日本共産党箕面市会議員 名手ひろきのブログ

日本共産党箕面市会議員の名手ひろき(宏樹)のブログです。

公立幼稚園・公立保育所の新たな運営の在り方の検討について③ 3年保育をしなかった理由?

2017年03月31日 23時58分00秒 | 市議会
3月31日(金)

3月市議会の一般質問で
箕面市ですすめられている
公立幼稚園・公立保育所の
新たな運営の在り方の検討について③
 公立幼稚園の3年保育をしなかった理由?
 9点質問しました。1点ずつ市教育委員会の答弁と合わせてしばらく掲載します。
 なお全文はホームページにもアップしました。
 http://www.eonet.ne.jp/~hirokinate/page031.html#2017年3月新たな運営の在り方

次に
③公立幼稚園の3年保育について質問します。
代表質問への答弁では、
「特に、公立幼稚園においては、園児数の減少が続いており、新年度には、園児数が30人にも満たない園も出てくるなど、子ども達にとって集団教育の場としての機能が十分満たされているとは言いがたい状況もあります。」とのことでした。
・公立幼稚園の3年保育は、保護者や現場の職員も多くの方々がこれまでも求めてきたところです。民間の幼稚園が3年保育を実施してゆく中で、公立だけが2年保育を実施していては入園する子どもが減って定員割れしてくるのは当然ではないでしょうか。さらに、箕面市では子育て応援幼稚園の制度で民間幼稚園には公立とほぼ同じ保育料で入園できるのですからなおさらです。
  ・公立の幼稚園のままで3年保育を実施しない、しなかった理由はなんでしょうか?

答弁(子ども未来創造局)
「公立幼稚園の3年保育」について、ご答弁いたします
 現在、2年保育を実施している幼稚園において、3年保育を実施するには、毎年の運営経費に3年保育分の上乗せが必要となり、その財源確保が課題であったため、この間、公立幼稚園め3年保育は実施していません。
 ちなみに、公立幼稚園4園で3年保育を実施した場合と学校法人で実施した場合の経費を比較すると、学校法人で実施した場合、年間約64百万円、市の財政負担が少ないと試算しています。 以上でございます。


 あくまで、財源、つまりお金の問題だったということですね。交付金でお金が入れば、市の財政負担が少なければ、3年保育を実施するということですね。次に、お金の問題ですが、


箕面市の公立幼稚園・保育所の新たな運営の在り方の検討について②職員の身分は

2017年03月31日 02時31分00秒 | 市議会
3月31日(金)

3月市議会の一般質問で
箕面市ですすめられている
公立幼稚園・公立保育所の
新たな運営の在り方の検討について②

 9点質問しました。1点ずつ市教育委員会の答弁と合わせてしばらく掲載します。
 なお全文はホームページにもアップしました。
 http://www.eonet.ne.jp/~hirokinate/page031.html#2017年3月新たな運営の在り方

次に
②職員の身分について質問します。
 代表質問への答弁では「本市では、公立の稲保育所を平成31年度以降に民営化をすること、公立幼稚園についても1園を民間移管することを既に方針決定しています。しかしながら、平成27年度から開始された子ども・子育て支援新制度のもと就学前教育保育のあり方も変革の時期を迎えており、公立の幼稚園、保育所のあり方も再度検討すべき事項であると考えています。」「現在の公立幼稚園、保育所合わせて8園所を当該法人に移管される」ことによって
  ・幼稚園教諭や保育士など職員は法人職員になるのではないでしょうか?
そして、それは、公務員ではなくなるということではないでしょうか?
  ・また、新たに採用される職員は、法人職員として採用されるということではないでしょうか?
・新たに採用される職員が法人職員なら、やがて教育保育機構の職員は民間法人の職員に入れ替わり、民間法人となってゆくのではないでしょうか?

 答弁(子ども未来創造局):「職員の身分」について、ご答弁いたします。新たな運営の在り方については検討を開始したところであり、現在の幼稚園教諭、保育士等の職員の処遇は変えないことを大前提として課題整理を行っているところです。
 また、現在の職員だけでなく、学校法人において新たに採用する職員についても、あくまで箕面市立の、すなわち公立の学校法人の職員です。以上でございます。


 答弁では、「職員の処遇は変えないことを大前提に課題整理をおこなっている」とのことですので、今まだ整理中で、決まっていないということです。これまでの職員と、その法人として採用された職員との処遇の差が出ないかなども気になるとことですが、課題整理中であるということですので現時点では未定ということで承ります。


傍聴記:2月議会の最終日、与党の議員と議長の品性を疑わせるに十分な珍事が本会議場で起きた

2017年03月30日 22時12分00秒 | 市議会
3月30日(木)
 27日の市議会・本会議に傍聴に来られたSさんが傍聴記を寄せてくださいました。
 最終日の本会議での私の一般質問と今後「代表質問をした議員は、その議会で一般質問をさせないようにする」、こんな議員の発言を封じる行動に議員と議会が動きだすという事件が起きました。今後幹事長会議などでこのルールを議会のルールーとして多数で決めて押し付けようとしています。「発言するのが、質問するのが議員の仕事では?」「議員の、自らの発言を制限するのは議員と議会の自殺行為」ではないでしょうか?市民のみなさんからも声をあげていただきますようにお願いいたします。傍聴者の手記を掲載させていただきます。

2月議会の最終日(3月28日)、
与党の議員と議長の品性を疑わせるに十分な珍事が本会議場で起きた。
 
 この日の議事は前日にし残した一般質問の続き。午前の最後、名手議員は、市立幼稚園4園と市立保育所4所を「市立学校法人」に移管(市立から法人立に)する市長の構想について質問した。
市長の「施政及び予算編成方針演説」(2月20日)で急浮上した公立幼稚園と保育所の「民営化とは違う、新たな運営の在り方」が、代表質問と市長答弁(3月3日)である程度形を表し、文教常任委員会(3月8日)の質疑でスケジュールが明らかになったので、さらに深くただすために名手議員が質問にとりあげたと思われた。
市立幼稚園と市立保育所が市の手から離れることで保育の質が低下しないか、職員の処遇はどうなるのか、保育料がどうなるのかなどを心配する職員や親の気持ちを代弁しての名手質問に対して、担当部長からは「市が法人に関与するから大丈夫」と同じ答弁が繰り返され、ついに「市が法人に強く関与するから大丈夫」に変化した。

 傍聴していて私は、“市が関与しないとこれまでの市立のよさが低下するだろうことを懸念していることを吐露したもの”と感じた。将来、時の市長の政策判断で関与の程度を下げれば、あるいは法人に支出する予算を減らせば、坂道をころがり落ちるようになるだろう、と心配になってきた。

 質問が終わるのを待ちかねたようにある議員から大きな声でヤジが飛んだ。「代表質問した同じ人が一般質問するなんておかしい!議会の品位にかかわる!」という意味のことを何回かヤジっていた。これに対して議長は何も制止しない。見るに見かねた(聞くに聞きかねた)のか、野党の議員が「どこで決めたんや!そんなルールない!」とやりかえした。最初のヤジ議員はさらに「議長、なにかして下さいよ!」という意味のことを(文言はよく覚えていないが)議長に向かって言った。これに対して議長は「わかりました。○○します」(この文言もよく覚えていない)とその議員に約束するような返事をして「この際、暫時休憩します」と休憩宣言をした(ちょうど正午になったこともあって)。
 ヤジ(不規則発言)を制止して正常な議事運営に戻すのが議長の職務であるにも関わらず、制止しないばかりか「身内」議員のヤジに聞き入り、ヤジに応える発言をしたのである。

 法人に移管すれば国2分の1、府4分の1の交付金(年間2億5千万円と試算)が市に入るという。福祉を削減し続けてきた国が金をくれてやることに、何か魂胆があるとみるのが自然だろう。公立幼稚園・保育所を自治体から切り離すのがねらいであることは容易に想像できる。まして全国どこにもまだ他に例がないという法人への移管計画。名手議員がそんな問題意識を持って質問するのは市民に対する責任を果たそうとしているからだ。市長提案になんでも賛成する与党議員には、名手議員の質問は「うるさい」「しつこい」としか聞こえないのだろうか。
3月29日  Sさん


3月箕面市議会 公立幼稚園・公立保育所の新たな運営の在り方の検討について① 9点一般質問

2017年03月29日 22時27分00秒 | 市議会
3月29日(水)
3月市議会の一般質問で

箕面市ですすめられている
公立幼稚園・公立保育所の
新たな運営の在り方の検討について①
 9点質問
しました。1点ずつ市教育委員会の答弁と合わせてしばらく掲載します。なお全文はホームページにもアップしました。
http://www.eonet.ne.jp/~hirokinate/page031.html#2017年3月新たな運営の在り方

①「市立教育保育機構」について
②職員の身分について  
③公立幼稚園の3年保育について  
④国・府の交付金について  
⑤教育・保育の質の向上や活性化について  
⑥「民間ノウハウの活用」について  
⑦「市の関与」について  
⑧「設置者が変わっても公立運営」の根拠について  
⑨デメリットもふくめた関係者への説明について

大綱1項目、9点にわたり質問します。
平成29年度 施政及び予算編成方針で市長は、
 「保育所や幼稚園は、あり方そのものが徐々に変わりつつあります。幼保一元化の流れの中で、本市の公立幼稚園や公立保育所についても、活性化と質の向上を図るため、民営化とは違う、新たな運営の在り方について検討を開始します。」と述べられました。私は、3月3日、代表質問で、「民営化とは違う、新たな運営の在り方」とは何か?と質問しました。同様の質問が相次ぎ、答弁は、先に質問した「川上議員への答弁と同じ」とのことでした。今回の一般質問では、その答弁について改めて質問いたします。

① 1点目に「市立教育保育機構」について 質問します。
 代表質問への答弁では「公立幼稚園、公立保育所の民営化とは違う、新たな運営のあり方」についてですが、現在、検討している新たな公立幼稚園、公立保育所の運営のあり方として、公立の幼稚園、保育所を管理運営する箕面市立の、すなわち公立の学校法人「(仮称)箕面市立教育保育機構」を設立し、現在の公立幼稚園、保育所合わせて8園所を当該法人に移管することについて検討を開始したところです。」とのことでした。
 ・この「市立教育保育機構」とはなんでしょうか?
 ・「市立」と言いながら法人は民間団体、民間法人ではないでしょうか?
 ・府の教育庁の私学課が審査する法人審査により認可される法人であるなら、民間法人ではないでしょうか?
 ・また同様の機構、法人は府内や全国に先例があるのでしょうか?
 ・教育保育機構への移管が進めば、現在の公立保育所や公立幼稚園を規定している、市の条例は廃止されるのでしょうか、公立を規定している条文はなくなることになるのではないでしょうか?

答弁(子ども未来創造局):ただいまの名手議員さんのご質問に対しまして、ご答弁いたします。
 まず、「(仮称)箕面市立教育保育機構とは何か」についてですが、箕面政友会を代表されての川上議員さんの代表質問でご答弁申し上げたとおり、公立幼稚園、公立保育所の新たな運営の在り方として、箕面市が学校法人「(仮称)箕面市立教育保育機構」を設立し、公立幼稚園、公立保育所合わせて8園所を移管することの検討を開始しているところです。
 お尋ねの「民間法人」の概念が明らかではありませんが、当該法人は、学校法人の認可権者である大阪府教育長による認可決定を経て設立するもので、箕面市によって設立する、つまり箕面市立の学校法人であります。
 先例はないか、とのお尋ねについては、群馬県太田市や東京都葛飾区などで、当該自治体が出資する「公私協力方式」による学校の設置例が複数あり、千葉県や千葉市からの出資で幼稚園を設置している例もあります。ただし、現在、本市が検討を開始しているのとまったく同様の学校法人は、全国に例はないと認識しています。
 また、検討を開始した学校法人への移管が進めば、箕面市幼稚園条例、箕面市保育所条例及び施行規則等は廃止し、箕面市立の学校法人による運営となります。以上でございます。



「公立の学校法人」という例はないとのことですので、これが認められるのか、不安が広がります。
「市立の学校法人であるが、市幼稚園条例や市保育所条例、施行規則は廃止される」ということですので「公立幼稚園、公立保育所の廃止し、学校法人となる」ということです。公立としての運営が守られるか不明です。
①への再質問 
 ・この条例の廃止で、新たにできる箕面市立教育・保育機構は、箕面市からやはり離れるから民間の学校法人でないでしょうか?
 ・市の予算書にある公立の幼稚園費、公立の保育費はどうなるのでしょうか?なくなるのでしょうか?
 ・また、学校法人の教育保育機構になることによって、その教育・保育内容については法人内の議論、法人内の理事会で議論されるようになるということではないでしょうか?
 ・保育内容も民間の機構内の判断によって決められてゆくことになるのではないでしょうか?

答弁(子ども未来創造局):「(仮称)箕面市立教育保育機構」について、ご答弁いたします。
 まず、「箕面市から離れる民問の法人ではないか」とのお尋ねですが、箕面市から「離れる」の趣旨が不明ですが、箕面市によって設立する、つまり箕面市立、すなわち公立の学校法人です。
 次に、予算書についてですが、学校法人へ移管となれば、予算書の科目の変更も考えられますが、市立の学校法人として、これまでどおり保育所・幼稚園の運営を安定的に行えるよう、市として予算の支出を想定しています。
 次に、『学校法人の教育機構になるのか』についてですが、(仮称)箕面市立教育保育機構は箕面市が設立する学校法人の仮の名称です。      
 次に、教育・保育内容についてですが、箕面市立の学校法人において、箕面市の関与のもと、公立の良さを活かしながら、充実を図っていきたいと考えています。以上でございます。


 答弁は、あくまで、「市立、公立の学校法人」とのお答えですが、「市議会に示される予算の科目は、学校法人への予算支出にかわる」。市としての予算の支出は「想定している」ということであって「今まだ考えている」との答弁にとどまっています。これでは、新しい法人の予算と教育内容は、議会にもすべて公表され、市民的にも議論され、予算も増額されて、市と教育委員会が責任をもって運営されるかどうかも定かではありません。続く・・・・



箕面市が進めようとしている「民営化とは違う、新たな運営の在り方」について

2017年03月16日 18時16分00秒 | 市議会
3月16日(木)
 箕面市が進めようとしている「民営化とは違う、新たな運営の在り方」について、8日、文教常任委員会での子ども未来創造局の答弁について、「不十分」とのご意見をいただきましたので、訂正してお知らせします。

 私学課とは二度ほど実際協議、私学審がクリアできれば、
 この学校法人に向けて事務手続等々は粛々とさせていただきます


 8日の文教常任委員会では、「すでに、大阪府の私学課が設置する法人認可の審議会に認可の選考のための協議をおこなっている。私学審を通していただけることにまず全力で取り組み、クリアできれば、この学校法人に向けて事務手続等々を粛々としてゆく」ことなども明らかになっています。
  → この部分の子ども未来創造局の答弁の趣旨・要旨は下記の通りです。

「この学校法人の話なんですけれども、私どもとしても、まだ検討を開始したところで、これからというところなんですけれども、やはり、現在、大阪府の私学課がこれ窓口になります。私学課とは二度ほど実際協議にいかせていただいている中で、今いろいろと話題になっている私学審議会がこの認可のいろいろな検討をされるということで、やはり私学課のほうはこの私学審議会、なかなかこのスキームが全国的にもあまり例のないスキームなので、私学審議会をいかに通したらいいのかなと、私学課はすごく前向きに今考えてくれてまして、どういうふうに通したらいいかなという相談をこれからしていきましょうということで、すごく協力的に取り組んでいただこうとしています。
 今ちょっとお忙しいようですけれども、今後、新年度に入りましたら、とにかくこれができるのかどうか、私学審が通していただけるのかどうかということをまず全力で取り組ませていただいて、それをクリアできれば、この学校法人に向けて事務手続等々は私どものほうで粛々とさせていただきますが、保護者の方への説明、それからおっしゃった市内の私立幼稚園連盟をはじめとした私立幼稚園、民間保育所への説明等々、加えまして、やはりまだこの学校法人になったときに職員の処遇がどうなるかということを、今人事と検討を始めております。
 やはり、職員が一番不安になる部分でもありますので、園所長のほうにはもう説明をしておるんですが、職員のほうにもこの間の代表質問の質疑を受けて、まずは情報提供をする中で、まず職員が安定して学校法人になっても勤務できるように、安心して勤務できるように、それを人事室のほうと十分詰めて学校法人がかなうのであれば、その辺もきっちりとしながら、ただ、2年という時間の中でなし遂げたいというふうに、まずは目標設定をしておりますので、その中で丁寧に1個1個進めていきたいなというふうに思っております。
 本当に、この財源が確保できれば、先ほどおっしゃっていただいたような英語の教育等々も含めて、子どもたちにとっても充実した園所生活がおくれるというふうにも思いますし、箕面市の少し大げさに言えば就学前教育、保育のすごく中心となって、ほかの民間さんに怒られるかもわかりませんけれど、民間の保育所、幼稚園さんにもいろいろなことを提供できる学校法人になり得るんではないかなというふうに少し夢かもしれませんが思っておりますので、2年をかけて全力で取り組んでいきたいというふうに思っておりますので、よろしくお願いいたします。」