 維持管理事業 204万1千円 全校の防球ネットの破れ対策
Q、この事業の中身は?
     4中のバックネット修理、5中以外のグランド周辺の防球ネットの補修をする。
Q,安全対策学校施設維持管理 各校からのどんな対策が求められているか?
Q,例えば第2中学校では 配電盤の修理は実行されたが、美術室準備室の雨漏りがある、グランドへ階段の昇降に手すりが求められるが、こうした予算も維持管理事業でおこなうべきだかどうか?
     経常費の修理修繕予算を小中20校でもっている。優先度、緊急性を鑑み執行している。
Q,年間でいくら予算化しているのか? 2000万円 小学校1200万円、中学校800万円。
Q,現在、12月で残る4カ月あるが、執行状況はどうか? 60%位、4割残っている。
Q,来年1月~3月の修繕計画はあるのか?年度末に向けて予算執行するのか?  
     修繕の必要性や突発性のある件に優先執行する。特に1月は水道管の凍結など突発的な補修が必要になる可能性もあり、状況を見ながら予算執行する。1月に状況を見て判断する。

 意見要望:
 各学校のトイレの様式化、美装化、耐震補強など大規模な改修が行われすでに数年になる。
 それぞれの学校からも修繕要望が出ていることと思う。各施設での補修修理が必要な予算付けを求める。


民間保育所へ教育給付補助金 保育環境の充実と職員の処遇改善に役立つように

2017年12月10日 23時28分00秒 | 市議会
12月10日(日)
 民間保育所へ教育給付補助金 保育環境の充実と職員の処遇改善に役立つように
 
 人件費予算を確保して保育の中身が公的に保障されるようにすべき
 教育保育給付 施設等運営費 補助事業  570万円  国庫補助338万円
        民間保育園等への補助制度 賃借料補助 300万円(1月~3か月)  

Q,いくつの保育所が対象、いずれも株式会社?
   家賃への補助額が家賃の3倍以上かい離しているところへ補助が出た。
Q、具体的にどこの園?
   5園:アート桜井、アイ牧落、小熊、ポッポ、トレジャーキッズ
Q、「保育環境の充実、職員の処遇改善」に使うのが目的、で「市の交付要件を追加する」とは?
   今後要綱をつくる。
Q、きちんと処遇改善に使われるかどうか、どうチエックするのか?
   様式が定まった書式で報告してもらう、決算書の提出、給与・給付票を提出してもらう。   職員給与改善分に使われているのかチエックする。



  研修事業補助  270万円   「経験年数に応じた処遇改善をおこなう」
Q、手当額の中身は?  「7年勤務 4万円、3年勤務 5000円」
Q,受給要件は?    府の研修なされるのか?今年はおこなわれない。
Q、今年はどうする? 保育園が対象職員の決定事務を1月におこなう。 
           H29年の4月からさかのぼって手当の支給
Q、各園の見込み人数と、総額は?   194人 総額6204万円
Q,研修事業補助は 社福 宗教、財団、教育 団体職員も含まれるのか?
   すべての民間園が対象。
Q、ここでも、人件費に使われるかチエックの必要があるが、どうか?
   副主任、専任リーダーへ給与の名目で支給されるので確実に支給される。
Q,保育士給与改善増額の補助金はそもそもの支給の背景は?
   H29年待機児解消をすすめてきた 加速化プランH29年までだったが解消ができていない
   H32年まで 「子育て安心プラン」の一環で保育士の就業率をあげるのか目的
   保育園を建てて人を確保、定着してもらうことが重要となっている。

意見:
 これまでも、民営化、民間主導の保育所整備で人件費の削減を問題にしてきた。
 保育士の定着がすすまず、若い保育士が経験を積んでは、辞めてゆく。
 経験の少ない保育士ばかりでは保育の中身、質が低下してゆく、こどもの発達に応じた保育が 継承されないなど問題が指摘されてきた。建物を建てても保育士が集まらない、保育所の整備 もすすまない、待機児もなくならない。この悪循環を断つために、保育士が経験を生かして長 く働き続けるために国、自治体が人件費にも予算を確保して保育の中身が公的に保障されるよ うに求める。

箕面市が来年、小4~6年生全員にタブレット配備 機械ではなく顔をみて声をかけ手をかける35人学級こそ!

2017年12月08日 00時16分00秒 | 市議会
12月8日(金)

 箕面市で来年2学期から全市立小学校4~6年生の児童にタブレットを1人1台配備について
 債務負担行為(議案可決後、来年1月から契約行為を行うためのいわば「前予算」です)
 教育ICT環境整備事業     6億5496万円
 箕面市は、ITC教育を推進し、来年度から、全校の小学生4年生から6年生の全員にタブレットパソコン配備するとしています。すでに、H29年度は、モデルとして箕面小学校の4年生から6年生で実施してきたとしています。年間約1億6千万円のコストの内、約1億4千万円が国の補助金が6年間、入るとしています。

(報道資料)全市立小学校4~6年生の児童にタブレットを1人1台配備へ~タブレット約6,000台分の補正予算を12月議会に提案します~
  http://www.city.minoh.lg.jp/edu-center/zyouhou/houdouteikyoutablet.html

 ICT教育推進には、教育委員会がいうような、メリットもある以上にデメリットもあります。モデルになった学校をはじめ、教育現場からは、様々な懸念の声、反対の声が出ています。委員会で問題点を質問し、ただしました。「   」は市教育委員会の答弁です。
   
Q、機種はどんなものを検討しているのか?
Q、使うことへの弊害 眼への影響 ブルーライト軽減などの対策がとれているか?
  「今後、機種、ブルーライト対策がされた機種を含め、検討する。」
Q、学力向上の根拠は? 「市の学力テストで結果がでた。数量や図形を書く、表やグラフに表すことの技能が高まった。」
Q、学力が向上を強調するのは、学力テストの成績上げるためか?
Q、タブレットの画面を見ながら児童への指導、操作するだけで子どもの顔を見ない教育になってはいなか?  「モデル校では、話し合いの時間をふやした。」
Q,板書を写す作業が学びに繋がるのでは? 「板書は、従来通り行う。」
  字を手で書くことが減る、検索で終わり、自分で考え問題解決ることが、読書量が減少との指摘がある。
Q、タブレットの使い方や授業への集中などチエックするには教職員の個々の対応が必要で、支援員の配置はするのか?「1年半くらい支援員を配置することを考えているが、体制人数は不明。」
Q,維持管理 休憩時間なども自由に使えるというが、落としたり、ぶつけたり壊れた壊した時はどうする 保守サービスは?維持管理費がはいっているのか?
「交換できる予備の機械の配備や一定の修理代は入っているが、普通の使用以外の修理代は未定。」
Q、子どもたちがゲームなど遊びに使うことにならないか? 「インストールできない規制が入っている。」
Q,ランニングコストにはいっているのか?国の交付金は6年でいくら?「年間1.6億円の内1.4億円が国の交付金で入る。」
Q、職員の声 集約聞いたか? 授業をして活用する教職員が必要性を感じているのか?
   「全ての学校から1名の代表による情報教育研究部会を立ち上げて研究してきた。」

意見 名手
 メリットと合わせて同じくらいデメリットへの対応、対策をとっておくことが必要です。ゲーム、スマホ操作で家では一日中端末をいじっている子もいます、スマホ依存症として指摘されています。その使い方に学校では指導されてきました。その上、学校でまで、タブレット電子機器を使わせる必要があるのでしょう?
 いま学校現場では小学校2年3年生でも学級でアレだすケースが増えているときいていると言われています。幼児からの体を使っての遊びが充分できていない、発達障害とまで言わなくても、発達をおさえた子育てが困難な状況で育つ子も増えているともいわれます。親とのトラブル抱える若い教員も増えているといわれています。
 タブレット、パソコン、電子機器の普及で使うことに慣れてゆくことは必要かもしれないが、機械ではなく、子どもたち一人ひとりの顔をみて、声をかけ、手をかけ指導する生の教育を進めることこそもっと必要ではないか?ICT教育推進の予算は、35人学級など少人数教育こそ必要ではないか?