11月20日(水)
18日、19日は
箕面市議会文教常任委員会で行政視察でした。茨城県潮来市、東京都練馬区にお世話になりました。フエイスブックには書きましたが、改めてまとめました。
18日は、朝、まだ暗い、午前6時に箕面を出発しました。
18日は、東京都・品川から千葉県成田経由で、午後、2時、茨城県潮来市に「体力づくりの取り組み」の視察で延方小学校で1年生の体育の授業を見て、説明を受けました。
県の過配体育専門教員と担任教師によるテームテーチングと1学級20数名の少人数学級で体力づくりの授業が進んでいます。体育館での授業でしたが、少々転けでもってへこたれず、元気に大声で走り回り、子ども同士の評価のしあいと感想を出し合い、がんばった子どもに教師の評価で励ます。短い授業でしたが、がんばりと励ましで泣きだす子どももあり、感動的な授業でした。
19日、箕面市議会文教常任委員会の2日目の視察は、東京都練馬区の株式会社・保育所でした。
区役所で担当課から待機児童対策を聞いたあと、JPホールディングス、アスク豊玉中保育園を見学しました。
運営理念では「安全」、「思い出」、「利用者ニーズ」、「職員が楽しく働く」の4点が強調されていました。質問の中では、保育士=社員の給与水準までは突っ込めませんでした。非正規は少ないとのことでしたが、人数体制の詳細は不明でした。保護者会は、運営委員会として、園の運営に参加してもらっているとの説明でしたが、「園が主導で要望を聞く会」のようでした。
この園では保護者が保育室まで入って、検温や送り迎えの支度をするようですが、屋上では洗濯もしてもらえるということで、洗濯紐張ってありました。
120名定員の保育室はこども、保育士、ロッカー、保育遊具で溢れかえり、お散歩帰りで給食、とその後のお昼寝の準備とてんてこ舞いの時間帯の様子でした。
保育の中味は、短時間見ただけでは、十分わかりません。配られた、立派なパンフレットには、福利厚生制度とともに持株会制度の説明がありました。社員が毎月の給与の一部を、口数に応じて積み立て自社の株を購入してゆく制度で、拠出金額に応じて、半額の奨励金を会社が出し、持株主には配当金も出されるということです。
公費・税金としての保育所運営費が、保育事業を通して、会社の利益なり、それで保育以外もふくめ事業を拡大し、個人の、利益に帰ってくるしくみです。JPホールデイングスは、保育事業と関連して、給食請負・Jキッチン、物品販売・Jプランニング、子育て支援・四国保育サービス、英語・体操・リトミック教室研修事業・Jキャスト、コンサルテイング事業の日本保育研究所とグループ化し、全体として日本保育サービスという企業運営をすすめているのがよくわかりました。まさに、地域自治体を窓口にしていますが、保育事業の市場化、「大」企業化です。