日本共産党 前箕面市会議員 名手ひろきのブログ

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前箕面市会議員の名手ひろき(宏樹)のブログです。

スポーツ施設マネジメント計画について その6 最終 改めて説明と合意について

2017年11月11日 00時09分00秒 | 市議会
11月 10日(金)
一般質問  日本共産党 名手宏樹 2017年10月10日
 2項目
二、スポーツ施設マネジメント計画について その6

7、改めて説明と合意について、質問します。
 これらの、料金値上げ、改定を体育連盟役員と協会役員だけでなく、利用団体、利用者に詳しく説明してきたのでしょうか?

 <答弁>
  「スポーツ施設マネジメント計画の説明と合意」について、ご答弁いたします。
 先にご答弁いたしましたとおり、体育連盟に対しては、策定過程から丁寧に協議し、合意を得てまいりました。協議の際には、体育連盟加盟の各競技団体から選出された理事の皆さんにも加わっていただいており、加盟する各競技団体等への説明につきましては、体育連盟からの通知とともにこれらの理事を通じて、傘下の競技団体に対してご説明がなされるものと認識しており、すでに、体育連盟からは各加盟協会あて、「スポーツ施設の利用料金の改定等について」文書にて報告されております。
 なお、一般の施設利用者には、市広報紙や市のホームページ、さらには施設への掲示、チラシの配布等により周知を図ってまいります。
 以上でございます。


 再質問 名手:
 体育連盟傘下の競技団体に対する説明は、いまだ十分ではないと感じます。連盟から出されている文書も、単位の各施設利用者団体まで、配付され、説明されているでしょうか?ある協会加盟のチームは、知らないし、説明されていないと言っておられました。協会の役員は、「文書を下すのはこれからだ」という発言もおききしました。対応は「連盟の責任、協会の責任」でということでいいのしょうか?しっかりと利用者の声を聞くべきです。

 ましてや一般の施設利用者は、知り得る手段がありません。確かに、箕面市のHPから「スポーツ施設マネジメント計画」と検索すれば、この計画がすべて読めるようになっています。「体育連盟との合意書」まで公表されています。しかし、改定が検討されていることすら知らない利用者市民のどれだけの市民が、利用者がネットでわざわざ検索して全容を知るのでしょうか?
 答弁でも広報紙や施設の掲示はこれからということです。来年4月からの一次分の値上げまでもう半年です。改定料金の表を紙媒体でわかりやすく、ひろく利用者に公表して意見を受けるべきです。

 先に繰り返し指摘しましたように「改定の料金表」は、体育館、武道館など施設使用料に照明代が加算されていない料金表示になっています。その旨をしっかり理解できるように表示すべきです。一方、他市の近隣類似施設の料金は、照明代が含まれた料金と比較しています。これを並べて表示し「他市施設より安い」では正しく利用者に理解されません。全面的な情報を明らかにして、改めて利用者の意見と声をきくべきです。

 最後に、この、改定案を知らせすると、今回の料金改定が行われると、そのことが契機となって「学校施設の体育館などの料金引き上げや、各種スポーツのつどいの参加費まで引き上げにならないのか」などの不安や懸念の声が広がっています。こうした利用料、参加費にも影響を与えることないかお答えください。


 〈答弁〉
  「体育連盟参加の協議団体に対する説明」についてご答弁いたします。
 体育連盟傘下の全競技団体から理事が参加されている毎月の定例理事会において、計画の進捗状況についてご説明・ご報告するとともに、具体な改修や備品等の購入につ
いても各協会と調整しながら進めています。
 また、今月開催される予定の体育連盟会長会においてもご説明を行う予定としており、市として十分な対応を行っていると認識しています。
 なお、あらためて利用者の意見と声を聞くべきとのことですが、先にご答弁いたしましたとおり、本計画を検討する際に、各施設の利用者のうち2割以上に対してアンケート調査を実施し、回答者の9割の方から「料金は高くなっても施設を良くしてほしい」との回答を得ており、その結果を反映した内容となっています。改定幅につきましても、アンケートの結果よりも低く抑えたものとなっているもので、「利用者の声を聞いていない」とのご指摘は、これまでの丁寧な市の対応を根底から否定されるものであり、心外です。
 一般市民、また体育連盟傘下の競技団体等に参加しておられない利用者への周知につきましては、これから周知を行う計画であり、先にご答弁いたしましたとおり、市広報紙や市ホームページ、施設への掲示、チラシの配布によりきめ細かな周知を図ってまいります。
 また、広く市民や利用者の皆さまに周知、広報を行う場合には、どのような情報をどのような形でお知らせするか、常に細心の心配りをしていますので、マネジメント計画に掲載している改定料金表をこの形のまま広報に使用する予定はありません。広報及び施設での周知においては、よりわかりやすく、より平易な表現でお知らせできるよう工夫を凝らしてまいります。
 なお、「学校施設の体育館などの利用料金引き上げや、各種スポーツのつどいの参加費まで引き上げにならないか」についてですが、これも先にご答弁いたしましたとおり、今回の「スポーツ施設マネジメント計画」は、市立スポーツ施設をより利用しやすい施設とするため、施設や設備の更新サイクルを定めたもので、他施設にこの考え方を適用する考え方はありません。
 また、「つどいの費用」について、現時点で改定の具体的な検討は行っていません。以上でございます。



名手:
 ①アンケートで聞いても、その市民の皆さんに、その結果と改定料金が示されていません。

 ②値上げまでもう半年。このままでは、照明代込みの大幅な値上げで来年4月からなぜこんなに値上げになったのか?来年も上がるのか?と批判の声が広がることが避けられないと思われます。

 ③体育館、武道館など施設使用料「改定の料金表」は、他市、近隣類似団体と同様に照明代が加算された、施設利用料金表にして、その違いが、理解できるように表示すべきです。

 ④HPなどネットだけでなく改定料金の表を紙媒体でわかりやすく、ひろく利用者に公表して改めて意見を受けるべきと述べて一般質問といたします。


スポーツ施設マネジメント計画について 駐車場利用料金の検討 

2017年11月08日 23時08分00秒 | 市議会
11月 8日(水)
一般質問  日本共産党 名手宏樹 2017年10月10日
 2項目
二、スポーツ施設マネジメント計画について その5
6、第2総合運動場の駐車場利用料金の検討について

 箕面市体育連盟と教育委員会の確認書において 「5、第2総合運動場の駐車場利用料金について、今後、乙・教育委員会において検討する」としていますがが、利用者無料を見直す、つまり有料にするということでしょうか?

 <答弁>
 「第二総合運動場の駐車場料金の見直し」について、ご答弁いたします。
 第二総合運動場の駐車場料金につきましては、今回のマネジメント計画に係る体育連盟との協議経過の中で、見直しについてご意見をいただき、議論の俎上に上がったもので、体育連盟との合意にも盛り込むこととなりましたが、マネジメント計画とは切り離して考えることとしており、現時点で方針を決めているものではありません。以上でございます。


名手:
 方針は決めていなくても「市教育委員会に検討をおまかせする」ということで、これまで、施設利用者は、利用の旨を表示して、指定管理者として利用料は無料の扱いをしてきたのに、有料化になれば、施設利用料負担の増加とあわせて、ここでも大幅な利用者負担増には、これまでの多くの利用者を困惑させることになります。


箕面市「スポーツ施設マネジメント計画」 その4 他市の利用料を超えたうえで減免制度も見直すのか? 

2017年11月02日 23時36分00秒 | 市議会
11月 2日(木)
一般質問  日本共産党 名手宏樹 2017年10月10日
 2項目
二、スポーツ施設マネジメント計画について その4
5、体育連盟との減免制度の見直しについて

 「協議の結果、改定額については『近隣類似施設の利用料金を超えない範囲とする』こととし」としていますが、照明代を含めるとすでに「近隣類似施設の利用料金を超えてゆく」のではないでしょうか?   
 このうえで、さらにH32年4月から「体育連盟との減免制度について一部見直すこと」をしようとするのでしょうか?

<答弁>
 「減免制度の見直し」について、ご答弁いたします。減免制度の見直しにつきましては、先にご答弁いたしましたとおり、体育連盟においても、スポーツ環境を良くしたいという思いを共有した上で、施設や設備の整備に対して、利用者として協力いただくという考えに立って減免制度の見直しについてはご理解いただいています。
 決して、市が体育連盟に対し、強硬な姿勢で見直しをお願いしているどころか、体育連盟におかれても、大所高所に立ち、スポーツ施設を利用されるすべての利用者の立場に立ってご議論いただいているものです。
 今後、体育連盟と合意している見直し時期である平成32年4月に向けて、協力して検討を進めてまいります。以上でございます。


 名手:
 照明代を含めるとすでに「協議してきた改定額は、近隣類似施設の利用料金を超え」ていっています。照明代を含めて協議してきたのでしょうか?協議のそもそもの基準が違うのが明らかになったのなら協議をやり直すべきです。


箕面市「スポーツ施設マネジメント計画」 その3 武道館でも照明含め近隣より高く スポーツは権利です

2017年11月01日 23時27分00秒 | 市議会
11月 1日(水)
一般質問  日本共産党 名手宏樹 2017年10月10日
 2項目
二、スポーツ施設マネジメント計画について その3


4、武道館の使用料について
 武道館において、照明代はどうなっているのではないでしょうか?利用料3時間620円に照明代最大で1時間600円×3時間=1800円 合計ではすでに2460円かかっているではないでしょうか?これは豊中のひびきの1800円、吹田市の洗心館1350円をすでに大幅に超えているのではないでしょうか?マネジメント計画でH31年4月には、利用料金が1240円となり、照明代3時間1800円が加われば3040円まで引きあがり、吹田市の洗心館の2.2倍に値上がりするのではないでしょうか?

 <答弁>
 「武道館の利用料」について、ご答弁いたします。議員がご指摘されている利用料等の算出は、利用料と照明代について、全面利用した場合と半面利用した場合とを混在して計算されておりますので、整理してご答弁いたします。
 まず、武道館につきましては半面利用が可能であり、この場合、利用料は3時間で620円、照明代は、半面利用の場合は最小で1時間80円、最大で1時間360円となり、利用料と合算すると最大でも3時間1,700円となり、豊中市武道館「ひびき」よりやや低い料金です。
 なお、先にご答弁いたしましたように、本市の体育施設では必要に応じた照明利用を可能としており、他市よりも低料金でのご利用が可能であると考えます。

 改定料金に関してのお尋ねでございますので、ここで改めて、今回の改定料金の決定に至るまでの検討経過をご説明させていただきます。
 今回の改定料金を検討するにあたって、まず重視したのは、「利用者の納得感」です。利用者の肌感覚で、「これくらいなら出してもいい」と思ってもらえる金額を知るため、「施設の利用料金」ではなく、「ご自分の負担額」、すなわち、例えばチームで行う競技の場合は、施設の利用料金をメンバーの数で割り勘した金額について、どの程度までの値上げなら受け入れられるか、という趣旨のアンケート調査を実施しました。
 アンケートは、体育館、武道館、野球場、テニスコート、グラウンド、トレーニングルーム、会議室のそれぞれにおいて、実利用人数の20%以上の利用者に聞き取り調査を
行い、「スポーツ施設の改修が必要だと思うか」また、「受け入れ可能な1人あたりの改訂額はいくら程度か」という旨のご質問をしました。アンケートでは、回答者の9割が「改修が必要」と答え、受け入れ可能な1人あたりの改定額は、施設によって多少のバラツキがあるものの、比較的高い数値を選んだ方が多い結果となり、この結果は、「利用料が多少高くなってもいいから、改修してほしい」というのが大方の利用者の声であると受け止めました。
 アンケートでは、受け入れ可能な1人あたりの改定額を「10円~30円」「40円~60円」「70円~90円」「100円以上(具体的に)」という形でお聞きし、10円から90円を選んだ方の意向は、「価格帯」としてデータを得ていましたので、例えば「10円~30円」を選んだ方のすべてが「10円」を選んだものと仮定して集計した数値を「低位値」、すべてが「20円」を選んだものと仮定して集計した数値を「中位値」、すべてが「30円」を選んだものと仮定して集計した数値を「高位値」とし、これら3つの値を使用して分析を行いました。
 低位値を採用して料金改定を行った場合、得られる効果額、この場合、効果額とは改定した料金分から得られる財源のことですが、これが年間2,289万円、中位値を採用すると効果額が2,422万円、高位値を採用すると効果額が2,528万円となりますが、今後、施設、設備、備品を定期的に改修・更新していくために必要な経費は年間4,650万円であるため、いずれの場合も、料金改定だけで必要経費を賄うことはできません。
 一方、過去10年間に市がスポーツ施設の修繕・更新に投じてきた費用が平均年間2,350万円でしたので、市がこれまでと同規模の金額を投入すれば、もっとも値上げ幅の低い低位値を採用しても、料金改定で得られる効果額と合わせて必要経費4,650万円をほぼ賄うことができることが導き出されました。
 「低位値を採用する」ということは、受け入れ可能な改定額を「20円でもいい」「30円でもいい」と思っている方も「10円」と回答したものとして集計した結果となりますので、回答の全体傾向よりも低めの値段設定となります。
 このアンケート調査分析の結果から、市として「仮の改定料金(案)」を決め、体育連盟に対して打診しました。
 その後、体育連盟との協議の過程において、改定額については「近隣類似施設の利用料金を超えない範囲とする」こととして、武道館、野球場、グラウンドの料金改定額については、市がお示しした仮の案よりも低く設定することとなり、最終的に、現在の改定料金を決定したものです。
 また、議員のご質問においては、マネジメント計画の全体像には敢えて触れられず、利用料金だけを殊更に取り上げておられますが、計画の全体像は、今回の料金改定で得られる財源をすべてスポーツ施設・設備の改修に還元するとともに、それと同規模の一般財源を毎年施設・設備の更新にかけ続けるスキームであり、料金改定に十分見合ったサービスを提供できると考えています。以上でございます。

 名手:再質問:
 答弁でも、武道館の使用料でも、現行で施設利用料と照明代で最大で3時間1700円で、豊中の「ひびき」の1800円より100円安いだけで、今回の改定が実施されると来年4月から310円の値上、再来年からはさらに310円の値上になりなりますから、豊中の「ひびき」より500円以上高くなります。
 「近隣類似団体の利用料金を超えない範囲とする」としていますが、箕面市では照明代は別料金ですので、合算すれば、近隣類似団体の利用料金を超えてゆくのではないでしょうか?
 マネジメント計画では「今回の利用料改定で得られる財源をすべてスポーツ施設・整備の改修に還元する」としていますが、これまで施設改修や維持は、財政的にも市が全面的に責任をもっていたのではないでしょうか?今回のマネジメント計画では、施設維持の半分しか市は財源的な責任を持たない、半分は、利用者に負担していただくということでしょうか?これまでの「市の立場と違う」、「変えた」ということですね?

〈答弁〉
 「施設改修に関する市の考え方を変更したのか」について、ご答弁いたします。
 市はこれまで、施設改修に対しては、前年度に所有している全ての施設等について、緊急性、安全性を見極めながら、行政評価制度の中で順位付けし進めてまいりました。
 スポーツ施設においても例外ではなく、体育連盟などからの快適性を求める要望に対して、限られた予算の範囲でその全てに対応することはできず、特に利用者の安全確保を優先して緊急性の高いものを中心に最低限の改修をおこなってきましたが、どうしても対症療法的な対応に終始し、利用者の快適性には配慮できない状況でした。
 このことは、長期間にわたって、他市に比較して低廉な料金を維持し、安価でサービスを提供してきた反面、適切な財源を確保してこなかったことにも起因しています。ここ数年、体育連盟からは「料金を値上げしてでも良いから快適に利用できるようにしてほしい」という強い要望が寄せられ、これらの要望を受け、改めて利用しやすい施設にしていくための対策、すなわち、更新スケジュールのルール化や財源負担の考え方を含んだ「箕面市スポーツ施設マネジメント計画」を取りまとめたもので、計画策定につきまして、先にご答弁したとおり、素案の段階から体育連盟と協議を重ねてきたものです。
 市の考え方については、計画をお読みいただければご理解いただけるよう丁寧に記述しているつもりです。以上でございます。


名手:
 スポーツ基本法には「スポーツは、幸福で豊かな生活を営む人々の権利」と位置づけ、「国及び地方公共団体は、国民が身近にスポーツに親しむことができるように<spanstyle="color:red">スポーツ施設の整備、運用の改善、指導者等の配置その他の必要な施策を講ずるよう努めなければならない。」としています。利用料が払うのが困難なため利用できない、制限せざるを得ないでは権利は守れません。